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タンブラーは、渡す相手の名前を入れられる贈り物です。名前と日付が入れば、同じものが二つとない一つになります。
だから、還暦や退職、卒業のように日付のある日に渡すものとして選ばれています。決めるのは、名前の入れ方と、彫る中身。この二つで、注文してから届くまでの日数まで変わります。
そのうえで、注ぐものに合わせて容量を決めます。缶ビールを空けるのか、コーヒーを一杯入れるのかで、選ぶ大きさが違います。
光で焼くもの、砂で削るもの、色を乗せて刷るもの。入れ方は三通りあります。どれも商品ページに書かれているので、注文の前に見分けられます。
レーザーを当てて、表面の色を変える入れ方です。細かい線や、写真から起こした図も出せます。工程が少ないので、図が決まればその日のうちに彫れる店もあります。
「即日発送」と書かれているものは、この入れ方です。渡す日が近いなら、ここから選ぶことになります。
図の形に型を作り、細かい砂を吹き付けて表面を削ります。同じ強さで当てるので、線の太さも濃さもそろい、削れた面が白く浮きます。
型を作る手間があるぶん、日数がかかります。渡す日まで二週間ほど見ておけば、こちらも選べます。
彫らずに、表面へ色を乗せる入れ方です。写真も、複数の色を使った図もそのまま入ります。
ただし、表面に乗っているだけなので、洗ううちにこすれて薄くなります。毎日洗うものに入れるなら、彫るほうが残ります。
外側に色を塗ったタンブラーを彫ると、塗料が飛んで、下のステンレスの銀色が出ます。濃い色のものほど、文字がはっきり見えます。
塗っていないステンレスに彫ると、銀色の中に、少し曇った銀色で文字が残ります。遠目には目立ちません。落ち着いた見え方にしたいなら、こちらです。
その人の名前が入るので、間違えても取り替えてもらえません。名前の字、日付の並び、本体の色。注文の前に、その三つを声に出して読み上げるくらいでちょうどです。
送り主の名前を入れるかどうかも決めます。入れると、誰からもらったかが毎日目に入ります。近しい相手なら喜ばれますが、職場の相手だと使う場所を選ばせることになります。
還暦、古希、喜寿、退職、卒業、結婚。タンブラーが選ばれるのは、こうした一度きりの日です。日付を入れておけば、あとから見て、いつのものかが分かります。
還暦は赤です。暦が一巡して生まれた年に戻る、という数え方から来ていて、赤には魔除けの意味もあります。七十歳の古希と、七十七歳の喜寿は紫です。
ただし、名入れの品を扱う店の調べでは、色に合わせて選ぶ人は六割ほどで、残りは本人の好みで選んでいます。赤や紫を使わない相手だと分かっているなら、そちらが優先です。
長く勤めた最後の日、学校を出る日。その日付が入っていると、机に置いたときに毎回目に入ります。
職場から複数人で渡すなら、送り主は連名にするか、部署の名前にします。一人ずつの名前を並べると、彫れる幅を越えます。
同じものが二つ入って、箱に収まっているものがあります。二人の名前をそれぞれに入れて渡す形です。桐の箱に入っているものなら、包み直さずに手渡しできます。
同じ形の二つを、色だけ分けておくやり方もあります。洗って伏せてあるときでも、どちらが自分のものか一目で分かります。
毎年何かを渡している相手には、去年と違うものを探すことになります。名前と年の入ったタンブラーなら、去年渡したものと中身が重なりません。
同じ形のものが二つ三つ並んでも、入っている年がそれぞれ違います。並べて置いてあるのを見れば、何年ぶんかがそのまま分かります。
注ぐものが決まっているなら、そこから大きさが出ます。缶の中身を移すのか、コーヒーを一杯入れるのか。同じタンブラーでも、合う大きさが違います。
350mlの缶を移すなら、420mlほどの容量が要ります。注ぐと泡が上に立つので、缶と同じ容量では入りきりません。
500mlの缶を空ける相手なら、600mlほどです。一本を一度に移せると、缶を横に置いたままにせずに済みます。注ぎ足す手間も減ります。
マグカップ一杯がおよそ350mlです。泡が立たないので、こちらは同じ容量で足ります。一杯を入れて、ぬるくなる前に飲みきる大きさになります。
机で少しずつ飲む相手なら、450mlから600mlのほうが合います。一度入れれば、注ぎ直さずに午前中が終わります。
900mlを超えるものも並んでいます。車に置いて、運転の合間に飲むために作られたものです。
机の上で使う相手に渡すと、書類の横で幅を取ります。毎日持ち歩く相手なら、かばんの中で立つかどうかが先に来ます。
200ml台のものもあります。一杯ずつ入れて、そのつど飲みきる使い方に合います。
年を重ねた相手に渡すなら、中身の入った重さも見ておくところです。大きいものは、満たすとそれだけで重くなります。片手で持ち上げる回数の多いものなので、軽いほうが手に残りません。
外へ持ち出すものなので、名前は人目に触れます。職場で使う相手なら、名字だけにしておくと、人前でも目立ちません。
家で使う相手なら、そこは気になりません。どこで使うかが分かっているときに、彫るほうが確かです。分からないなら、名前を入れずに渡す形もあります。
彫ったものは消えません。表面を削っているので、こすっても、食洗機に入れても残ります。
色を乗せて刷ったものは、洗ううちに薄くなります。多色の図や写真を入れられるのはこちらですが、毎日洗う相手に渡すなら、彫るほうを選ぶことになります。
名前の入れ方、彫る中身、そして容量。この三つで、注文するものが決まります。
入れ方は、仕上がりと日数に出ます。光で焼くものは早く、細かい図も出せます。砂で削るものは線の太さがそろいますが、型を作るぶん二週間ほどかかります。色を乗せて刷るものは多色が入る代わりに、洗ううちに薄くなります。
彫る中身は、渡す日で決まります。還暦は赤、古希と喜寿は紫。色に合わせない人も四割ほどいるので、好みが分かっているならそちらです。退職や卒業なら、その日付が主役になります。
容量は、相手が注ぐものからです。350mlの缶なら420ml、500mlの缶なら600ml。泡の分だけ余りが要ります。コーヒーは泡が立たないので、一杯ぶんの350ml前後で足ります。
**このジャンルは、名前を入れて渡すためのものです。
還暦の祝いなら、赤いものに名前と日付を彫って、350mlの缶がそのまま入る420ml前後を。退職の日に職場から渡すなら、部署の名前を入れた450ml前後のものが、次の机でも使ってもらえます。
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