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気になってはいるけれど、自分のためには買わない。美顔器は、そういう買い物の代表格です。無くても手入れは続けられますし、買ってから使わなくなったら、と考えると手が止まります。人からもらってはじめて洗面所に置かれる、という道具です。
すでに何か持っている相手でも、渡すものが重なりません。顔に当てるものは、当てる場所と仕組みで役目が分かれているからです。毛穴を洗う道具を持っている人に、フェイスラインに当てる道具を渡しても、出番がぶつかりません。
選ぶときに最初に決まるのは、相手がどこを気にしているかです。鼻の毛穴なのか、顔の輪郭なのか、目のまわりなのか、頭皮なのか。場所が決まれば、仕組みも決まります。
その仕組みの違いを押さえたら、次にジェルが要るかどうかを確かめ、最後に毎日の動線に入る形かを見る。この順で進めば、渡す一つが決まります。
超音波美顔器という名前で並んでいるものは、超音波のものだけではありません。仕組みごとに当てる場所も使い方も違うので、名前ではなく仕組みのほうを読むところです。
ウォーターピーリングと呼ばれるものは、超音波の振動で水をミスト状に弾き飛ばし、その勢いで汚れを浮かせて洗い流しやすくする道具です。ヘラのような先を、濡らした肌に当てて使います。
浮いた汚れが先端に付くので、使った手応えが目に見えます。鼻の黒ずみや小鼻のざらつきを口にしたことのある相手には、この形が入り口になります。
ただし、この道具が扱うのは、角栓や皮脂によるざらつきまでです。たるんで開いた毛穴、色素沈着、ニキビ跡のへこみを治療するものではありません。そこを期待して渡すと、届いたあとで食い違います。
EMSは、微弱な電流を流して表情筋を収縮させる仕組みです。顔の輪郭やあごの下を気にしている相手に向けて作られています。電気を流すので刺激の感じ方に差が出ますが、強さを段階で選べるものなら、そこは相手が自分で合わせられます。
RFはラジオ波とも書かれていて、高周波の電気で肌の内側を温める仕組みです。温かさそのものが心地よいので、当てている時間が苦になりにくい形です。
この二つは狙っているところが違います。商品名にEMSとRFが並んでいるものは、両方の仕組みを一台に入れてあります。
光を当てるLEDが付いたもの、毛穴を吸うもの、頭皮に当てる電気ブラシの形をしたものも、同じ並びに入っています。RFの機器にEMSやLEDを組み合わせた多機能のものも増えています。
顔に着けるマスクの形をしたものもあります。着けているあいだ両手が空くので、ほかのことをしながら当てられるのがこの形の取り柄です。
機能が増えるほど、切り替えの操作を覚えることになります。機械を触るのが好きな相手なら幅のあるものが生きますし、そうでないなら、できることの少ないほうが素直に使われます。
美顔器には、専用のジェルを塗ってから使うものがあります。本体だけ渡しても始められない場合があるので、注文の前に見ておくところです。
美顔器用のジェルは、肌への摩擦を減らして、機器をすべらせやすくするために使います。乾いた肌に直接当てると引っかかるので、あいだに挟むものが要ります。
本体ではなくジェルだけを売っているものも並んでいます。すでに本体を持っている相手には、この形が渡せます。使えば減るものなので、確実に出番が来ます。
EMSのものは、油分が混じると電気の通り道がふさがれます。オイルフリーと書かれたジェルを選ぶことになるのは、そのためです。
超音波のものには、気泡が入りにくい、水分の多いジェルが向きます。RFのものには、温めているあいだに乾かないよう、保湿力の高いジェルです。
つまり、ジェルだけを渡すなら、相手がどの仕組みの本体を使っているかまで知っていることが条件になります。分からないなら、本体とジェルが一組になったものです。
普段使っている化粧水や乳液で代用できる機器もあれば、専用のものが前提の機器もあります。どちらなのかは、その機器の説明に書かれています。
商品名に「水だけ」と書かれているものなら、水道水で使えます。ジェルを買い足す手間が要らないので、手入れの習慣がまだない相手にも渡せます。
専用のジェルが前提の機器だと、なくなったときに相手が買い足すことになります。相手がそこまでする人かどうかは、渡す前に思い浮かべておけます。
家庭用の美顔器は、続けて使うことが前提の道具です。相手の毎日の中に置ける形かどうかが、そのまま使われるかどうかになります。
充電して使うコードレスのものなら、差し込み口の近くに座る必要がありません。洗面所でも、寝る前の部屋でも、同じように使えます。
防水と書かれているものなら、風呂で使えます。湯につかっている時間をそのまま当てられるので、別に時間を取らずに済みます。書かれていないものを水回りで使うと故障のもとになるので、渡す前に表記を見ておけます。
保証の年数を掲げているものもあります。電気を使い、水回りでも使う道具なので、あとから相談できる先が残っているかどうかは、長く使ってほしいなら効いてきます。
手に持って顔に当てる道具は、腕を上げたままの姿勢が続きます。70グラムほどのものなら腕が疲れませんが、重くなるほど、当てている時間より先に腕が音を上げます。
顔に着けるマスクの形なら、重さは顔とバンドが受けます。手で持ち続ける必要がないので、時間の取れない相手にはこちらが現実的です。
重さの数字は商品名や仕様に出ています。毎日使ってほしい相手ほど、この数字が効いてきます。
鼻の毛穴だけ、目のまわりだけ、頭皮だけ、と場所を絞ったものがあります。できることが少ないぶん、迷わずに使えます。
相手が気にしている場所を聞けているなら、絞ったもののほうが素直に届きます。聞けていないなら、幅のある多機能のものです。どこを気にしていても、そのうちのどれかが当たります。
顔全体の手入れを掲げたものは、機能が多いぶん、いつ何を使うかを自分で決められる相手向きです。すでに手入れを習慣にしている相手なら、こちらが生きます。
肌の調子によっては使えない日がある道具です。赤みや乾燥、炎症があるときは使わないことになっていますし、炎症を起こしやすい肌や、極度に乾燥している肌の人は、使うときに注意が要るとされています。
相手の肌の状態は、外からは分かりません。渡してから使える日を待つ形になるので、その相手にとって出番のある道具かどうかは、聞ける間柄でなければ読めないところです。肌のことを話したことがある相手なら、そのまま聞くのがいちばん確かです。
聞けないなら、肌に電気や振動を当てないものへ移すという手があります。塗るだけのジェルや化粧品なら、その日の肌に合わせて相手が量を加減できます。同じ美容の贈り物でも、渡したあとの調節が相手の手に残ります。
仕組み、ジェルが要るかどうか、毎日の動線に入る形か。この順に当てていくと、渡す一つが残ります。
仕組みは、相手が気にしている場所から決まります。鼻の毛穴や小鼻のざらつきなら、超音波で水を弾き飛ばすウォーターピーリング。顔の輪郭やあごの下ならEMS、温かさのほうが続きそうならRF。場所を聞けていないときだけ、それらを一台に重ねた多機能のものへ寄せます。
ジェルは、本体だけで始められるかどうかを分けます。「水だけ」と書かれているものなら買い足しが要りません。専用のジェルが前提のものは、その一手間まで含めて渡すことになります。
動線に入るかどうかでは、コードレスと防水、そして重さです。腕を上げて持つ道具なので、軽いほど続きます。時間の取れない相手には、着けているあいだ手がふさがらないマスクの形が向きます。
鼻の黒ずみを口にしたことのある相手には、水だけで使える軽いウォーターピーリングを選べます。顔の輪郭を気にしている相手には、EMSの入ったものを、防水のものから。すでに本体を持っている相手には、その仕組みに合ったジェルを渡せます。手応えが目に見える道具ほど、二回目を使う日が早く来ます。
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