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顔まわりの道具は、自分のためには後回しにしがちです。無ければ無いで済ませてしまうので、古いものをそのまま使っている人も多いところ。
ただし、この名前の下には性質のまったく違うものが混じっています。転がして肌をなでるものと、細かい針が並んでいて、肌に小さな傷をつけるものです。
見分けるのは商品名の言葉です。「ダーマローラー」「マイクロニードル」と入っていれば、針のあるほう。相手がその手入れごと引き受けるつもりかどうかから決まります。
金属やプラスチックの玉が付いていて、顔の上を転がす形のものです。商品名には「Y字型」「3D」「ミニ」と書かれます。Y字型は二つの玉が向かい合っていて、頬や顎の線をはさみながら動かせる形。3Dと書かれたものは玉が三つ以上並んでいて、当たる面が広くなります。
肌に触れるのは丸い面だけなので、刺さるところはありません。押しつける強さも、手のほうで決まります。道具が何かをするというより、手の動きを助ける形です。
「ダーマローラー」「マイクロニードルローラー」と書かれたものは、別の道具です。ローラーの面に細かい針がびっしり並んでいて、転がすと肌の表層に小さな傷ができます。「ダーマペン」「ダーマスタンプ」と書かれたものも、ローラーではありませんが同じく針を使う側です。
商品名に「医療機器」と書かれているものもあります。玉を転がすものと同じ並びに出てくるので、名前の中に「ダーマ」「マイクロニードル」の語があるかどうかが手がかりです。
針のものには、0.25mm、0.3mm、0.5mm、1.0mmと長さが並びます。数字が小さいほど浅く、痛みも少ないとされていて、自分で始める人にはこの短い側が勧められています。長くなるほど深く入り、そのぶん刺激が強くなります。
1mmを超えるものは専門の人が扱う範囲とされ、家庭で使うものからは外れていきます。商品名に「頭皮用」と添えて1mmを掲げているものもあり、当てる場所によって長さを変える形です。一つの商品名の中に複数の長さが並んでいるのも、そのためです。
玉を転がすものの中に、電気を流しているものがあります。「マイクロカレント」「微弱電流」と書かれたものがそれで、流れているのはマイクロアンペア単位の非常に弱い電流です。ミリアンペアの1000分の1にあたる単位になります。
「EMS」「低周波」「ラジオ波」と書かれた電動のものもあり、こちらは強さを選べたり、当てているあいだ振動したりします。針の有無とは別に、電気を流すかどうかという線がもう一本入っている、ということです。
針の付いたローラーは、使う前と使ったあとに洗浄と消毒が要ります。針が細いのでブラシでこすると折れてしまい、汚れをこすり落とすことができません。前に使ったときの皮脂やほこりが針の根元に残っていても、目では見えないままになります。
消毒の方法は、製品によって指示が違います。高い濃度のアルコールに浸すよう案内しているものもあれば、アルコールは使わずに専用の液を吹き付けるよう指定しているものもある。どちらでもよいわけではないので、その商品の説明どおりに扱う必要があります。
針が肌に入る道具なので、一本を二人で使うという形が取れません。玉を転がすだけのローラーなら、洗って次の人に渡せます。そこが大きく違うところです。
つまり、渡す相手が一人に定まります。家に一本あれば足りる道具ではないので、すでに使っている人がいる家でも、別の人へ渡すなら別の一本になる。玉を転がすものとは、この点でも扱いが変わります。
針の道具は、どの長さを使うか、どのくらいの間をあけて当てるかを、本人が決めて始めるものです。そこへ外から渡すと、消毒の手順まで含めて引き受けてもらうことになります。
相手がすでに使っていて、替えを探している。あるいは、話の中でその名前が出たことがある。そういう手がかりがあるときだけ、選択肢に入ります。手がかりが無いなら、玉を転がす側から選ぶほうが無理がありません。
Y字型は、二つの玉が向かい合って付いている形です。頬や顎の線をはさんで動かせるので、輪郭に沿わせやすくなっています。ミニと書かれた小さいものは、目のまわりのように狭いところへ届きます。
玉が三つ以上並んだものは、一度に当たる面が広くなります。腕や脚のように面積のあるところなら、同じ回数で広く動かせる。商品名に「全身用」「ボディ」と入っているのは、たいていこの形です。顔だけに使うのか、体まで使うのかで選ぶ形が変わります。
電気を流さない普通のローラーには、電源そのものがありません。手で転がすだけなので、置き場所も選ばず、使い方の説明もほとんど要りません。
「充電不要」と書かれたものは、電気を流すのに電池を使わない形です。柄に組み込んだソーラーパネルが光を受けて電流を作るので、明るいところで使う前提になります。電動のものは充電して使うため、切れれば止まる。相手が充電をこまめにする人かどうかで、置きっぱなしになるかが変わってきます。
「防水」「生活防水」と書かれたものは、水のかかる場所で使えます。ただし、この二つは耐える程度が違います。浴室で湯に濡れながら使ってほしいなら、どちらの書き方かまで見ておきたいところ。
書かれていないものは、洗面所や部屋で使うことになります。ソーラーパネルのものは光を受ける必要があるので、置き場所を暗いところにしないという条件も付きます。どこで使ってもらうかを思い浮かべると、形と電源が同時に絞れます。
かっさは板の形をしていて、転がすのではなく肌の上をすべらせます。玉が回らないので、当たる角度も動く向きも手のほうで決まります。頭皮まで届く形のものや、先の細いペン型のものもあります。
ローラー鍼は、先の丸い突起が並んだ道具です。名前に鍼と入っていますが、肌を刺すのではなく、押し当てて転がす形です。針の並んだダーマローラーとは別のものです。名前だけでは紛れるので、こちらは商品ページの写真で先の形を見ておきたいところです。
相手が道具を増やしたくない人なら、電気を流さないほうです。手で転がすだけなので、充電も光も要らず、説明もほとんど要りません。壊れる部分が少ないぶん、長く置いておけます。
電気を流すものは、そこに一手間が加わります。ソーラーのものは明るい場所で使う前提になり、電動のものは充電を切らさないことが要る。相手がすでに美容の家電を使っているなら、そこは負担になりません。使っていないなら、まず電気の要らない側からのほうが動きます。
同じ「美顔ローラー」の下に、玉を転がすものと、針の並んだものがあります。後者は転がすと肌の表層に小さな傷ができる道具で、写真では紛れます。商品名に「ダーマ」の付いたものがそちらです。
針のものは、手入れまで引き受けてもらうことになります。針が細くてこすり洗いができず、消毒の指示も製品ごとに違う。針が肌に入る道具なので、家族のあいだでも一本を分け合えません。
玉を転がすものは、形と電源で分かれます。Y字型は輪郭に沿わせやすく、玉の多いものは面で当たる。電気を流さないものは充電も光も要らず、「充電不要」はソーラーパネルが光で電流を作る形、電動のものは充電して使います。
相手が針の道具を使っていると分かっていないなら、玉を転がす側から。Y字型で電気を流さないものなら、置いておくだけで使えます。針のものは、相手がすでに使っていて替えを探しているときだけにします。
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