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# グリル鍋
コンセントにつないで、卓の上で煮たり焼いたりできる鍋です。作りながら食べられるので、台所と食卓を行ったり来たりしなくて済みます。鍋を囲む日はもちろん、普段の夕食でも卓の真ん中に置いておける道具です。
分かれ目は深さです。同じ形の道具にホットプレートがありますが、あちらは平たい鉄板で焼くためのもの。グリル鍋には深さがあるので、汁のあるものが作れます。焼くだけでよいのか、煮るところまで任せたいのかで、選ぶものが変わります。
もう一つは、囲む人数です。一人か二人の食卓に置くものと、家族で鍋を囲むものとでは、必要な大きさがまるで違います。贈る相手の食卓に何人が座るかを思い出してから見ると、候補がすぐに絞れます。
グリル鍋とホットプレートは似た顔をしていますが、作れるものが違います。その違いは、ほとんど深さから来ています。
ホットプレートの深さは3センチほど。焼き肉や焼きそば、お好み焼きのように、鉄板の上で焼くための形です。
グリル鍋は5センチを超える深さがあり、鍋の形をしています。汁を張れるので、すき焼き、おでん、ポトフ、蒸し料理まで一台で回せます。焼くだけの道具ではなく、煮る道具として渡せるのがグリル鍋のほうです。
いまは付属のプレートを交換できる機種が多くなっています。浅い焼き物用のプレートが付いていれば、ホットプレートとほとんど同じ使い方ができます。
焼き肉用のプレートには溝が切ってあり、焼いている途中の脂がそこへ落ちます。溝の無い平らな面で焼くより、脂っこさが残りにくくなります。焼く場面の多い家に渡すなら、付属にこれが入っているかどうかを見ておく価値があります。
付属が増えるほど、洗う物としまう場所も増えます。何でもできる一台にするか、鍋として使う一枚だけにするかは、相手の台所の広さで決まります。
細かく温度を変えられる機種では、80度あたりから230度あたりまで調節できます。低いほうへ振れば、煮えたものをそのまま温かく保つ使い方ができます。
卓の上で長く食べる料理ほど、この幅が生きます。鍋を囲む時間の長い家や、家族の帰る時間がばらばらな家には、温めたまま置いておける機種が向きます。
消費電力は650ワットほどのものから、1200ワットを超えるものまで幅があります。同じ大きさで比べたとき、数字の大きいほうが設定した温度まで早く上がり、途中で食材を足したあとの戻りも早くなります。
小さい鍋に大きなワット数は要りません。一人か二人で使うものなら、控えめな数字でも困りません。人数の多い家に渡すなら、ワット数は大きいほうへ寄せておくと、卓の上で待たされずに済みます。
容量は、そのまま卓を囲める人数に効きます。ここが合っていれば毎日の道具になり、外すと戸棚から出てこない道具になります。
直径20センチほどのものが、一人分から二人分を作る大きさです。ラーメン一杯、夜食の煮込み、蒸し野菜。台所に立たずに、卓の上で一食が仕上がります。
ひとり暮らしの相手に大きなものを渡すと、出すこと自体が手間になって使われません。小さいほうが、毎日の道具になります。
満水で3リットルほど入るものになると、三人から四人で鍋を囲めます。しゃぶしゃぶやおでんのように、食べながら足していく料理は、この大きさから成り立ちます。
大きいものは重く、置き場所も取ります。相手の家に、卓の上と戸棚の両方に空きがありそうか。そこが読めないなら、無理に大きいほうへ寄せないほうが無難です。
卓の真ん中に置く道具なので、皿を並べる場所が残るかどうかが分かれ目になります。丸いもの、角のあるもの、取っ手の張り出したもので、卓を占める面積は変わります。
コードの長さも見ておく項目です。食卓の近くに差し込み口が無い家では、届かないという理由だけで出番が減ります。相手の部屋の作りを知らないなら、コードの長い機種のほうが無難です。
鍋物に向けて作られた機種には、満水の位置を示す目盛りが付いているものがあります。どこまで入れてよいかが見えるので、汁の多い料理をあまり作らない相手でも手が止まりません。
これから料理を始める相手や、暮らしを始めたばかりの相手に渡すなら、こういう目印のあるものが親切です。
食べ物を作る道具なので、手入れの手軽さがそのまま出番の多さに出ます。ここは商品ごとにはっきり分かれます。
鍋やプレートを本体から外せる機種なら、洗剤を付けて流しで洗えます。外れないものは、汚れをふき取るだけになります。
外して洗えるのは鍋やプレートまでで、電気の来る本体はどの機種でも水に浸けられません。丸ごと洗える道具ではないと分かったうえで、洗える部分がどこまでかを見ることになります。
毎日使ってもらうつもりなら、外せるほうへ。片づけが流しで終わるかどうかで、次に出す気になるかが変わります。
内側にフッ素の加工がしてあるものは、すべりがよく、焦げ付きにくくなります。煮る料理と焼く料理を一台で回すなら、ここは大きな差になります。
金属のへらを使うと加工に傷が付きます。木や竹のへらを添えて渡すという手もあります。本体だけで完結させず、使い始めの一式にしてしまう渡し方です。
引っ越しや進学で暮らしが変わったばかりの相手には、火を使わずに一食を作れる道具が効きます。台所が狭くても、卓の上で完結します。
渡す時期には目安があります。家に招かれた日に持って行くのが基本。都合が合わないなら、引っ越しから半月ほどたったころから一か月のうちに。引っ越しの直前と直後は片づけで慌ただしいので、そこは外します。
すでに土鍋やカセットこんろを持っている家でも、卓の上で温度を変えられる道具は別に使われます。台所と食卓を往復しなくてよくなるので、作る人が席に着いたまま食べられます。
食べる時間がずれる家には、低いほうへ温度を落とせる機種が向きます。先に食べ終わった人が席を立っても、あとから帰った人が温かいものを食べられます。卓の上に一台あるだけで、家族の食事の時間が縛られなくなります。
深い鍋だけの機種なら重なりません。平たい鉄板では汁のあるものが作れず、深い鍋では焼きそばを広げて焼くのが難しいからです。片方では届かない料理が、それぞれにあります。
重なるのは、焼き物用のプレートが付いた機種を選んだときです。この形は一台で焼きと煮を兼ねられるぶん、相手のホットプレートの出番を奪います。相手がすでに大きなホットプレートを気に入って使っているなら、プレートの付かない鍋の形に寄せておくほうが、二台の使い分けがはっきりします。
置き場所も同じ考え方です。台所や戸棚に余裕のなさそうな家なら、兼ねられる一台のほうが親切になります。
深さから決めます。3センチほどの平たい鉄板は焼くための道具、5センチを超える深さがあるものは煮る道具です。すき焼き、おでん、蒸し料理まで任せたいなら深いほうへ。焼き物も兼ねたいなら、浅いプレートが付属する機種を選べば一台で足ります。
次に容量です。直径20センチ前後のものは、一人分から二人分。満水3リットル級になると、家族で鍋を囲む大きさに届きます。使う人数より大きいものを渡すと、重さと置き場所が理由で出番が減ります。大きさは、相手の食卓に何人が座るかで決まります。
温度の幅とワット数は、使う場面に出ます。80度あたりまで下げられるものは、煮えたあとを温かいまま置いておけるので、家族の帰りがばらばらな家に向きます。ワット数の大きいものは早く温まり、食材を足したあとの戻りも早くなります。
手入れも見ておくところです。鍋やプレートを本体から外せるものは流しで洗えます。内側にフッ素の加工があれば焦げ付きにくく、片づけも早く終わります。ここが楽な一台ほど、次に出す気になってもらえます。
ひとり暮らしを始めた相手には、直径20センチ前後で外して洗える小さなものを。家族で鍋を囲む家には、3リットル級で温度を落として置いておけるものを。焼く場面の多い家には、溝の切られた焼き物用のプレートが付いたものを。相手の食卓の広さと、そこに座る人数を思い浮かべてから、選んでみてください。
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