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お茶は、家に何種類あっても困りません。その日の気分で選べるものが、一つ増えるだけです。一杯ずつ淹れて飲むものなので、箱で届いても相手のペースで減っていきます。
選ぶときの分かれ目は、二つあります。一つは、一種類のものか、混ぜたものか。一種類だけのものは香りがまっすぐ出る代わりに、癖も立ちます。
もう一つが、表示の言葉です。「有機」「オーガニック」と、「農薬不使用」「残留農薬検査済み」。似て見えますが、書ける条件が違います。
ハーブを一種類だけ使ったものが、シングルティーです。カモミール、スペアミント、ローズヒップ。中身がそのハーブだけだと書かれているものが、これにあたります。
香りと風味が、まっすぐ出ます。そのハーブの味がそのまま一杯になるので、そのハーブが好きな人には、これがいちばんです。
そのかわり、癖も立ちます。ミントの清涼感が強すぎる、ローズヒップの酸味が立ちすぎる。そう感じる人がいます。
いくつかのハーブを合わせたものが、ブレンドティーです。「ローズヒップハイビスカス」のように中身を並べたものもあれば、「6種のハーブ」のように数だけを書いたものもあります。
混ぜると、一つひとつの癖が丸くなります。酸味の強いものに甘い香りのものを合わせる、という組み方をしているからです。
ハーブティーを飲んだことのない相手には、ブレンドのほうから入るのが無難とされています。シングルは、そのハーブが好きだと分かっている相手のものです。
中身のハーブ名ではなく、何のために飲むかが商品名になっているものがあります。
「ミルクアップ」「ミルクスルー」「ミルクセーブ」。産後の相手に向けて作られたブレンドで、授乳のどの時期に向けたものかで、名前が分かれています。
渡すときに難しいのは、そこです。用途の名前が付いたものは、その用途を想定して選んだように受け取られます。相手が自分でその名前を口にしているなら別ですが、そうでなければ中身のハーブ名で選んだもののほうが渡しやすい。
ルイボスは、南アフリカの西ケープ州の一部にしか生えない植物の葉から作られます。カフェインは入っていません。
このジャンルでは、いちばんよく見かける名前です。「ハーブティー」で探した商品ページを開くと、ルイボスだったということがよくあります。
はちみつを合わせたものや、グリーンルイボスも並びます。グリーンのほうは、発酵させずに作ったもので、赤いルイボスとは味が変わります。同じルイボスでも、名前の前後に付いた言葉まで見ることになります。
「有機」「オーガニック」という言葉は、誰でも書けるわけではありません。
有機JASという制度があり、その基準に合った作り方をしているかどうかを、登録された機関が検査します。検査に通った事業者だけが、有機JASマークを貼れます。
マークのないものに「有機」「オーガニック」と書くことは、法律で禁じられています。だから、この言葉が書いてあるかどうかは、こちらで確かめられる目印になります。
「農薬不使用」「無農薬」「残留農薬検査済み」という書き方も、商品名によく出ます。
これらは有機JASとは別です。登録機関の認証を受けているとは限りません。売っている側が自分で書いているという形になります。
「農薬不使用」は、育てるときに使っていないという話。「残留農薬検査済み」は、できあがったものを調べたという話。見ているところが違います。どちらもどこがどう調べたかは商品ごとに違うので、有機JASマークほど一律には読めません。
ハーブティーは、葉をそのまま湯に浸して飲みます。
野菜のように、洗ったり皮をむいたりしません。葉に付いていたものが、そのまま湯に出てくる形です。このジャンルで農薬の表記が並ぶのは、そこに理由があります。
贈る相手が小さい子どものいる家なら、そこを気にすることがあります。有機JASのマークが付いているものなら、言葉を添えなくても、見れば分かります。
このジャンルの商品名には、「ノンカフェイン」がほとんど付いています。そのため、ハーブティーは全部そうだと思われがちです。
例外があります。マテ茶です。100ミリリットルあたり、およそ70ミリグラムのカフェインが入っています。南アメリカ原産の、イェルバ・マテという植物の葉から作られていて、「ハーブティー」で探すと同じところに出てきます。
ノンカフェインのものと同じつもりで夜に出すと、話が違ってきます。
ジャンルの名前は、中身を保証しません。カフェインが入っているかどうかは、商品ごとに違います。
多くの商品は、商品名に「ノンカフェイン」と書いています。書いてあれば、そこで確かめられます。
書いていない商品もあります。その場合は、中身のハーブの名前を見ることになりますが、調べてもはっきり分かるのはマテ茶くらいです。ほかは「ノンカフェイン」と書いてあるかどうかで判断するほうが早い。
カフェインを控えている相手に、理由を聞く必要はありません。
「ノンカフェイン」と書かれたものを選ぶだけで、それだけで足ります。このジャンルにはそう書かれた商品が多いので、選べる幅が狭くなることもありません。
確かめないまま渡すと、相手が裏を返して調べることになります。渡す前に表記を見ておけば、その手間は起きません。
混ぜたものからです。一種類だけのものは癖が立つので、そのハーブが好きだと分かっていないと外します。
ルイボスも、外れにくい側にあります。このジャンルでよく見かける名前なので、飲んだことのある人が多い。
何種類かを詰め合わせたものという手もあります。飲み比べてもらえば、好みは相手が決めます。そのかわり、一種類あたりのティーバッグの数は少なくなります。
まず「ノンカフェイン」と書かれているかどうかです。このジャンルにはマテ茶のようにカフェインの入ったものも並ぶので、そこが先に来ます。
そのうえで、用途の名前が付いたものは避けておくほうが無難です。「ミルクアップ」「ミルクスルー」のように、産後の悩みをそのまま名前にした商品があります。渡すと、その悩みを想定していることになります。
中身のハーブの名前で選んだものなら、そこは起きません。はちみつを合わせたものは、一歳に満たない子どもがいる家では扱いが変わるので、そこも見ておく一つです。
ハーブを一種類だけ使ったものがシングル、いくつか合わせたものがブレンドです。一種類のものは癖が立ち、混ぜたものはその癖が丸くなります。
飲んだことのない相手には、混ぜたものから。ルイボスも外れにくい側にあります。ただしはちみつを合わせたものや、発酵させずに作ったグリーンルイボスも並ぶので、名前の前後に付いた言葉まで読みます。
中身ではなく、用途が名前になっているブレンドもあります。渡すと、その用途を想定していることになるので、本人が口にしていないなら、中身の名前で選んだものにします。
表示の言葉は、書ける条件が違います。「有機」「オーガニック」は、有機JASの検査に通っていないと書けません。「農薬不使用」は育てるときの話、「残留農薬検査済み」はできあがったものの話で、どちらも売っている側の書き方です。葉をそのまま湯に浸して飲むので、このジャンルではここが並びます。
「ノンカフェイン」も、当たり前ではありません。マテ茶にはカフェインが入っていて、同じところに出てきます。ジャンルの名前だけでは分からないので、表記まで見ることになります。
飲んだことのない相手には、混ぜたものを。そのハーブが好きだと知っている相手には、一種類だけのものを。小さい子どものいる家には、有機JASのマークが付いたものを。カフェインを控えている相手には、「ノンカフェイン」と書かれたものを。
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