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お中元のギフト選びは、毎年同じところで足が止まります。「上司に贈って失礼にならないか」「取引先にはどのくらいの予算が適切か」「のしの書き方や贈る時期はこれで合っているか」——相手や立場ごとに気をつける点が違うぶん、迷いも増えがちです。
このページでは、お中元に贈りやすいギフトを、相手の生活や立場に合わせて選べるよう、ジャンルごとに集めました。
気になるジャンルは、カテゴリ一覧からすぐにたどっていけます。さらにこのあとの解説では、上司・取引先・親戚・ご両親への相手別の選び方と相場、のしと贈る時期のマナー、お酒・グルメ・スイーツ・ドリンクの選び分けまで具体的にまとめました。記載の価格はどれも楽天市場のものなので、気に入った品はそのまま、いつもの楽天で注文できます。
夏の食卓の支度を軽くする品として、ハンバーグはお中元に選べます。冷凍で届くものが多く、暑い時期でも扱いやすくなります。個数の決まったセットが多いので、家族の人数に合わせられます。台所に立つ時間が要らないので、暑い時期に送る一箱として適しています。
うなぎの蒲焼きは国産のものが多く並び、1尾から5尾まで数を選べます。80gから270gまで大きさの幅もあるので、送り先との間柄に応じて額を変えて送ることができます。暑い盛りに届いても、そのまま主菜が一品そろうので、受け取った家の台所仕事が増えません。お中元には、送り先の家族が何人でも数で合わせられるものがぴったりです。
ビールの飲み比べセットは3本から24本まで数に幅があり、クラフトビールを組んであります。送り先ごとに本数を変えれば、何軒に送る年でも同じ品で通せます。改まりすぎない品なので、毎年続けても相手を構えさせません。お中元には、暑い時期に冷やして飲んでもらえるものがうってつけです。
ワインは5本から18本までのセットが多く並びます。金賞と書かれたものが入っていれば、送り先が変わっても中身で見劣りしません。お中元には、送り先の多い年でも同じ品で通せるものが喜ばれます。本数を変えれば、間柄に合わせられます。格を落とさずに数だけ変えられるので、何軒も送る年に適しています。
ドリップコーヒーの数は40袋から200袋までと幅があり、3種から9種を詰め合わせたものも多くそろいます。何種類か入っていれば、家族で好みが分かれていてもそれぞれが選べます。お中元には、毎年の贈り物として続けやすいものが喜ばれます。改まりすぎない品は毎年続けやすく、お中元にちょうどよいです。
魚介や海鮮のセットは詰め合わせになっていて、3種から9種まで入ったものも多くそろいます。暑さで品数を作るのが億劫な時期でも、届いたものを出すだけで一品足せます。種類が分かれているぶん、一度に全部を出さずに何日かに分けて食べてもらえます。お中元には、夏の台所仕事を増やさずに済むものが適しています。
バフンウニは色が濃くて甘みが強く、ムラサキウニは薄い色で味が上品に出ます。形を保つミョウバンを使ったものと、塩水に浮かべた無添加のものに分かれます。夏の食卓を格上げするなら、ミョウバンを使わない塩水のものを選べます。甘みがそのまま立つので、箸の進まない暑い日にもうってつけです。
フランスパンや食パンを薄く切り、砂糖やバターを塗って二度焼きします。一枚ずつ包まれたものがあり、詰め合わせは10枚ほどから50枚ほどまで枚数で分かれます。夏の来客に出すなら、個包装のものを選べます。出す分だけ開けられるので、来客の多い時期に適しています。
春に北へ上る初鰹は身が締まり、秋に南へ下る戻り鰹は脂が乗ります。たたきは表面を藁の炎であぶり、煙の香りを移してあります。夏の食卓に一品ほしい家なら、藁で焼いたたたきを選べます。表面に香りが移るので、薬味だけで一皿になり、暑い日の食卓に一押しです。
ハムやソーセージを詰め合わせたものが多くそろいます。ウインナーが入ったものもあり、火を使いたくない季節の食卓にそのまま足せます。冷やしたまま切って出せるので、受け取った家が台所に立つ時間を増やしません。お中元には、夏の支度を増やさずに済むものがふさわしいです。
焼酎の飲み比べセットは2本から5本までそろい、300mlから1800mlまで量も選べます。送り先ごとに本数を変えれば、同じ品のまま額を動かせます。お中元には、送り先の多い年でも通せるものが喜ばれます。本数を変えるだけで加減できるので、送り先の多い夏に最適です。
洋酒に漬けたレーズンをバタークリームに混ぜ、サブレやビスケットで挟んだお菓子です。夏は冷やして届くものが多く、冬は常温で送れるものに分かれます。暑い時期に送るなら、冷やして届くものを選べます。溶けや形崩れが出ないので、暑い時期の贈り物に適しています。
暑さで食が細くなる時期のお中元に、果物の詰め合わせは冷やして出せます。旬のものを選んで詰めたものが多いので、その時期に出回る果物が届きます。注文した日や翌日に出るものも多く、暑い盛りでも新しいうちに届きます。切って出すだけで済むので、暑い盛りに送る一箱としてイチオシです。
ジャパニーズウイスキーと名乗れるのは、日本の水で仕込んで国内で3年以上寝かせたものだけです。癖の強さはシングルモルトのほうが出やすく、ブレンデッドは穏やかにまとまります。シングルモルトは蒸溜所が一つなので、毎年ちがう蒸溜所のものを送れます。蒸溜所を毎年変えれば同じ品が続かず、送り続ける相手にうってつけです。
シャンパンと名乗れるのは、フランスのシャンパーニュ地方で瓶の中で二度発酵させたものだけです。同じ作り方でもフランスの他の土地ならクレマン、スペインならカバ、イタリアならフランチャコルタと呼び名が変わります。夏の集まりで開けるなら、呼び名の違う産地から選べます。値も味も幅が出るので、送る相手の多い年にうってつけです。
しっとりしたソフトと、表面を固く焼いたハードに分かれ、日本で多いのはソフトのほうです。個ごとに包まれたものなら、その場で人数分に分けられます。包みのまま置いておけるので、暑い時期に届いてもそのまま受け取ってもらえます。個包装のものは配りやすく、職場へ送っても場所を取りません。受け取る日を選ばないので、留守の多い相手にもちょうどよいです。
暑い時期に台所を軽くするお中元として、西京漬は焼くだけで出せます。切り身の数が決まっているものが多く、5切から12切まで幅があるので、送り先の人数に合わせられます。3種から6種入ったものも多いので、暑さで献立に迷う時期でも中身が単調になりません。夏でも主菜になるので、献立に迷う時期の贈り物としてふさわしいです。
洋菓子のセットは焼き菓子が中心で、個包装のものが多く並びます。8個から68個まで数の幅があるので、送り先が何軒あっても同じ品で数だけ変えられます。個包装になっていれば、暑い時期に届いても一度に食べきらずに済みます。お中元には、送り先の数が年ごとに変わっても同じ品で通せるものがぴったりです。
プリンは詰め合わせのものが多くそろいます。4個から8個まで数が分かれたものも多いので、相手との付き合いの深さで数を決められます。冷やして食後に出せるため、暑い時期に届いても受け取った家が扱いに困りません。受け取る側の段取りを崩さないので、暑い時期に届く一つとしてふさわしいです。
暑い時期に送っても扱いやすい焼き菓子として、フィナンシェを選べます。詰め合わせが多く、4個から30個まで幅があります。一つずつ包まれているものがほとんどで、送り先を選びません。夏のあいさつにお菓子を送るなら、送り先ごとに数を変えられるものがおすすめです。送り先が増えても足りるので、注文を分けたくない年にちょうどよいです。
貝の形の型に流して焼いた小さな焼き菓子で、バターと卵をたっぷり使います。焼き上がりはしっとりしたものと、縁まで火を入れて香ばしくしたものに分かれます。夏に人が訪ねる家なら、個ごとに包んだ詰め合わせを選べます。包みのまま一つずつ出せるので、来客の多い家にぴったりです。
小麦粉と卵と砂糖を混ぜた生地を平たい鉄板で二枚焼き、間に餡を挟んで合わせます。生地に蜂蜜やみりんを入れると、しっとりした焼き上がりになります。夏の来客に出すなら、しっとりした生地のものを選べます。口の中の水分を奪わないので、暑い時期に出す一つとしてちょうどよいです。
水分の量で分かれ、30パーセント以上を生菓子、10から30パーセントを半生菓子、10パーセント以下を干菓子と呼びます。水分の多い生菓子は冷やして出すと涼しく、夏の席で喜ばれてきました。暑い時期に届けるなら、冷やして出せる生菓子を選べます。口当たりが涼しいので、暑い盛りに出す一皿としてうってつけです。
佐藤錦は甘みと酸味がそろい、紅秀峰は粒が大きくて実が固く、甘みが強く出ます。粒の大きさをL、2L、3Lで表し、大きいほど値段が上がります。見た目で選びたい家なら、粒の大きい3Lを選べます。箱を開けた瞬間に量が見て取れるので、暑い時期の贈り物として一押しです。
八割のそば粉に小麦粉を二割まぜて打つ二八そばと、そば粉だけで打つ十割そばに分かれます。乾麺、半生、生の順に、届いてから食べるまでに置ける日数が短くなります。夏に冷たく食べてもらうなら、届いてすぐ食べる生麺も選べます。生麺は届いてすぐゆでられ、冷たくして食べる季節にぴったりです。
そうめん、うどん、そばを組んだものがあり、つゆが付くものと麺だけのものに分かれます。そうめんは細さで等級が分かれ、細いものほど手間がかかって値段も上がります。暑い日に手早く食べてもらうなら、細いそうめんを選べます。茹で時間が短いので、暑い台所に長く立ちたくない家にうってつけです。
羊羹や最中のような水分の少ないものと、餅や饅頭のようなやわらかいものに分かれます。季節の風物や行事を写した見た目のものがあり、贈る時期で選べます。涼しく見えるものを探すなら、夏らしい見た目のものを選べます。寒天や葛を使ったものは見た目から涼しく、暑い時期の贈り物にうってつけです。
改まった相手へのお中元にも、ようかんは箱のまま渡せます。本数の決まったものがほとんどなので、送り先ごとに量を変えられます。水ようかんは冷やして出せるので、暑い時期の来客にも合います。お中元に和のお菓子を送るなら、本数で量を決められるものがおすすめです。贈り先ごとに本数を変えられるので、何軒も送る年にうってつけです。
お中元を何軒にも送る年でも、はちみつは容量を変えて選べます。容量が書かれているものがほとんどで、250gから1kgまで幅があります。れんげやあかしあ、そばなど、採れた蜜のもとで香りが変わります。送り先ごとに量を変えられるので、贈り先の多い夏に最適です。
搾っただけで酸度の低いエクストラバージンが、いちばん上の等級です。実が青いうちに搾る早摘みは苦みと辛みが立ち、熟してから搾ると穏やかになります。夏の食卓で生のまま使うなら、辛みの立つ早摘みを選べます。生のままかけると味が締まるので、火を使いたくない暑い日の食卓にうってつけです。
オリーブオイルは搾っただけのエクストラバージンがいちばん上の等級です。ごま油は焙煎の深さで香りの強さが変わり、白ごま油はほとんど香りません。毎日の料理に使ってもらうなら、焙煎の違うごま油を選べます。香りの立ち方が変わるので、料理を毎日する家に一押しです。
調味料の詰め合わせがそろいます。3点から6点まで数が分かれたものも多いので、送り先ごとに数だけ変えられます。お中元には、暑い時期に届いても困らないものが合います。台所で使うものなので、送り先を選びません。数で額も変えられるので、まとめて頼みたい年にうってつけです。
アイスをケーキの形に固めたもので、大きさは号数で表します。4号は2人から4人、5号は4人から6人ほどで切り分けられます。夏に冷たいまま切り分けるなら、人数から号数を決められます。号数がそのまま人数の目安になるので、集まる数から決めたい家にうってつけです。
皮をむいて煮たりんごをパイ生地で包み、丸ごと焼き上げてから切り分けます。紅玉のような酸味の強い品種を使うと、生地の甘さが締まって重くなりません。甘さの重くないものを好む家なら、酸味の強い紅玉を使ったものを選べます。紅玉は酸味が残るので甘さが立ちすぎず、暑い時期の一切れに適しています。
もち米を蒸してついてから乾かし、焼くか揚げて味を付けます。醤油、塩、海苔巻きなど、味の違うものを詰め合わせてあります。お茶うけを欠かさない家なら、味の数の多い詰め合わせを選べます。一袋ずつ違うので、来客が続いても同じものが出ず、暑い時期の一箱に一押しです。
天草を煮て固めた寒天に、餡と求肥、塩ゆでした赤えんどうを載せて仕上げます。缶に入ったものと、カップに詰めたものがあります。夏に冷やして食べてもらうなら、そのまま冷やせるカップを選べます。皿も匙も出さずに済むので、暑い日の食後に適しています。
えびをすりつぶして生地に混ぜ、薄く伸ばして焼き上げます。えびの割合が高いものほど焼いたときの香りが強く、値段も上がります。えびの香りを好む家なら、えびの割合の高いものを選べます。焼いた香りが立つので、暑い時期に出しても手が伸びる一品として最適です。
煎った米や粟を水飴と砂糖で練り固め、板状にしてから切り分けます。噛むと崩れる硬さが持ち味で、歯に当たる感触そのものが菓子の輪郭になっています。大阪や東京の門前町で古くから土産として売られ、地名を冠した品が多く残ります。砂糖で固めてあるぶん日持ちがよく、常温で長く置けます。生姜や胡麻を効かせた品もあります。
小麦粉の生地を細い棒状にして揚げ、熱いうちに砂糖の蜜を絡めます。黒糖を使ったものはこくが強く、白い蜜のものは軽く仕上がります。こくのある甘さを好む家なら、黒糖を使ったものを選べます。甘さに深みが出るので、薄い甘さで終わらず、濃い味を好む家に一押しです。
バターを多く使った生地を、手のひらほどの平たい丸に焼き上げます。発酵バターを使ったものは、香りに酸味が加わります。バターの香りを好む家なら、原材料に発酵と書かれたものを選べます。香りが濃く出るので、違いの分かるバター好きの家にはうってつけです。
砂糖と生クリームを煮詰めて固めたもので、煮詰め方でやわらかさが変わります。一粒ずつ紙で包んであり、箱には12粒から30粒ほどが入って、配る数を決めやすくなります。一粒ずつ配るなら、30粒ほど入った箱のものを選べます。個包装のものは開けた分だけ食べられ、配る人数が読めない場に最適です。
小豆の餡を四角く固めて、薄い衣を面ごとに付けて焼き上げます。小豆のほか、白いんげんで作る白餡や、栗を混ぜたものがあり、色でも見分けられます。餡を好む家なら、小豆と白の両方が入ったものを選べます。甘さの出方が分かれるので、来客の続く家に一押しです。
果汁をゼラチンで固めたもので、固さは配合で変わります。果汁の割合が高いものほど味が濃く、酸味もはっきり出て、香料の味が薄れます。子どもがいる家なら、果汁の割合の高いものを選べます。酸味が残るので、甘いだけで終わらず、暑い時期の家に一押しです。
やわらかい求肥の中に、生クリームと餡を一緒に包んであります。冷凍で届くので、半分だけ解かすと中のクリームが冷たいまま食べられます。冷やして食べるものを探す家なら、冷凍で届くものを選べます。半分だけ解かした状態でも食べられるので、暑い日の一つとしてうってつけです。
薄く焼いた生地でクリームや果物を巻き、包んで冷やしてあります。冷凍で届くものは、半分だけ解かすと中のクリームが冷たいまま食べられます。冷やして食べるなら、冷凍で届くものを選べます。一枚ずつ取り出せるので、暑い日に食べたい分だけ出す家にちょうどよいです。
薄く焼いた丸い生地を二枚合わせ、間にクリームを挟んであります。クリームはバニラ、ストロベリー、チョコレートが定番で、色でも見分けられます。味の違いを楽しむなら、3種が入った詰め合わせを選べます。一箱で味の違いが分かるので、開けるたびに変わる一箱としてうってつけです。
4グラムほどの小袋に分けたものが中心で、五十袋まとめた箱もあります。一色でそろえたものは落ち着いて見え、何色も混ぜたものは開けたときに目を引きます。お中元に小袋で渡すなら、色のそろえ方から選べます。袋を開けた瞬間に目を引くので、手渡しで配る場に一押しです。
お中元に何を贈ればいいか——迷ったときの答えはシンプルです。長く選ばれてきた定番から、相手の生活や立場に馴染むものを選ぶ。これが、いちばん外しにくい方法です。
お中元は、誕生日や記念日のような「その人だけ」への贈り物とは少し性格が違います。日頃お世話になっている方へ、夏のあいさつとして感謝を伝えるもの。だからこそ、奇をてらった品より、多くの家庭で「もらって・使って・また選ばれた」実績のある定番のほうが、相手を選ばず喜ばれます。実績のある品は好みが大きく分かれにくく、もらった側も使い道に困りません。
まずは、贈る相手に合う方向性を絞り込みましょう。
候補が多すぎて決められないときは、商品を見る前に次の3つを先に決めておくと、一気に絞り込めます。
この3点がそろえば、あとはカテゴリ一覧から、条件に合うジャンルを順に開いていくだけです。次の章から、お中元に選ばれるジャンル、相手別・予算別・タイプ別の選び方、そして欠かせないマナーを順に見ていきます。
「どれが定番なのか」を、印象や口コミではなく実際のデータで確かめられるのが、「みんなのテッパン」の持ち味です。『みんなのテッパン』が収集したデータ——楽天市場のランキングを毎日記録したもの——をたどると、夏のギフト需要の中でも、特に長く上位に居続けているジャンルがはっきり見えてきます。
お中元シーズンの定番ギフトの中でも、コーヒーやお茶などの飲み物、ビールをはじめとするお酒、ハムや麺類などのグルメは、季節やセールの波に関係なく安定して選ばれています。とりわけコーヒーやワイン・日本酒・焼酎といった嗜好品は、贈答だけでなく日常の需要にも支えられているぶん、土台がしっかりしているジャンルです。
こうした「土台の厚いジャンル」は、誰に贈っても大きく外しにくいのが強みです。相手の好みがつかみきれないときほど、まずはこの中から入ると安心できます。具体的にどのジャンルを誰に向けるかは、このあとの相手別・タイプ別の章で順を追って見ていきます。
お中元は、贈る相手によってちょうどいい距離感や気の遣い方が変わります。同じ金額をかけるにしても、気をつけるべき点は相手によって変わるので、贈る相手ごとに分けて考えると失敗が減ります。
直属の上司や日頃お世話になっている先輩へのお中元は、きちんと感はありつつ、相手に気を遣わせすぎないくらいがちょうどよい塩梅です。高価すぎる品はかえって相手の負担になり、お返しを気にさせてしまうこともあります。一般的な相場の範囲で、見栄えのする定番を選ぶのが無難です。
家族構成が分かっているなら、それも手がかりになります。お子さんのいるご家庭ならジュースやゼリー、アイスなど家族みんなで楽しめるもの、ご夫婦だけならビールや上質なコーヒー・お茶といった大人向けの嗜好品、というように選び分けると、相手の暮らしに馴染みます。なお、勤め先によってはお中元のやり取りを禁止していることもあるので、社内の慣習を一度確認しておくと安心です。
取引先へのお中元は、個人的な好みより「誰が受け取っても無難で、配りやすい」ことが大切です。オフィスに届くことを考えると、社員みんなで分けられる個包装のお菓子や、日持ちのする飲み物・調味料などが向いています。冷蔵・冷凍が必要な生ものは、受け取り側の保管の手間になることがあるので、常温で日持ちするものを選ぶと親切です。
表書きや名入れも、法人の場合は会社名・部署名で出すのが一般的です。先方の人数が分からないときは、小分けで数の融通がきくものを選んでおくと、無駄になりにくく喜ばれます。
親戚へのお中元は、上司や取引先ほど形式ばらず、相手の家族が囲んで楽しめるものを中心に考えると外しにくくなります。お子さんのいる家ならジュースやアイス・ゼリーの詰め合わせ、お酒好きの家ならビールや地酒、というように、その家の顔ぶれを思い浮かべて選ぶと自然です。
毎年贈り合う間柄なら、去年と少し変えて季節の旬(夏のフルーツや冷たい麺など)を取り入れると、マンネリを避けつつ季節感も届けられます。
ご自分のご両親へのお中元は、いちばん気楽に好みへ踏み込めます。お父さん・お母さんが普段から好きなものの、少し上のグレードを選ぶと喜ばれます。いつものビールを地ビールやプレミアムなものに、いつものコーヒーを専門店の豆に——といった「いつもの、ちょっと上」が王道です。
義理のご両親へは、好みがつかみきれないうちは、幅広く好まれる食べ物・飲み物から入るのが安全です。可能であれば、パートナーにご両親の好みや苦手なもの、健康上の制限(甘いものを控えている、お酒を飲まないなど)を一度確認しておくと、より確実に喜ばれる品が選べます。
「お中元って、いくらくらいのものを贈ればいいの?」——これも毎年迷うところです。お中元は世間一般では3,000〜5,000円前後が一つの目安とされることが多いようですが、相手との関係によって適切な金額は変わります。金額そのものより「相手に合わせて予算を先に決め、その中で質を比べる」考え方が大切です。
毎日の中で使ってなくなる飲み物やお菓子が向いています。コーヒーやお茶、ジュースの詰め合わせ、個包装のスイーツなど。金額は控えめでも、普段使っているものより少し良いグレードを選べば、十分に気持ちが伝わります。
もっとも選ばれやすい価格帯です。選択肢がぐっと広がり、ビールやワインなどのお酒、ハム・麺類・フルーツといったグルメ、見栄えのするスイーツの詰め合わせまで幅広く狙えます。定番の中から選びやすい、いちばん失敗しにくい予算です。
格別にお世話になった方や、家族でまとめて贈るときの帯です。上質なお酒のセット、ブランド和牛や旬のフルーツなど、少し贅沢な品が中心になります。値の張る品ほど、好みからずれると惜しいので、長く支持を集めてきた実績を確かめてから選ぶと、悔いが残りにくくなります。
どの予算でも変わらない勘どころは、同じ価格帯の中で、相手の生活や立場に馴染む品を選ぶことです。予算が固まったら、カテゴリ一覧でジャンルを見くらべて、夏のあいさつに映える品から見ていくと選びやすくなります。
ここからは、タイプごとにジャンルを分けて、選び分けの観点を整理していきます。具体的な商品はカテゴリ一覧に並んでいるので、ここでは「どのジャンルを、どんな視点で見ればいいか」を中心にお伝えします。
お酒好きの方へは、まず相手が普段よく飲む種類から入るのが確実です。ビール、ワイン、日本酒、焼酎——いつも飲んでいる種類が分かれば、その中で選ぶだけで外しにくくなります。夏のお中元では、よく冷えたビールやチューハイの詰め合わせが特に喜ばれる季節の定番です。
相手の好みがはっきり分からないときは、飲み比べセットにすると、相手自身に好きな一本を見つけてもらえます。ご家庭に贈るなら、家族で分けられる本数のあるセットが向いています。なお、お酒を飲まない方やご家庭に小さなお子さんがいる場合は、お酒は避けて次のジャンルに振り替えましょう。
ハムやソーセージ、麺類(そうめん・うどん)、旬のフルーツ、魚介、ブランド和牛などのグルメは、お中元の王道です。食べてしまえば後に残らないので相手の負担になりにくく、家族で一緒に楽しめるのも魅力です。
夏に贈るぶん、保存のしやすさは要チェックです。冷蔵・冷凍が必要なものは、受け取り側に保管の手間をかけることがあります。相手の在宅状況が読めないときや、オフィス宛てのときは、常温で日持ちのする加工品や乾麺を選ぶと親切です。生鮮品を贈るなら、お届け日を相手の都合に合わせて指定できるものを選びましょう。苦手な食材やアレルギーがないか、さりげなく確認しておくとより安心です。
スイーツは、お子さんのいるご家庭や、甘いもの好きの相手に喜ばれます。和菓子、チョコレート、ゼリー、プリン、アイスなど選択肢は豊富です。オフィスや大家族へ贈るなら、みんなで分けやすい個包装のものが扱いやすく好まれます。
夏のお中元では、ひんやりした口当たりのゼリーやアイス、水ようかんといった季節感のあるスイーツが定番です。冷たいスイーツは冷蔵・冷凍便になることが多いので、こちらも相手の受け取りやすさに配慮して選びましょう。
コーヒー、お茶や紅茶、ジュース、炭酸水などのドリンクは、好みが大きく分かれにくく、日持ちもして、誰に贈っても使い道に困らせない安心のジャンルです。毎朝の一杯やリフレッシュの時間に寄り添うので、習慣として無理なく消費してもらえます。
お酒を飲まない相手や、お子さんのいるご家庭にも安心して贈れます。健康を気づかう相手には、カフェインレスのコーヒーや無糖の飲料、糖質に配慮したものを選ぶと、気持ちも一緒に伝わります。
お中元は、品物そのもの以上に「礼儀にかなっているか」が気になる贈り物です。ここでは、のし・贈る時期・続け方・喪中のときの扱いといった、押さえておきたいマナーを整理します。地域や家ごとの慣習で異なる部分もあるので、迷ったら相手の地域の習わしに合わせるのが基本です。
お中元ののしは、紅白の蝶結び(花結び)の水引を使います。蝶結びは「何度あってもよいお祝いごと・あいさつ」に用いる結び方で、毎年くり返すお中元にふさわしいとされます。表書きは、上段に「御中元」、下段に贈り主の名前(個人なら名字、法人なら会社名・部署名)を書くのが一般的です。
配送が中心なら、箱に直接かけてから包装する「内のし」が控えめで、お中元のように感謝を伝える贈り物に向いているとされます。楽天市場では多くの店が注文時にのしを無料で指定できるので、オプション欄で表書きと名入れを設定しておきましょう。
なお、贈る時期が過ぎてしまったときは、のしの表書きも変わります(詳しくは次の項目で説明します)。
お中元を贈る時期は、地域によって差がある点に注意が必要です。一般には、関東では7月初旬から7月15日ごろまで、関西や西日本では7月中旬から8月15日ごろまでとされることが多いようです。近年は全国的に早まる傾向もあるといわれます。相手の住む地域が分からないときは、7月初旬から中旬までに届くようにしておくと、多くの地域で時期内に収まります。
時期を過ぎてしまった場合は、表書きを切り替えて贈ります。立秋(8月7日ごろ)までなら「暑中御見舞」、立秋を過ぎたら「残暑御見舞」とするのが一般的です。目上の方へは「暑中御伺」「残暑御伺」とするとより丁寧になります。
「お中元」と「暑中見舞い」は混同されがちですが、性格が異なります。お中元は、日頃の感謝を込めて贈る品物のやり取りです。一方の暑中見舞いは、暑い盛りに相手の体調を気づかうあいさつ(手紙・はがき)が本来の形で、品物を伴わないこともあります。お中元の時期を逃したときに、品物に「暑中御見舞」ののしを付けて贈るのは、いわばこの両方をかねた形です。
お中元は、本来「一度きり」ではなく毎年くり返し贈ることを前提としたあいさつです。そのため、初回にあまりに高価なものを贈ると、翌年以降のハードルを自分で上げてしまいます。無理なく続けられる金額・内容で始めるのが、長くおつき合いするうえでのコツです。
もし、事情があって今後は贈るのをやめたいというときは、いきなり途切れさせるより、その年は暑中見舞いのあいさつ状だけにするなど、段階的に和らげると角が立ちにくくなります。
お中元は「お祝い」ではなく、日頃の感謝を伝えるあいさつです。そのため、贈る側・受け取る側のどちらかが喪中であっても、お中元を贈ること自体は問題ないとされています。ただし、四十九日を過ぎていない忌中の時期は避け、少し時期をずらすのが望ましいとされます。
喪中に贈る場合は、紅白の水引やのしを避け、白無地の奉書紙や、無地の短冊に「御中元」と書いて贈ると、相手に配慮した形になります。気になるときは、華やかすぎない包装を選ぶと安心です。
最後に、お中元の準備にまつわる基本を押さえておきましょう。「いつから動けばいい?」「配送で失敗しないコツは?」という疑問にお答えします。
お中元は、夏のあいさつとして日頃お世話になっている方へ感謝を伝える、年中行事のひとつです。一年のうち、夏に贈るのがお中元、年末に贈るのがお歳暮にあたります。両方を贈り合う間柄が基本ですが、どちらか一方にする場合は、一年の締めくくりにあたるお歳暮を優先するのが一般的とされています。
お中元の由来には諸説あり、もともと別の習わしが日本のお盆の贈答とむすびついて、今の形になったといわれます。由来そのものより、「夏に感謝を伝える」という気持ちが受け継がれてきた行事だと考えておけば十分です。
いちばん気をつけたいのが、配送のトラブルです。お中元シーズンは注文が集中しやすく、天候や繁忙で到着が予定より遅れることもあります。そのため、贈りたい時期の当日ぴったりを狙うのではなく、数日前には相手の手元に届くよう、早めに動いておくのがおすすめです。
特に冷蔵・冷凍便の生鮮品は、お届け日の指定と、相手が受け取れる日かどうかの見きわめが大切です。在宅状況が分からないときは、常温で日持ちのする品を選んでおくと、受け取りそびれの心配が少なくなります。お届け日を指定できる商品なら、時期の範囲内で、相手の都合に合う余裕をもった日付を選びましょう。
近所にお住まいで直接会えるなら、ひと言そえて手渡しするのが、いちばん気持ちが伝わります。ただし近年は配送で贈るのが主流で、配送だからといって失礼にはあたりません。遠方の相手や、オフィス宛ての場合はむしろ配送のほうが相手の都合に合わせやすく、産地から直接届く産直ギフトなら鮮度もよく手間もかかりません。
配送で贈るときは、送り状やメッセージカードにひと言そえると、より気持ちが伝わります。「いつもお世話になっております」程度の短い言葉でも、印象は大きく変わります。
地域によって異なります。一般に、関東では7月初旬から7月15日ごろまで、関西・西日本では7月中旬から8月15日ごろまでとされます。相手の地域が分からないときは、7月初旬から中旬までに届くようにしておくと、多くの地域で時期内に収まります。時期を過ぎたら、表書きを「暑中御見舞」「残暑御見舞」に変えて贈ります。
おおよそ3,000〜5,000円前後が目安とされることが多いようです。取引先や特にお世話になった方へは5,000円前後〜、関係の深さによっては1万円前後まで。高ければよいというものではなく、相手が気持ちよく受け取れる金額が基本です。相手別の相場は本文の「予算別」の章でくわしく紹介しています。
紅白の蝶結びの水引に、上段「御中元」、下段に贈り主の名前を書くのが一般的です。配送中心なら、控えめな「内のし」が向いているとされます。時期を過ぎた場合は「暑中御見舞」「残暑御見舞」に切り替えます。くわしくは本文の「マナー」の章をご覧ください。
お中元は感謝を込めて贈る品物のやり取り、暑中見舞いは暑い時期に相手の体調を気づかうあいさつ(手紙・はがき)が本来の形です。お中元の時期を過ぎたときに、品物へ「暑中御見舞」ののしを付けて贈ると、両方をかねた形になります。
お中元はお祝いではなく感謝のあいさつなので、贈る側・受け取る側のどちらかが喪中でも、贈ること自体は問題ないとされています。ただし四十九日前の忌中は避け、紅白の水引を使わず、白無地の奉書紙や無地の短冊に「御中元」と書いて贈ると、相手に配慮した形になります。
お中元は、本来くり返し贈ることを前提としたあいさつです。だからこそ、初回から高価なものにすると翌年以降が負担になります。無理なく続けられる内容で始めるのがおすすめです。今後やめたいときは、いきなり途切れさせず、その年は暑中見舞いのあいさつ状だけにするなど、段階的に和らげると角が立ちにくくなります。
コーヒーやお茶などのドリンク、ジュースの詰め合わせ、食べて楽しめるグルメやスイーツがおすすめです。お子さんのいるご家庭なら、家族みんなで分けられるゼリーやアイス、個包装のお菓子も喜ばれます。くわしくは本文の「タイプ別」の章をご覧ください。
お中元で失敗を減らすいちばんの近道は、長く売れ続けている鉄板から、贈る相手の暮らしや立場に馴染むものを選ぶことです。相手・予算・タイプで方向性を決め、のしと時期のマナーを押さえれば、大きく外すことはありません。
気になるジャンルは、カテゴリ一覧を開いて、心ゆくまで見くらべられます。たとえばドリップコーヒー・ビール飲み比べセット・ワイン・牛肉・和牛・麺類詰合せ・フルーツ詰合せ・和菓子などから、相手の好みに合わせて選べます。お酒を飲まない方や家族の多いご家庭にはドリンクやスイーツを、お酒好きの方にはビールやワインを——というように、相手に寄り添って選んでいけます。
配送が混み合う時期でもあるので、気になるものが見つかったら早めに動き出すと、相手の都合に合わせた日付で、余裕をもって届けられます。日頃の感謝が、気持ちよく伝わるお中元になりますように。
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