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ここに並ぶ飲み物には、共通点が一つあります。どれも茶の木から作られていない、ということです。緑茶も紅茶もウーロン茶も、もとをたどれば同じ一本の木の葉です。加工の仕方が違うだけで、原料は同じ。そのためどれにもカフェインが含まれています。
一方このジャンルに並ぶのは、桑の葉、黒豆、ごぼう、松の葉、そばの実、はと麦、菱の実。まったく別の植物を煎じたものです。茶の木ではないので、カフェインが入っていません。「ノンカフェイン」と書かれた品ばかりなのは、そういう理由です。
そして、原料が違えば使う部位も違います。葉を乾かしたもの、豆や種子を炒ったもの、根を刻んで焙じたもの、実を砕いたもの。
この違いで、淹れ方が変わります。葉は湯を注げば色も味も出ますが、豆や根や実は硬い。中の成分が出てくるまでに時間がかかるので、煮出したほうが確実です。袋に「煮出し」と書かれているか「水出しできます」と書かれているかは、原料の硬さの反映でもあります。
どの部位を使った茶なのか。そこを見れば、淹れ方も、味の出方も見当が付きます。
やかんで煮出す時間が取れるのか、湯を注ぐだけで済ませたいのか、水に入れて冷蔵庫に置いておきたいのか。袋には「煮出し」「水出しできます」と書かれています。両方に対応した品もありますが、原料によっては煮出さないと味が出にくいものがあります。
暑い時期に冷たいものを作り置きするなら、水出しに対応した品を選んでみてください。毎日やかんを火にかけるのは、思ったより続きません。
「3グラム×100包」「2グラム×50包」といった書き方がされています。総量だけでなく、一包が何グラムかまで見てみてください。一包で何ミリリットル分になるかは、袋に書かれていることが多い。3グラムなら1リットル前後を想定している品が多く、2グラムなら湯呑み数杯ぶんです。
大容量の100包入りは値段が抑えられていますが、開けたあとの湿気を考えると、飲む速さに合った量を選ぶほうが結局は無駄がありません。
「有機JAS」の表示がある品は、国の基準に沿って認証機関の確認を経ています。認証を受けるには手続きと費用がかかるので、この表示があること自体が一つの情報です。「無農薬」「栽培期間中農薬不使用」は、生産者が自ら説明している表示です。中身が信用できないという話ではなく、裏付けの種類が違います。
「残留農薬検査済み」と書かれた品もあります。これは出荷前に検査をしたという意味で、栽培方法の説明とはまた別のことです。
北海道の黒豆、静岡や熊本の桑、徳島のよもぎ、インドのサラシア。原料の産地はさまざまです。輸入した原料を国内で加工している品もあります。「国内製造」と書かれていても、原料が国産とは限りません。産地まで書かれている品のほうが、判断の材料が多い。
袋に入れて煎じる形が主流ですが、粉末で売られている品もあります。粉末は湯や水に溶かして、そのまま飲み干す形です。煎じる形は、成分の一部が茶殻に残ります。粉末は原料をまるごと口にすることになるので、味も濃く出ます。
料理に混ぜたい、飲み物以外にも使いたいという人なら粉末。手軽さを取るならティーバッグ。使い方から決めると迷いません。
このジャンルには、この表示のある品がいくつかあります。事業者が自らの責任で、科学的な根拠を消費者庁に届け出たうえで、決められた範囲の表示ができる制度です。国が個別に許可を与える仕組みとは別のもので、届け出さえすれば効くと保証されているわけではありません。制度の位置づけとして知っておくと安心です。
どんな内容が届け出られているかは、商品ページに書かれています。気になるなら、そこを読んで判断するのが確実です。
桑の葉、松の葉、よもぎ。植物の葉を乾かして刻んだものです。葉は薄いので、湯を注げば短い時間で色と味が出ます。急須でも、ティーバッグを湯呑みに入れる形でも成り立つ。水出しにも向きます。
味は原料によってかなり違います。桑の葉は青みのある穏やかな味、松の葉は独特の香り、よもぎは草の香りが立ちます。粉末で売られているものもあり、その場合は湯に溶かして飲み干す形になります。
黒豆、はと麦、そばの実、胡麻。炒ってから煎じるものが多く、香ばしさが持ち味です。硬いので、湯を注いだだけでは中まで出てきません。煮出すか、時間をかけて水出しするほうが確実です。袋に「煮出し」と書かれているのは、たいていこの系統です。
黒豆茶には、飲んだあとの豆をそのまま食べられる品もあります。煎じたあとに残るものを無駄にしない形で、これは豆ならではの使い方です。麦を炒った麦茶も、この系統に入ります。夏に大量に作る飲み物として、このジャンルでは大袋の形で並びます。
ごぼう、菊芋。土の中の部分を刻んで乾かし、焙じたものです。根は繊維が詰まっているので、しっかり煮出すのが基本です。焙じてあるぶん香ばしく、飲み口は麦茶に近い方向になります。
ごぼう茶は、このジャンルでは包数のまとまった形で並びます。一包で数百ミリリットルを想定した品が多く、一日に飲む量から包数を決めることになります。
菱の実。池や沼に育つ植物の実で、乾かして刻んだものです。小さな包で売られていることが多く、1グラムや2グラムといった単位です。硬い部位なので、こちらも煮出しが基本になります。
このジャンルでいちばん品数が多いのがルイボスです。南アフリカの一部にしか育たない植物の葉を使います。摘んだあとに発酵させたものが、赤い色をした一般的なルイボス。発酵させずに乾かしたものが「グリーンルイボス」と呼ばれます。同じ原料でも、色も香りも別のものになります。
グリーンのほうは非発酵で、渋みのもとになる成分が少ないと説明されることが多い。赤いほうは香ばしさがあり、煮出しても水出しでも飲めます。焙煎を加えた品もあり、そうなるとさらに香りが変わります。
黒豆と合わせたブレンドの品もあります。単一の原料で飲むか、組み合わせるか。ここは好みで選んでみてください。
まとめると、薄い葉は湯を注ぐだけで足り、硬い豆や根や実は煮出しが要る。この一点さえ覚えておけば、袋の裏の説明を読んだときに理由が分かります。水出しに対応している品は、時間をかけることで硬さを補っています。冷蔵庫に入れて一晩置く、という書き方をしているのはそのためです。
急いで濃く出したいなら煮出し、手をかけずに作り置きするなら水出し。同じ袋でも、方法を変えれば味の出方は変わります。
茶の木を使っていないので、カフェインが含まれていません。夕方以降に飲むものを探している相手には、このジャンル全体が候補になります。葉を使った品なら湯を注ぐだけで一杯できるので、寝る前に手間がかかりません。
同じ湯を注ぐだけの飲み物でも、ハーブティーは香りを楽しむ方向、こちらは日常の水分として飲む方向です。役割が少し違います。
大容量の100包入りが向きます。一包で1リットル前後を作れる品なら、やかんで煮出して冷蔵庫に入れておけます。麦や黒豆のように香ばしい系統は子どもも飲みやすく、冷たくしても味が落ちません。
水出しに対応した品を選んでおくと、火を使わずに済みます。毎日作る家では、この差が続けられるかどうかを分けます。
妊娠中の人や、体調の都合で控えている人へ渡す場面の多いジャンルです。ノンカフェインという表示は、原料が茶の木でないことから来ています。
ただし、体調に関わる事情がある相手なら、飲む前にかかりつけの医師へ確かめてもらうよう一言添えておきます。原料が食べ慣れない植物であることは、渡す側が意識しておきたいところです。
原料の種類が多いジャンルです。桑の葉、松の葉、そばの実、菱の実。どれも初めてなら、少ない包数の品か、複数の原料が入った組み合わせが向きます。
同じルイボスでも、赤いものとグリーンのものでは別の飲み物です。両方が入った品なら、相手が好きな方向を見つけられます。
粉末の品が向きます。湯に溶かして飲むだけでなく、生地に混ぜたり汁物に加えたりできます。桑の葉やよもぎの粉末は色も出るので、菓子を焼く相手なら使い道が広がります。煎じる形では茶殻に残る部分まで口にすることになります。
個包装のティーバッグが扱いやすい。湯を注ぐだけの葉の系統なら、給湯室で完結します。煮出しが要る系統は職場では作れないので、渡す前にその場所で作れる方法かどうかを考えることになります。
常温で置けて日持ちもするので、渡す形では困りません。迷ったときは、癖の少ない香ばしい系統を少ない包数で。産地や有機の認証が書かれた品なら、渡すときの説明にもなります。
日本の茶を贈るなら日本茶、香りのあるものなら紅茶。相手の飲む習慣に合わせて選んでみてください。原料と包数の顔ぶれは、ランキングでたどれます。
渡しやすい部類です。常温で置けて日持ちもし、軽くて場所も取りません。冷蔵庫の空きを気にする必要もありません。ただし原料によって味の好みが分かれるので、相手が飲んだことのないものを大容量で渡すと持て余させることがあります。
ルイボスか、黒豆やはと麦のように炒って香ばしさを出した系統が外れません。品数も多く、癖の少ない方向です。桑の葉や松の葉のように香りに個性のある原料は、好みが合えば喜ばれますが、初めて渡す相手には少ない包数から始めるほうが確実です。
対応している品と、袋のまま届く品があります。大容量の袋は日常に使う形で売られているので、包装の案内が出ていないことが多い。改まった場面なら、箱に収めた形や複数の原料を組み合わせた品を選ぶと形になります。
このジャンルはもともとカフェインを含みません。原料が茶の木ではないからです。緑茶も紅茶もウーロン茶も同じ一本の木の葉から作られていて、その木にカフェインが含まれています。桑、黒豆、ごぼう、松、そばは別の植物なので、加工しても入りません。
ただし、妊娠中の人や持病のある人、薬を飲んでいる人に渡すなら、飲む前にかかりつけの医師へ確かめてもらうよう一言添えておくと安心です。植物によっては、体質や服薬との兼ね合いを見たほうがよいものもあります。
違います。有機JASは国の基準に沿って認証機関が確認したもの、無農薬や栽培期間中農薬不使用は生産者が自ら説明している表示です。「残留農薬検査済み」はまた別で、出荷前に検査をしたという意味になります。
優劣ではなく、確かめたのが誰かという差です。渡すときに説明を添えたいなら、認証のある品のほうが言葉が立ちます。
相手の暮らしぶりで決まります。豆や根や実を使った品は硬いので、やかんで煮出さないと味が出にくい。毎日火にかける習慣のない相手には続きません。葉を使った品なら湯を注ぐだけで一杯できるので、迷ったらこちらのほうが使われます。
同じ植物の葉ですが、摘んだあとに発酵させたかどうかが違います。発酵させたものが赤く、させずに乾かしたものがグリーンです。色も香りも変わり、焙煎を加えた品ならさらに香ばしくなります。両方が入った組み合わせなら、相手が飲みくらべられます。
開けたあとの湿気です。100包入りのような大袋は飲み切るまでに時間がかかるので、チャック付きの袋かどうかを見ておきます。付いていない品なら、密閉容器に移して保存する形になります。飲む速さに合った量を選ぶほうが、最後まで香りが残ります。
この飲み物を渡すときに決まるのは、原料と淹れ方と包数の三つです。夜に飲む相手、カフェインを控えている相手には、このジャンル全体が向きます。そこは原料が茶の木でないことから来ているので、どれを選んでも外れません。
分かれるのは淹れ方です。葉を使った品なら湯を注ぐだけで一杯できますが、豆や根や実の系統は煮出しが要ります。毎日やかんを火にかける習慣のない相手に硬い原料を渡すと、袋のまま残ります。相手の台所の使い方が見えないときは、葉の系統か、水出しに対応した品のほうが使われます。
味の好みは、原料ではっきり分かれます。ルイボスや香ばしい豆と麦の系統は癖が少なく、桑や松のように香りに個性のあるものは合う人と合わない人が出ます。初めて渡す相手には少ない包数から。気に入ったものが分かってから、同じ品を大容量で選び直せます。
袋に並ぶ表示は、渡すときの説明にもなります。ただし言葉ごとに裏付けの重さが違うので、同じ意味だと思って読むと見誤ります。認証を経た品なのか、生産者が自分で説明している品なのか。そこが分かって渡すほうが、言葉に無理が出ません。
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