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毎朝の一杯を、そのまま置き換えてもらえるのがドリップコーヒーです。すでにコーヒーを飲んでいる人に渡しても、家にあるものと使い道が重なりません。一杯ずつ包んであるので、前に届いたものが残っていても、先に開けた箱から順に片づいていきます。
選ぶときに最初に決まるのは、一袋に入っている粉の量です。標準の量で包んだものと、多めに詰めたものが並んでいて、この差がそのままカップの中の濃さになります。相手がいつも使っているカップの大きさを思い出せるなら、そこから絞り込めます。
ドリップコーヒーは、コーヒーの粉をフィルターごと一杯分ずつ包んだものです。袋をカップに掛けて湯を注ぐと、コーヒーが下へ落ちてきます。器具が要らないのに、湯が粉を通って落ちるところは手で淹れるときと変わりません。
ドリップバッグに詰められている粉は、8グラムから10グラムほどが標準とされます。それより多く詰めた袋もあり、そちらは同じ湯の量でも濃く出ます。
粉10グラムに対して注ぐ湯は、蒸らしのぶんも含めて150ミリリットル。粉はその重さのおよそ2倍の湯を吸うので、そのうち20ミリリットルほどは袋に残り、カップに落ちてくるのは130ミリリットルほどになります。
マグカップは200ミリリットルから400ミリリットルのものが多くあります。130ミリリットルほどしか落ちてこないので、大きいマグだと半分も埋まりません。
そこで湯を足すことになりますが、粉の量は変わらないまま湯だけが増えるので、味が薄くなります。標準より粉を多く詰めた袋が「マグカップでも濃い」と書かれているのは、この差を埋めるためです。相手が150ミリリットル前後のコーヒーカップで飲む人なら標準の量で足り、250ミリリットルを超えるマグを使う人には粉の多いものが合います。
同じ豆でも、煎り方で味の出方が変わります。浅く煎ったものは酸味が立って果物のような風味になります。深く煎ったものは苦味とコクが強く出ます。
商品名には浅煎り、中煎り、中深煎り、深煎りといった書き方で出ています。好みの位置が人によって違うだけなので、相手がいつも何を飲んでいるかが分からないときは、中煎りから中深煎りのあたりが真ん中になります。
コーヒーは焙煎したところから風味が落ちていきます。豆のまま袋に入れておくと、おいしく飲める目安は焙煎からおよそ二か月です。
袋の中の酸素を追い出して窒素を詰めたものは、製造日から1年ほどもちます。ドリップコーヒーが100袋、200袋という数で売られていて、受け取った人が飲み終える期限に追われずに済むのは、この包み方によるところが大きくなっています。
ドリップコーヒーは一袋ずつ独立しているので、焙煎度の違うものを一つの箱に混ぜて詰めたものがあります。ここが豆や粉との大きな違いで、贈り物としての選び方もそこから分かれます。
3種、5種、9種と、種類を分けて詰めたものがあります。浅いものから深いものまで入っているので、受け取った人が飲みながら自分の好みを見つけられます。
相手が普段どれを飲んでいるか分からないときに、これが効きます。一種類に絞って全部外すより、当たりが一つでも入っているほうが確かです。コーヒーを飲み始めたばかりの人にも、比べる材料が手元に揃います。
毎朝これと決めている人に何種類も渡すと、口に合わないものが残ります。飲むものが決まっている相手なら、深煎りなら深煎りで数を揃えたほうが最後まで飲みきってもらえます。
そこまで分かっている相手は多くありません。分かっているのは、いつも濃い味を飲んでいる人か、すっきりしたものを飲んでいる人か、というところまででしょう。それだけ分かっていれば、深いほうか浅いほうかに寄せた箱を選べます。
妊娠中や授乳中の人、夜に飲みたい人には、カフェインを抜いたものがあります。カフェインレス、デカフェという名で売られています。
抜き方には水を使うスイスウォーター製法と、二酸化炭素を使うものがあります。どちらも豆に薬品を触れさせずにカフェインだけを取り出す方法で、コーヒーの味の成分は豆に戻されます。相手が控えている理由までは聞かなくても、この一つを知っていれば渡せる相手が増えます。
水に浸けておくだけで冷たいコーヒーができるパックもあります。湯を沸かさずに済むので、暑い時期に渡すと出番が早く来ます。
一パックで数杯分をまとめて作る形なので、一杯ずつのドリップバッグとは使い方が変わります。麦茶を作る習慣のある家なら、同じ冷蔵庫の同じ場所に入ります。
40袋のものから200袋を超えるものまで並んでいます。数が多いほど得に見えますが、相手が一日に何杯飲む人かで、同じ数の意味が変わります。
朝に一杯という習慣のある人なら、100袋あっても三か月ほどで空きます。家で二人が飲むなら、同じ100袋がその半分の期間です。窒素を詰めた袋は製造から1年もつので、この飲み方ならどれも期限より先に飲み終わります。
一杯ずつ独立しているので、受け取った人が職場や旅行先へ何袋か持って行くこともできます。家族で分けることも、配ることもできる形なので、毎日飲む相手には数の多いものを選んで構いません。
週に何杯飲むのか見当がつかない相手に200袋を渡すと、飲み終わるまでにどれだけかかるか分かりません。置き場所のほうが先に問題になります。
40袋前後のものは箱が小ぶりで、持って行くのにも向きます。職場の相手や、深い付き合いではない相手なら、この数のあたりで収まります。
同じ100袋でも、5種に分けたものなら一種あたり20袋、9種に分けたものなら10袋ほどになります。種類を増やすほど、気に入った一種の残りは少なくなります。
飲み比べで好みを見つけてもらうなら、そこは気にしなくて構いません。気に入ったものを続けて飲んでほしいなら、種類を絞ったほうが手元に残ります。
なりません。豆を挽いて淹れる人でも、朝の慌ただしい時間や職場では道具を出せません。器具なしで一杯できる形は、こだわりのある人ほど場面で使い分けています。
ただ、その相手には数より種類で選びます。焙煎度の違うものが入っていれば、飲み比べる楽しみが残ります。豆から挽く人でも、飲んだことのない焙煎度は手元にありません。
関係しません。カップの縁に爪を引っ掛ける形と、カップの上に載せる形がありますが、どちらもカップに固定して湯を注ぐところは同じです。
相手がどんなカップを使っているかで形を選び分ける必要もありません。気にするのは袋の形ではなく、中に入っている粉の量と焙煎度のほうです。
決める順番は、粉の量、焙煎度、袋数の三つです。
粉の量は、相手が使っているカップから決まります。標準は一袋8グラムから10グラムで、カップに落ちてくるのは130ミリリットルほど。150ミリリットル前後のコーヒーカップならこれで足ります。250ミリリットルを超えるマグを使う人には、粉を多めに詰めた袋のほうが濃さが合います。
焙煎度は、浅いほど酸味が立ち、深いほど苦味とコクが出ます。好みが分からない相手なら、浅いものから深いものまで入った3種や5種の飲み比べを。いつも濃い味を飲んでいる人か、すっきりしたものを飲んでいる人かが分かっているなら、深いほうか浅いほうに寄せた箱で数を揃えます。カフェインを控えている相手には、焙煎度を選んだうえでカフェインレスのものを探せます。
袋数は飲む回数から。毎朝一杯という人なら100袋でも三か月ほどで空き、窒素を詰めた袋は製造から1年もつので期限に追われません。飲むペースが読めない相手や、職場へ持って行く相手なら、40袋前後で箱も小ぶりに収まります。
機械で淹れている家なら、カプセルという形も同じところに並んでいます。豆を買って自分で挽いている相手でも、道具を出せない朝のためにドリップバッグは別に役立ちます。
いちばん外しにくいのは、浅いものから深いものまで入った5種の100袋です。飲みながら好みが決まって、その先も飲み続けてもらえます。夏に届く贈り物なら、水に浸すだけのパックのほうが早く開けてもらえます。夜に飲みたい相手には、カフェインレスを。
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