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たれを付けずに焼いたうなぎです。甘い味が乗っていないぶん、酒に合わせる一皿として贈れます。
決まるのは三つ。重さが何人前かを決めて、付いてくる薬味が食べ方を決めます。そして相手がうなぎをどう食べる人かで、そもそも白焼きが合うかどうかが分かれます。
白焼きは、うなぎを開いて、たれを付けずに焼いたものです。これにたれを付けて焼いたものが蒲焼きになります。
うなぎの焼き方は、東と西で工程が違います。関東では、まず白焼きにしてから蒸し器にかけて、それからたれを付けて焼きます。蒸すあいだに脂が落ちるので、身がやわらかくなります。
関西では蒸す工程がなく、最初から最後まで焼き通します。皮が香ばしく、身に歯ごたえが残ります。串も違って、関東は短い竹串で一人前ずつ、関西は長い金串で数尾をまとめて焼きます。
商品として並んでいる白焼きにも、蒸してあるものと蒸していないものがあります。やわらかいほうがよいのか、歯ごたえのあるほうがよいのかで分かれるので、商品ページに蒸しの記載があれば、そこが手がかりになります。
うなぎは重さで売られます。一人前の目安は80から100グラム。うな重に盛るなら110から120グラムあたりで、関東ではこれを並とする店が多くあります。
一尾は200から300グラム前後のものが主流です。300グラムに近ければ、一尾で三人前ほどになります。商品名に「約2人前」「約4人前」と書いてあっても、グラム数を見れば実際の量が読めます。
「大」「特大」「特々大」といった呼び方が付いていますが、これは業界で決まった規格ではありません。同じ「特大」でも、店が変われば指している重さが変わります。
うなぎは生き物なので、一尾ずつ重さが違います。そのため重さを幅で書いてある商品があり、届くのはその範囲のどこかです。当てになるのは、呼び名ではなくグラム数のほうです。
うなぎは養殖の仕方で身が変わります。国内で育てられたものは身が薄めで、脂は控えめ、風味が前に出ます。中国で育てられたほうは身も皮も厚く、脂が乗って、一尾あたりも大きくなります。
蒲焼きならたれの味が上から乗りますが、白焼きは焼いたうなぎの味がそのまま出ます。育て方の差が分かりやすいのは白焼きのほうです。
白焼きはたれの付かない状態で届くので、食べるときに何かを足す前提の品です。何が付いてくるかは商品ごとに違い、そこで味の方向が決まります。
岩塩などが付いてくるものがあります。塩を少し当てて食べる形なので、うなぎの脂と身の味が前に出ます。育ちのよいものを贈るなら、この食べ方がいちばん差を見せられます。
味を足さない食べ方なので、素材が弱ければそのまま伝わります。裏を返せば、塩を添えて売っている商品は、素材のほうで見せに来ているということです。
わさび醤油も定番です。わさびの辛味と醤油のこくが、うなぎの脂と釣り合います。日本酒に合わせる食べ方として、古くから並んでいる組み合わせです。
醤油とわさびは家にあることが多いので、この食べ方なら薬味が付いていなくても試せます。ただし、何を添えるかを相手に考えさせることにはなります。届いたその場で食べてもらいたいなら、何かが付いているほうが早いところです。
ぽん酢が付いてくるものもあります。醤油に柑橘の酸味が加わっているぶん、脂の強いうなぎでも重くなりません。
夏に贈るときや、脂の乗ったものを選んだときには、この方向が合います。柚子胡椒を添える食べ方もあり、こちらは辛味と柚子の香りで後味を軽くします。ふだんうなぎを食べつけていない相手には、脂を抑えて食べられるほうが入りやすくなります。
甘いたれが乗っていないので、白焼きはごはんより酒に寄ります。塩やわさび醤油で少しずつつまむ食べ方が、そのまま酒の肴になります。
逆に、ごはんに乗せて食べたい相手には向きません。うなぎは丼で食べるものだと思っている相手に渡すと、たれを買い足させてしまいます。相手の食べ方が分からないなら、たれの付いた蒲焼きのほうが外れません。
うなぎは一尾あたりが大きいので、人数と合っていないと持て余します。重さと尾数の両方を見て決めます。
この目安でいくと、一人なら100グラム前後の一尾で足ります。二人で分けるなら、その倍を一尾で取る形になります。
大きい一尾を送ると、一度で食べ切れずに残ります。残りをどうするかを相手に考えさせることになるので、その日のうちに食べ切れる量に収めるほうが親切です。人数が読めないときは、小さめが安全です。
三人以上の家なら、300グラムに近い一尾か、複数尾入ったものになります。一尾を人数ぶんに切り分けるより、はじめから尾数があるほうが分けやすいところはあります。
一尾を切ると、頭に近い側と尾に近い側で身の厚みが変わります。同じくらいの一切れを全員に出したいなら、尾数で揃えるほうが収まります。
焼いたあとの状態をそのまま届けるために、真空パックにして冷凍で送るものがほとんどです。届いた日に食べなくてよいので、相手の予定に合わせて解凍してもらえます。
そのかわり、受け取ってもらう日は決めておく必要があります。冷凍便は玄関先に置いておけないので、留守が続くと持ち戻りと再配達を繰り返します。日時を指定できる商品がほとんどなので、相手に一言聞いてから注文します。冷凍庫の空きも要るので、大きいものを何尾も送るなら、そこも合わせて伝えます。
なります。小さい一尾は真空の袋に入って届くので、化粧箱に入っていても中身は平たい一枚です。値段のわりに、見た目の分量が出ません。
改まった場面で単体を渡すなら、二尾入りにするか、酒や乾き物と組んで一つの贈り物にします。うなぎ自体を大きくするより、そのほうが値段の上がり方をおさえられます。白焼きは食卓に一皿足すもので、箱の大きさで見せるものではありません。
贈れますが、薬味の付いているものが無難です。何も付いていないと、相手が味の付け方から考える手間を負います。
ぽん酢や柚子胡椒の付いたものなら、脂が強く感じられません。塩だけのものは素材の味をそのまま出す食べ方なので、味の違いを面白がる相手向きです。
重さ、薬味、相手の食べ方。この三つで決まります。
重さは人数から出します。一人前の目安に人数を掛けた量が要ります。一人なら小さめの一尾、二人なら切り分けられる大きさ、三人以上なら大きい一尾か複数尾入ったものへ。「大」「特大」といった呼び方は店ごとに違うので、当てになるのはグラム数のほうです。
薬味は、渡した先の食べ方をそのまま決めます。塩は素材の味を前に出すので、育ちのよいものを選んだときに差が見えます。わさび醤油は脂と釣り合い、日本酒に寄ります。ぽん酢や柚子胡椒は後味を軽くするので、夏に贈るときや、脂の乗ったものに合わせるときへ。
相手の食べ方も効きます。たれの甘さがないぶん、白焼きはごはんより酒に寄る一皿です。丼にして食べたい相手には蒲焼きのほうが素直で、同じ和風惣菜のところに並んでいます。
育て方の差も、たれで隠れないぶん出ます。身の厚さと脂の乗りが変わるので、そこを面白がる相手には効きます。
酒を飲む相手には、塩の付いた小さめの一尾を。家族で囲む家には、人数ぶんの尾数が入ったものを。夏に送るなら、酸味のある薬味の付いたものへ。どれも冷凍で届くので、受け取れる日だけは先に聞いてから注文します。
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