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この分野で長く残っているのは二つだけです。3,630円の幅広い品を集めたものと、6,380円の赤ちゃんの品を集めたもの。どちらも画面から送る形で、箱も冊子も届きません。
この形が生まれた理由は一つで、相手の住所を知らなくても贈れることです。裏を返すと、渡す側にも受け取る側にも、手に取るものが何も残りません。祝いの席で開けてもらう場面もありません。
その割り切りが合う相手と場面なら、これ以上に速い贈り方はありません。連絡先だけで完結し、思い立った日に届きます。この分野を選ぶかどうかは、住所を知っているかどうかで、たいてい決まります。
この分野の品は、送り先の欄に住所を書きません。代わりに要るのは、相手とつながっている連絡の手段です。そこが確保できているかどうかが、贈れるかどうかの分かれ目になります。
受け取り用の場所を指す一本の文字列が発行され、それを相手に渡します。渡し方は、メッセージのやりとり、メール、あるいはその場で画面を見せる形です。相手のどれか一つとつながっていれば、それで足ります。
普段からやりとりのある相手なら、この条件はすでに満たされています。逆に、年に一度しか連絡しない相手だと、送るための手段そのものを探すことになります。そこで手間取るなら、この分野を選ぶ意味が薄れます。
相手の住所を尋ねるのが気まずい間柄があります。仕事で知り合った人、集まりで顔を合わせるだけの人、以前は近所だったが今は分からない人。そういう相手に何かを渡したいとき、この形なら聞かずに済みます。
住所を聞くと、その時点で贈り物を渡す意図が伝わります。驚かせたい場面では、それだけで台無しになります。この分野は、その気まずさを丸ごと省ける数少ない選択肢です。
当たり前のようですが、逆の場合には使えません。住所は知っているが連絡先を知らない、という相手もいます。年賀状だけのやりとりが続いている相手が、その典型です。
会社や団体宛てに送る場面でも、この形は使いにくくなります。受け取る個人が決まっていないと、文字列の渡し先がありません。届け先が組織なら、紙の形を選びます。
速さと身軽さを取ると、失うものもあります。この分野を選ぶ前に、その中身を知っておくと、渡し方を工夫できます。弱点を隠したまま選ぶより、分かって選ぶほうが結果はよくなります。
祝いの席で包みを解く時間や、開けたときの表情は、この形では起きません。相手の手元に現れるのは一つの知らせだけです。誕生日の集まりで手渡す品としては、どうしても軽く見えます。
人が集まる場で渡すなら、紙の形を選びます。あるいは、この分野を主役にせず、菓子や花を渡したうえで添える形にします。渡す場が無い相手にこそ、この形は向いています。
知らせは他の連絡に紛れます。仕事の合間に届いたまま流れてしまうと、相手は贈られたことに気づきません。紙の箱なら玄関に届いて必ず目に入りますが、この形にはその強さがありません。
送ったあとに一言添えるのが確実です。同じ手段で「送ったので見てほしい」と伝えれば、それだけで防げます。何も言わずに送って、返事が来ないまま期限を迎えるのが、この分野で最も残念な結末です。
紙の形なら、注文の控えと箱の姿が記憶に残ります。この形は文字列を送って終わるので、去年誰に何を送ったかが曖昧になりがちです。毎年同じ相手に贈るなら、注文の履歴を残しておきます。
複数の相手に送るときは、なおさら管理が要ります。送った先と送っていない先が見た目で分からないためです。名前を書き出してから送る手順にすると、漏れが減ります。
この分野に残っているのは二つで、しかも用途が重なっていません。どちらを選ぶかは、相手に子どもが生まれたかどうかで決まります。それ以外の場面では、片方しか候補になりません。
6,380円のほうは、出産の祝いとして贈るために作られています。載っているのは玩具や衣類、育てる家で使う品で、大人向けの品はほとんど入りません。生まれた家に贈るなら、これが合います。
選ぶのは親になります。すでに道具のそろっている家では、選べる範囲が狭く感じられることもあります。二人目以降の家なら、次の幅広いほうを検討します。
3,630円のほうは、内祝いや引越しの祝い、退職の祝いなど、用途を限らずに使えます。載っている品も食べ物から生活の道具まで幅があり、受け取る相手を選びません。この分野で汎用に使えるのはこちらだけです。
金額が控えめなので、改まった場面には軽く映ることがあります。日ごろの礼や、金額の軽い返礼に向く範囲です。もう少し重くしたいなら、この分野では足りません。
二つしかないので、金額も中身も選べる幅がありません。3,630円と6,380円の間や、それより上を探しても、この分野には並んでいません。ここで決めきれないなら、紙の形の並びを見ます。
紙の形なら、同じ会社が金額の階段を用意しています。住所を知っている相手なら、そちらのほうが選択肢は広くなります。中身の充実で比べると、この分野は分が悪いままです。
この分野が効くのは、渡す条件がそろわない相手です。住所、距離、時間のどれかが欠けている場面で力を発揮します。三つ挙げます。
感謝を伝えたいのに送り先が分からない、という場面は思うより多くあります。転居した友人、退職して連絡だけ残っている元の同僚、画面越しにしか会ったことのない相手。この形なら、その一点だけで解決します。
聞けば分かる場合でも、聞かずに済むほうが軽く渡せます。相手も、住所を教える手間と、返礼の相談を省けます。関係の距離を変えずに渡せるのが、この形の利点です。
海外にいる相手や、転勤で行き先の分からない相手にも届きます。配送の日数も、送料の計算も要りません。時差があっても、相手の都合のよい時間に開いてもらえます。
ただし、選んだ品の届け先は相手が入力します。国外にいる相手だと、そこで受け取れないことがあります。相手が日本国内に届け先を持っているかは、送る前に考えておきます。
その日のうちに何かを渡さなければならない場面があります。祝いの知らせが直前に届いたとき、送別が急に決まったとき。この形なら、注文から数分で相手の手元に届きます。
紙の形なら、どんなに急いでも翌日になります。当日に間に合わせる手段としては、この分野が最も速くなります。速さだけが必要な場面では、迷わずこちらを選びます。
選べる金額が二つしかないので、予算から選ぶ分野ではありません。相手が誰かで品が決まり、金額はその結果として決まります。それでも、渡す場面ごとの収まり方には差があります。
3,630円のほうです。この金額なら、受け取った側が返礼の相談を始めません。仕事で世話になった相手や、集まりで助けてもらった相手に、身軽に渡せます。
送料が含まれているので、表示された額がそのまま支払額になります。何人かに同じものを送るときも、計算が単純です。金額を伝えたくないなら、そのまま送れば相手には見えません。
6,380円のほうを選びます。中身が赤ちゃんの品だけなので、生まれた家に迷わず渡せます。住所を知らない同僚や友人に贈るときに、この分野の存在意義が最もはっきりします。
祝いとしては軽すぎない金額です。数人でまとめて出すほどではなく、一人で渡して形になります。生まれてすぐの家は荷物を受け取る余裕がないので、その点でもこの形が助かります。
この分野には上の金額がありません。改まった相手や、いただいた祝いが大きい相手には届きません。無理にこの形で通そうとすると、金額の釣り合いが取れなくなります。
その場合は、住所を聞いてから紙の形を選びます。聞くのが気まずいなら、共通の知人に確かめる手もあります。金額の釣り合いが問われる場面では、住所を聞く一手間を惜しまないほうが結果はよくなります。
確かめて構いません。むしろ、送りっぱなしにするほうが危うい形です。他の連絡に紛れて気づかれないことがあるので、同じ手段で一言添えるのが確実です。
催促に聞こえるのを避けたいなら、送る時点で伝えます。何を送ったかを先に言っておけば、あとから確かめる必要がなくなります。期限が近づいたころに、もう一度触れる形でも構いません。
紙を掛ける形にはできません。この分野の品には、そもそも掛ける紙がないからです。改まった体裁を整えたい場面には向きません。
代わりに、短い言葉を添える欄が用意されています。祝いの言葉と自分の名前を入れれば、誰から何のために届いたかは伝わります。形式を重んじる相手には、紙の形を選びます。
個人の連絡先を知っているなら送れます。仕事の連絡に使う手段へ送るのは、相手の立場によっては避けたほうがよい場面もあります。私用の連絡先が分かるかどうかが目安になります。
部署宛てや会社宛てには使えません。受け取る個人が決まっていないと、渡す先がないためです。組織へ贈るなら、紙の形を選びます。
差出人が分からない知らせは、迷惑なものとして仕分けられることがあります。相手が普段やりとりしている手段へ送れば、この心配はほぼ消えます。初めて送る宛先だと、確率が上がります。
送ったあとに一言添えれば、仕分けられていても相手が探します。この一手間だけは省かないほうが安全です。届いていないまま期限を過ぎると、双方に何も残りません。
できます。目の前で画面を見せ、その場で読み取ってもらう渡し方です。集まりの席で、荷物を持たずに渡せます。
ただし、その場で操作させることになります。相手が慣れていないと、渡す側が手順を教える形になり、場が止まります。手渡しの場面がある相手なら、紙の形を選ぶほうが自然です。
この分野の二つは、どちらも祝いの場面を想定して作られています。弔いの返礼に使うと、表書きも挨拶状も付けられません。用途としては合いません。
弔いの返礼には、専用の品が紙の形で用意されています。挨拶状と熨斗が付き、中身も祝いの品を外した顔ぶれになっています。この場面だけは、住所を聞いてでも紙の形を選びます。
この分野を選ぶ理由は、中身の良さではなく、住所が要らないことです。相手とつながっている連絡の手段が一つでもあれば贈れて、その日のうちに届きます。逆に、住所は知っているが連絡先を知らない相手には使えません。
失うものもはっきりしています。箱を開ける場面が無く、送ったことに気づかれないこともあり、手元に記録が残りにくくなります。送ったあとに一言添えるだけで、そのうち二つは防げます。並んでいるのは二つで、赤ちゃんの品を集めたものと、幅広く選べるものです。金額を上げたい場面には届かないので、そのときは住所を聞いてから別の形を選びます。
選んでもらう贈り物をほかにも見くらべたいときは、カタログギフト、赤ちゃん向けなら出産祝い・ギフト、形の残る品なら出産祝いギフトセットにそれぞれ別の顔ぶれが並んでいます。
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