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相手の住所を知らなくても贈れます。連絡先がSNSしかない相手にも、思い立ったその日に送れます。
そのかわり、掛け紙や挨拶状を付けることができません。改まった場面と、気軽に渡す場面のどちらなのかで、この形を選べるかどうかが分かれます。
eカタログギフトは、紙の冊子の代わりにウェブのページを見てもらうものです。買うと専用のURLが手に入るので、それをSNSやメールで相手に送ります。
相手はURLを開き、並んでいる商品から選びます。そのあと相手自身が住所と連絡先を入力し、商品はそこへ届きます。
こちらは相手の住所を知らないままで済みます。職場でしか会わない相手、SNSでつながっているだけの相手にも渡せるのは、この作りがあるからです。引っ越したばかりで住所が変わっている相手にも、確かめずに送れます。
冊子を配送する形だと、注文してから相手の手元に届くまでに日数がかかります。URLなら、買った直後に送れます。夜でも送れますし、着く時間を気にする必要もありません。
誕生日を当日まで忘れていた、急に会うことになった。そうした場面で間に合うのが、この形のいちばんの強みです。
URLを送った時点で進んでいるのは、そこまでです。相手がページを開き、商品を選び、住所を入力して、そこで初めて配送の手配が始まります。
メッセージに気づかないまま日が過ぎることもあります。ふだんやり取りのない相手にいきなり送ると、広告のたぐいだと思われて開かれないこともあります。送るときに自分の言葉を添えておくかどうかで、開かれるかどうかが変わります。
QRコードを刷ったカードが自分の手元に送られてきて、それを相手に手渡す形のものもあります。中身はウェブのページですが、渡すときには手から手へ渡せます。
カードなら封筒に入れて、短い言葉を添えられます。会って渡す予定があるなら、こちらのほうが渡した実感が残ります。そのかわり、カードが届くまでに日数がかかるので、思い立った日にそのまま送るという使い方はできません。
贈り物には、中身とは別に形式が求められる場面があります。掛け紙をかけ、挨拶状を添えるという形です。eカタログギフトには、それを載せる紙がありません。
香典返しには、黒白か黄白の結び切りの水引をかけた紙を使い、挨拶状を添えるのが決まりです。配送でお返しするなら、直接お礼を言えないぶん、文字で伝えることになります。eカタログギフトでは、そのどちらも用意できません。
カードで手渡す形なら短い言葉は添えられますが、決まった形の挨拶状にはなりません。この場面では、紙の冊子が届くものを選ぶことになります。
結婚の内祝いや、勤め先の上の立場の方への贈り物も同じです。相手が形式を重んじる方なら、冊子と掛け紙が届く形のほうが落ち着きます。
線を引くとすれば、手紙を添える相手かどうかです。改まった文面を書く相手なら紙の冊子へ。メッセージで済ませる間柄なら、eカタログギフトで足ります。
同じ理由で、形式の要らない相手には向いています。友人の誕生日、職場の同僚への差し入れ。こうした場面では、掛け紙があると逆に重くなります。
出産の知らせへのお返しにも使われます。赤ちゃんのいる家では荷物を受け取る時間が読みにくいので、相手が落ち着いたときに自分で選び、届く日も自分で決められるほうが助かります。
商品券やギフトコードは、額面がそのまま見えます。eカタログギフトは商品が並んでいる形なので、いくらのものかは表に出ません。値段の話にしたくない場面では、そこが効きます。
ただし、載っている商品を見れば見当は付きます。額面をそのまま見せずに済む、という程度のもので、隠しきれるわけではありません。
カタログギフトには申し込みの期限があります。紙の冊子にもあるものですが、eカタログギフトでは忘れられ方が変わります。
期限は商品によって違い、短いもので三か月ほど、長いもので一年近くというあたりです。何日から数えるかも商品によります。
過ぎると原則として申し込めず、代金も戻ってきません。発行しているところによっては期限のあとでも受け付ける場合があると案内されていますが、そのころには選びたかった商品が品切れになっていることがあります。当てにできる話ではありません。
冊子で届くものは、机の上や本棚に置かれます。片づけるときに目に入るので、そこで思い出せます。
eカタログギフトはメッセージの履歴の中に沈むので、時間が経つと探し出すところから始まります。送るときに期限を書き添えておくと、そこで一度は意識してもらえます。しばらく経って何も言われないようなら、期限の前にもう一度声をかけるという手もあります。
受け取るには、URLを開いて商品を選び、住所を入力するところまで進んでもらう必要があります。ふだんスマホで買い物をしている相手なら、途中で止まりません。
一方、通販の注文をしたことがない相手や、画面の小さい文字を追うのがつらい相手には、この手順そのものが負担になります。紙の冊子なら、電話や葉書で申し込めるものもあります。見当をつける手がかりは、年齢よりも、その人がふだんどうやって物を買っているかのほうです。
日ごろSNSでやり取りしている間柄なら、そのまま送って構いません。改まった形式が求められる場面かどうかで決まります。
分けるのは、その相手に手紙を書くかどうかです。手紙や挨拶状を添える相手なら、掛け紙のかかった冊子が届く形にします。異動の挨拶、退職の記念、香典返しといった場面がこれにあたります。日ごろメッセージで済ませている相手なら、eカタログギフトで浮きません。
こちらから直に確かめる手立てはありません。メッセージが既読になっていても、URLを開いたかどうかまでは分かりません。
できるのは、送るときに期限のことを添えておくことくらいです。しばらく経っても何も言われないなら、期限の前にもう一度触れると、気づかないまま終わることを避けられます。催促に聞こえないよう、商品の話ではなく期限の話として伝えるほうが角が立ちません。相手が忘れているだけということも珍しくありません。
住所を知らなくても送れること、掛け紙と挨拶状が付かないこと、相手が動かないと届かないこと。この三つで、選べる場面が決まります。
URLを送れば、相手が自分で商品を選び、住所を入力します。連絡先がSNSしかない相手にも、引っ越したばかりの相手にも渡せます。買った直後に送れるので、日が迫っていても手が打てます。会って渡す予定があるなら、QRコードを刷ったカードが届く形もあります。
形式の要る場面には向きません。香典返しには決まった掛け紙と挨拶状が要りますし、改まった贈り物では冊子が届くほうが落ち着きます。手紙を添える相手か、メッセージで済ませる相手か。そこで分かれます。
期限は短いもので三か月ほど、長いもので一年近く。過ぎると申し込めず、代金も戻りません。メッセージの履歴に沈んで忘れられることがあるので、送るときに期限のことを添えておくと、一度は目を通してもらえます。
SNSでやり取りしている友人や同僚には、そのまま送れます。赤ちゃんの生まれた家にも、落ち着いてから自分の都合で選んでもらえます。ふだん通販を使わない相手や、形式の要る場面では、紙の冊子が届くものへ。
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