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毎日台所に立つ相手なら、その日から使ってもらえるのが包丁です。自分では買い替える機会が少ないので、切れなくなった一本がそこで入れ替わります。
このジャンルに並ぶのは、三徳包丁を軸にしたセットです。ただし「2点」「3点」という数字は本数を言っているだけで、何が入っているかは表していません。中身は商品名のほうに書かれています。
もう一つ、刃物には贈るときの言い伝えが二通りあります。未来を切り開くという縁起物として渡される一方で、縁が切れると言われることもあります。相手によって、添えるものが変わります。
商品名に「三徳2点セット」「三徳3点セット」と書かれています。この数字は本数だけで、中身までは表していません。入っているのは三徳包丁・ペティナイフ・シャープナーのどれかです。
家庭の台所でいちばん使われている形です。肉も魚も野菜も、この一本で切れます。刃渡りは16センチ前後で、商品名に「刃渡り16cm」と書かれたものがあります。
このジャンルはどれも三徳を軸に組まれています。まな板の上で一日に何度も持つ包丁なので、切れ味の良し悪しがそのまま毎日の手間になります。
刃の幅が狭く、長さは9センチから15センチほど。幅が狭いぶん小回りが利くので、果物の皮をむいたり、小さい野菜を切ったりする作業に向きます。
三徳一本でも料理はできますが、幅の広い刃で細かいものを扱うと手元が見えにくくなります。朝に果物を切る家や、飾り切りをする相手なら、この一本が入っているかで作業が変わります。
「3点」なら三徳とペティとシャープナーです。問題は「2点」のほうで、三徳とシャープナーの組と、三徳とペティの組の両方が並びます。
見分け方は単純で、商品名に「ペティナイフ」「ペティーナイフ」と書かれていればペティ入り、「シャープナー」「研ぎ器」と書かれていればシャープナー入りです。「2点」という数字だけを見ていると、どちらが届くか分かりません。
商品名にはどれも「オールステンレス」と書かれています。刃と持ち手がすべてステンレスでできていて、そのあいだに継ぎ目がありません。
木やプラスチックの柄が付いた包丁だと、刃と柄のつなぎ目に汚れと水気が入ります。オールステンレスはそこが一続きなので、たまる場所そのものがありません。
さびにくい材料でもあります。ただし濡れたまま置けばさびるので、洗ったら水気を切る必要は残ります。手入れの手数が減るというだけで、ゼロになるわけではありません。
柄まで金属なので、木やプラスチックの柄のように熱と水で傷むことがありません。そのぶん食洗機に対応したものが多くなります。
ただし、オールステンレスなら全部が対応というわけではありません。商品名に「食洗機対応」と書かれているものだけがそれにあたります。また、庫内で他の食器と当たると刃が欠けることがあるので、対応と書かれていても置き方は相手に任せる形になります。
いいことばかりではありません。柄まで金属でできているぶん、木やプラスチックの柄より重くなります。軽い包丁を長く使ってきた相手だと、手に持ったときの感じが変わります。
握力の落ちてきた相手や、長い時間まな板に向かう相手には、この重さが負担になることもあります。逆に、重みで刃が入っていく感じを好む人もいます。そこは相手の使い方で分かれます。
包丁を贈り物にするとき、正反対の言い方が伝わっています。どちらを聞いて育ったかは相手によるので、渡し方でそこを埋めることになります。
刃物には魔や災いを断ち切り、未来を切り開くという意味があるとされ、縁起物として扱われてきました。新築祝いのように、人生の区切りで贈られるのはこの意味からです。
台所を新しくする相手や、これから自炊を始める相手なら、この形で渡せます。新しい生活を切り開く道具、という筋が通ります。
一方で、刃物は縁を切るものだから贈らないほうがよいという言い方もあります。とくに結婚祝いの場面で、そう言われてきました。
気にしない相手なら、何も起きません。気にする相手に何も添えずに渡すと、受け取ったあとに引っかかりが残ります。相手がどちらかは聞いて回るものでもないので、気にする側だった場合の手当てを添えておくのが早い形です。
一つは、渡すときに相手から硬貨を受け取ること。その場で買ってもらった形になるので、贈ったことにならないという考え方です。5円玉が使われるのは「ご縁」との語呂合わせもあるからです。
もう一つは、贈った理由をカードに書き添えること。「未来を切り開く」という意味があると伝われば、受け取る側の見え方が変わります。碁石のような硬いものを添えて「切れない」と示す形も伝わっていますが、手に入りやすいのは硬貨とカードのほうです。
避けたほうが無難とされてきました。縁を切るという言い方があるからです。ただし本人から欲しいと言われているなら、そこは問題になりません。新生活で使うものを頼まれているだけです。
頼まれていないなら、新築祝いや引っ越し祝いへ回せます。台所を新しくする区切りに合うので、同じ包丁でも受け取り方が変わります。それでも結婚祝いに渡したいなら、硬貨を受け取るか、贈った理由をカードで添えます。
変わるのはシャープナーが要るかどうかです。包丁を持っていない家なら、三徳とペティの2点でも、そこにシャープナーを足した3点でも、その日から使えます。
すでに包丁を使っている家なら、切れ味が落ちている可能性があります。その場合はシャープナーの入っている組を選ぶと、今ある包丁も一緒に切れるようになります。果物や細かい作業の多い相手なら、シャープナーよりペティの入った組へ寄せます。
「2点」「3点」は本数だけを言っていて、中身までは表していません。3点なら三徳とペティとシャープナーですが、2点には三徳とシャープナーの組と、三徳とペティの組の両方があります。手がかりは商品名で、ペティの名か研ぎ器の名のどちらが並んでいるかを見れば分かります。
このジャンルはオールステンレスでそろっています。刃と柄に継ぎ目が無いので汚れのたまる場所が無く、柄が傷まないぶん食洗機に対応したものがあります。ただし全部が対応ではないので、目印は「食洗機対応」の一語です。柄まで金属なので、持ったときには重みが出ます。
刃物を贈るときの言い伝えは二通りです。未来を切り開くという縁起物の面と、縁が切れると言われる面。相手がどちらかは聞いて回るものでもないので、硬貨を受け取る形か、贈った理由を書いたカードを添えます。結婚祝いは頼まれたときだけにしておくと外しません。
一人暮らしを始める相手や、台所を新しくする家へ贈るなら、三徳とペティとシャープナーの3点を。切るものと手入れが一通りそろいます。すでに使っている包丁が切れなくなっている家なら、シャープナーの入った組を。贈った一本だけでなく、今ある包丁も一緒に切れるようになります。
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