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レモンは、料理にも飲みものにも一年じゅう使い道があります。自分では一個ずつ買うものなので、1リットルの瓶はもらって初めて台所に置かれます。
最初に決まるのは、実で渡すか、果汁で渡すかです。相手が皮まで使う人かどうかで、そこが分かれます。
どちらの形が長く選ばれ続けているかは、ランキングに出ています。
果物の贈りものは、たいてい実のまま箱で届きます。レモンはそこが違い、実で渡すより、1リットルの果汁のほうが長く選ばれ続けています。
理由は、使う量にあります。レモンは一度に一個を使い切ることが少なく、切って残すと乾きます。果汁なら、必要なぶんだけ振り出せます。
ストレートは、搾った果汁をそのまま詰めたものです。濃縮還元は、いったん水を飛ばして4倍から6倍に濃くしたものを、詰めるときに水で戻したものです。運ぶのが軽くなるかわりに香りが飛ぶので、香料や糖が足されることがあります。
作り方の違いは、商品名の「ストレート」「無添加」で読めます。贈るなら、香りの残るストレートのほうです。
レモン一個から搾れる果汁は40から50ミリリットルです。1リットルなら、20個から25個ぶんという計算になります。
実を20個受け取っても、使い切る前に傷みます。同じ量が瓶に入っていれば、未開封のまま数か月から一年は置いておけます。1リットルという大きさが選ばれているのは、置いておける長さと釣り合っているからです。
一本を開けると、そこからは冷蔵で一週間から二週間ほどが目安とされています。1リットルをその間に使い切るのは、毎日料理をする家でも簡単な量ではありません。
そのため、一人か二人の家に渡すのは一本までです。二本組、六本組で並ぶものもありますが、これは家族の多い家や、人が集まることの多い家に向きます。開けていない瓶は長く置けるので、そこは困りません。
国産の代表はリスボンで、香りが強く果汁が多く、皮は固めです。ユーレカはカリフォルニアで生まれたもので、皮が薄く、酸味のあとが軽く残ります。
璃の香は、日本で作られた品種です。リスボンにヒュウガナツを掛けたもので、一個200グラムほどとふつうのレモンより一回り大きく、皮は3ミリと薄く、酸味がまろやかになります。搾れる割合も高いので、果汁にも回されます。
海の向こうから船で運ぶものは、着くまでに時間がかかります。そのあいだ傷まないように、収穫したあとで薬剤を使い、表面にワックスをかけてあります。国産のものは店に並ぶまでが短いので、その手当てが要りません。
違いは見た目にも出ます。輸入のものはつやがあって表面が滑らか、国産のものはややざらつきます。手に取って比べると分かる差です。
皮をすりおろして菓子に入れる人、輪切りをそのまま飲みものに浮かべる人には、皮まで使えるものが要ります。国産のもので、なかでも「ノーワックス」「皮まで食べられる」「有機」と書かれているものが、それにあたります。
搾って果汁だけを使う相手なら、そこは気にしなくて済みます。相手がレモンをどう使う人かで、見る場所が変わります。
国産の実が出回るのは、10月から翌年の6月ごろまでです。夏に実を探すと、並ぶのは輸入のものになります。皮を使う相手に実を渡すなら、時期も一緒に効いてきます。
緑のうちに採ったものはグリーンレモンと呼ばれます。香りが強く立ちますが、果汁は少なめで、酸味がとがります。
黄色くなるにつれて果汁が増え、酸味はまろやかになります。香りを立たせたい相手には緑のもの、搾って使う相手には黄色いもの、という分かれ方です。
切って凍らせたものも並びます。使う数だけ出せるので、一個を切って残す心配がありません。皮まで食べられると書かれたものなら、そのまま飲みものに入れられます。
そのかわり、冷凍庫の場所を取ります。1キロのものは500グラムずつ二袋に分けてあることが多く、袋二つぶんの空きが要ります。渡せるかどうかは、相手の冷凍庫に空きがあるかどうか次第です。
炒めものの仕上げ、揚げものに一振り、ドレッシングと、レモンを使う場面は台所に散らばっています。そのたびに実を切る人は少なく、瓶から振り出せるほうが、使う回数が続きます。
未開封で数か月から一年は置いておけるので、届いてすぐ使い切る必要もありません。料理をする家なら、いちばん行き場に困らない形です。
レモンサワーやはちみつレモンを家で作る人には、果汁がそのまま材料になります。商品名にもこの使い道が書かれています。
実を渡すと、飲むたびに切って搾る手間が残ります。週に何度も飲む相手なら、瓶があるほうが手が止まりません。
焼き菓子にレモンの皮を入れる人には、実が要ります。果汁だけでは皮が手に入りません。国産で、皮まで使えると書かれたものが要ります。
1キロほどの箱で届くものなら、何回かに分けて使えます。皮を使い切ったあとの果汁も残るので、二通りに使ってもらえます。
レモンの果汁は、瀬戸内の島々で作られたものが並びます。広島や愛媛の地名、大三島やしまなみといった島と海道の名前が、商品名に入っています。
その土地に縁のある相手や、産地の名前で選ぶ人には、この並びが効きます。味の違いというより、どこで採れたものを渡すかという選び方です。旅先で買ってくるものの代わりにもなります。
1リットルの果汁は、レモン20個から25個ぶんにあたります。実で同じ量を渡すなら、2キロを超える箱になります。量として軽いものではありません。
果汁の瓶には、贈答用として箱に入って届くものもあります。渡す形が整うという点でも、実に引けを取りません。
分からないときは果汁にします。搾って使う人にも、料理に振る人にも、そのまま渡せます。
実を渡すと決めているなら、国産で皮まで使えると書かれたものが安全です。皮を使わない相手でも困りませんが、皮の使えないものを渡すと、使い道が一つ減ります。
決めるのは、相手が皮まで使う人かどうかです。使うなら実、搾るだけなら果汁。そこが決まってから、本数と産地が決まります。
毎日料理をする相手や、家で酒を飲む相手には、ストレートの果汁を1リットル。未開封で数か月から一年は置けるので、届いた日から急がせません。本数は、相手の家の人数に合わせます。
菓子やパンを焼く相手には、国産で皮まで使えると書かれた実を。国産の実が並ぶのは10月から6月ごろなので、夏に渡すなら果汁のほうになります。
一個ずつ切るのが面倒な相手には、冷凍のカットを。ただし袋二つぶんの空きが要るので、相手の冷凍庫が読めるときだけにします。
迷ったときは、ストレートの果汁を1リットル。搾って使う人にも、飲みものに入れる人にも渡せて、置き場所にも困りません。
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