掲載7商品 / 楽天ランキングを59日分記録して選定
時点の楽天ランキングを集計
朝にパンやヨーグルトを食べる家なら、毎日そこに手が伸びます。かけるだけで一品になるので、使うのに手間も要りません。開けたその日から、毎朝の食卓に出るという使われ方をします。
自分では、いちばん安いものを選びがちです。同じ名前で並んでいるものの中に値段の低いものがあれば、そちらで足りてしまう。味の違うものを試す機会が、自分では作りにくいところがあります。
選ぶときに最初に決まるのは、色です。ゴールデン、アンバー、ダーク、ベリーダーク。商品名にこの言葉が入っていて、同じ「メープルシロップ」でも、色が違うと味の濃さが変わります。
商品名に「アンバー」「ダーク」といった色の名前が入っています。これは見た目の分類ではなく、その樹液をいつ採ったかを表しています。
メープルシロップは、カエデの木に穴を開けて樹液を集め、煮詰めて作ります。この樹液が採れるのは、春の二週間ほどだけです。
同じ木から採っていても、期間の初めと終わりでは樹液の色が違います。後になるほど濃くなり、それがそのままシロップの色になります。四つの名前は、この順番に付いています。
薄いほうは、甘さがすっきりしています。かけたものの味を邪魔しないので、そのまま料理に落として使うことができます。
濃いほうは、メープルらしい香りと味がはっきり出ます。ベリーダークになるとコーヒーのような色で、口に入れたときの主張も強くなります。焼き菓子に混ぜたり、味の濃いものに合わせたりする使い方に向きます。
四つのうち、世に出回っている量がいちばん多いのはアンバーです。どちらにも寄りすぎないので、相手の使い方が読めないときはここに落ち着きます。
商品名を見ると、色の名前のあとに味の名前が並んでいます。アンバーにはリッチテイスト、ダークにはロバストテイスト、ベリーダークにはストロングテイストという組み合わせです。
二つ並んでいますが、指しているものは同じです。色の名前を見れば味の見当が付くので、両方を読み比べる必要はありません。
そして大事なのは、この四つに品質の上下がないことです。どれもカエデの樹液だけを煮詰めたもので、濃いほうが上等ということではありません。好みと使い道で選ぶものです。
同じ容量で並んでいても、砂糖やはちみつと比べると値段が高いところにあります。理由は味や作りではなく、そもそも採れる量が限られていることにあります。
カエデなら何でもよいわけではありません。樹齢が三十年を超え、幹の太さが20センチほどにならないと、樹液を採る対象になりません。
苗を植えてから三十年です。畑の作物のように、その年に増やすということができません。採れる木の本数が、そのまま生産できる量の上限になります。
一年じゅう採れるものでもありません。春の、決まった時期の二週間ほどに集中します。
この期間を逃すと、次は翌年です。天気が悪ければその年の量が落ちるという作られ方をしているので、年によって出回る量も変わります。
集めた樹液は、そのままでは水のようなものです。煮詰めて水分を飛ばすと、40リットルほどの樹液から1リットルのシロップになります。
瓶に入っているのは、この煮詰めたあとのものです。一本の瓶の後ろに、それだけの樹液と、三十年育った木があると考えると、値段の付き方に見当が付きます。
ここまでの理由は、四つの色すべてに共通します。どの色でも、木と期間と煮詰める手間は同じです。
そのため、アンバーからベリーダークに変えても、値段はそれほど変わりません。動くのは容量と、有機の認証が付いているかどうかのほうです。色は予算ではなく、相手の使い方で選んで差し支えありません。
同じ名前で並んでいるものの中に、中身がまったく違うものが混じります。ここを外すと、値段の差の理由も読めなくなります。
カエデの樹液を煮詰めただけのものが、メープルシロップです。それ以外に、砂糖や水あめ、香料を加えて似た味に仕上げたものがあります。
こちらは「メープル風シロップ」「メープルタイプシロップ」といった名前で売られます。同じように瓶に入ってパンにかけるものですが、別の商品です。
商品名だけでは分かりにくいことがあります。確かめるのは、原材料に何が書かれているかです。
「カエデ樹液」「メープルシロップ」「楓糖液」といった言葉だけで終わっていれば、樹液だけのものです。そこに砂糖や果糖ぶどう糖液糖、香料が並んでいれば、混ぜてあるほうになります。
商品名に「100%ピュア」と書かれているものもあります。この言葉が入っていれば、原材料まで見なくても分かります。
樹液だけのものが高いのは、採れる量が限られているからです。混ぜてあるほうには、三十年の木も春の二週間も関わってきません。
つまり、同じ名前で並んでいるのに値段が大きく離れているときは、色の違いではなく中身の違いを疑うことになります。色を変えても値段はさほど動かないので、離れているならそちらの理由です。
自分で使うぶんには、混ぜてあるものでも困りません。ただ、贈り物として渡すと、受け取った側が原材料を見ることがあります。同じ言葉で渡したのに中身が違う、という形は避けたいところです。
小さい瓶を三つ組にしたものが並んでいます。アンバー、ダーク、ベリーダークと、色の違うものが入る形です。
向くのは、相手がどの色を好むか読めないときです。一本を大きく渡して口に合わなかった場合、残りが長く残ります。三つに分かれていれば、合うものを相手が見つけられます。そのあとで同じ色を大きい瓶で贈る、という続け方もできます。
木の育て方と、周りの土地の扱いについて、外の機関が調べて認めたものです。中身の味そのものが変わるわけではありません。
そのため、味で選ぶなら関係のないところです。食べるものの出どころを気にする相手だと分かっているなら、そこで意味が出ます。値段は少し上がります。
内側の蓋がきちんと付いているかを確かめるために、いったん開けたという意味です。中身に手を付けたということではありません。
ただ、封が切られた状態で届くので、受け取った相手がそれを見てどう思うかは残ります。改まった相手や、渡す場で開けてもらう場面なら、この表記の無いものを選んでおくほうが収まります。
相手が何にかける人かで、色が一つに決まります。
パンやヨーグルト、パンケーキが中心の相手には、アンバーを。四つの中で真ん中にあたる濃さで、かけたものの味を消しません。いちばん多く出回っているので、初めて渡す相手にも収まります。
菓子を焼く相手、味の濃いものに合わせる相手には、ダークかベリーダークを。生地に混ぜても香りが残るので、焼き上がりでメープルだと分かります。ベリーダークはコーヒーのような色で、口に入れたときの主張がいちばん強く出ます。
色で迷ったとき、値段は判断の材料になりません。四つのあいだで値段はほとんど動かないので、高いほうが上等ということにはならないからです。予算を動かすなら、色ではなく容量のほうです。
どの色が合うか読めないなら、小さい瓶を三つ組にした食べ比べから。そのあとで、相手が選んだ色を大きい瓶で贈る形にできます。
あちらは花の名前で味が決まるので、採った順番で分かれるメープルとは、選ぶときに見る場所が違います。
この記事の更新日