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開店や就任の日に届けて、そのあと一か月から三か月、その場に飾っておいてもらえるのが胡蝶蘭です。切り花と違って、渡した日で終わりません。
このジャンルに並んでいるのは、ほとんどが胡蝶蘭です。商品名に「3本立ち」「30輪」といった数字が付いていて、この二つが格を決めています。
もう一つ、立札を頼むかどうかで役目が変わります。誰から誰への花かを札で示す形と、札を付けずに渡す形。祝いに贈るのか、供えるのかも、そこで分かれます。
商品名に並ぶ数字は二つあります。「2本立ち」「3本立ち」「5本立ち」「7本立ち」という本数と、「24輪」「33輪」「60輪」という輪数。この二つで見た目も値段も変わります。
「3本立ち」は、一つの鉢に3本の花茎が寄せ植えされているという意味です。本数が増えると横幅が広がって、置いたときの存在感が増します。
3本立ちから5本立ちへ上げると、値段はおよそ1.5倍から2倍になります。本数を一段上げるのが、いちばん大きく値段の動く選び方です。
同じ3本立ちでも、24輪のものと36輪のものが並んでいます。輪数が多いほど株を育てるのに時間がかかるので、そのぶん値段が上がります。茎も高く伸びます。
つまり本数は横幅、輪数は高さと花の密度に効いてきます。この二つは別々に動くので、3本立ちの多輪と5本立ちの少輪では、どちらが上とも言えません。先に決めるのは本数のほうです。
商品名の輪数には「つぼみ込み」と書かれたものが多くなっています。届いた時点で全部が咲いているわけではなく、咲ききるまでの時間も込みで飾ってもらう形です。
同じ胡蝶蘭でも、花の大きさで呼び名が分かれます。大輪は直径10センチから15センチ、ミディと呼ばれるものは3センチから9センチです。
大輪は育てるのに時間と手間がかかるぶん高くなります。改まった場に置くならこちらです。ミディのほうは色の幅が広く、鉢も小さく収まります。個人の家へ届けるなら、ミディの2本立ちくらいが棚に載ります。
商品名に「立札無料」と書かれたものがあります。鉢に挿す木の札で、そこに書かれた文字を人が読みます。誰が贈ったのかを、その場で示すためのものです。
立札の中身は三つに分かれます。「祝御開店」のような頭書き、贈り先の名前、贈り主の名前。この三つで、誰から誰への花かが一目で伝わります。
頭書きは用途で言葉が変わります。開店なら「祝御開店」、就任なら「祝御就任」。注文のときに用途から選ぶ形が多いので、頭書きを自分で考えることはあまりありません。贈り先の正しい社名と、自分の側の書き方だけ決めておけば済みます。
開店した店に置かれた花は、通りかかった人にも見えます。開店を知らせる役目を兼ねているので、贈り先の店舗名を札に入れると、その店の宣伝にもなります。
だから、人目に触れる場所へ届けるなら札を付けたほうが花が働きます。個人の家に置かれるものなら、そこまで要りません。誰の目に触れるかで、札を頼むかどうかが決まります。
同じ胡蝶蘭が、お供えにも使われます。「お供え」「御供え花」「お悔み花」「仏花」「命日」と書かれたものが並びます。
供え用の札は色が変わり、文字も薄墨で作られます。祝いの札とは別の頼み方になるので、注文のときに祝いか供えかを選び分けることになります。個人の家へ届ける場合でも、供えるものなら札を付けます。その家に集まった人が読むからです。
花の色のほうも変わります。祝いなら白のほかにピンクや紫から選べるものがありますが、供えるなら白が基本です。
胡蝶蘭は咲いてからひと月から三か月ほど持ちます。切り花のように数日で終わらないので、届いたあとも長くその場にあります。
花そのものは長く残りますが、開店を知らせる役目は開店の日に効きます。「あす楽」「最短翌日配送」「当日発送」と締め切りの時刻を書いたものがあるので、急に決まった日程でも当てられます。
ただし遠方や離島は届く日が変わります。商品名に「沖縄・離島は発送不可」「配送可能時期のみ」と書き添えられたものがあるので、贈り先が遠いなら、頼む前にそこを確かめることになります。日にちを指定できるものを選んでおくと、そこで詰まりません。
「写真配信サービス」「画像送付あり」と書かれたものが並んでいます。届けた花を撮って、贈り主へ送ってくれる仕組みです。
贈り主がその場に行かない前提のジャンルなので、これが目になります。札にどう名前が入ったか、鉢がどう置かれたかを、写真で確かめられます。要申込と書かれたものもあるので、注文の欄で頼んでおく形です。
3本立ちで30輪を超えるものは、それなりの高さと幅を取ります。店の入口や会社の受付なら収まりますが、個人の家では置き場所に困ることがあります。
飾るあいだは、暖かい室内に置いてもらう形です。最低でも10度を下回らない場所が要るので、冬に暖房を切る部屋だと傷みます。個人へ渡すなら、ミディの2本立ちのように棚に載る大きさへ寄せると、置き場所で困りません。
先に本数です。鉢の横幅がそのまま変わるので、店の入口に何鉢か並んだ中でも目に入ります。値段も本数のほうが大きく動くので、予算を上げるならまず本数を一段上げます。
輪数が効くのは、近くで見てもらえる場所です。受付の一角や部屋の中に置かれるなら、茎の高さと花の詰まり具合が出ます。置かれる場所が読めないなら、3本立ちで輪数は中ほどにしておくと、どちらの見え方でも収まります。
届けられます。そのときも札は付けます。その家に集まった人が、誰から供えられた花かを読むからです。祝いの札とは色も文字も違うので、注文の欄に供え用の項目があります。
大きさは、置く場所が仏間か玄関先かで変わります。読めないなら、ミディの2本立ちのように場所を取らないものから選ぶと外しません。
商品名の数字は二つです。「3本立ち」は鉢に入っている花茎の本数で、横幅と存在感に効きます。「30輪」は花の数で、高さと詰まり具合に効きます。値段が大きく動くのは本数のほうなので、先に本数を決めます。
大輪は花の直径10〜15センチ、ミディは3〜9センチ。改まった場に置くなら大輪、家の棚に載る大きさで渡すならミディです。
立札に書くのは、頭書きと贈り先名と贈り主名の三つです。人目に触れる場所へ届けるなら、札があってこそ花が働きます。供える花は札の色が変わって薄墨になり、花の色も白が基本。届け先が個人の家でも、供えるものなら札は要ります。
花持ちはひと月から三か月。渡した日で終わりませんが、開店を知らせる役目は開店の日に効くので、前日か当日の朝に着かせます。遠方や離島は届く日が変わるので、贈り先が遠いならそこが先です。
店や会社の入口へ届けるなら、大輪の3本立ちで30輪前後、立札を付けて前日着で。通りかかった人にも贈り主の名前が見えます。供える花なら、白の3本立ちに薄墨の札を。祝いと同じ鉢でも、注文の欄で選ぶものが違います。個人の家へ贈るなら、ミディの2本立ちを札なしで。棚に載る大きさで、ひと月以上そのまま咲いています。
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