掲載15商品 / 楽天ランキングを59日分記録して選定
時点の楽天ランキングを集計
店で食べたスープや前菜が、そのままの名前で家に届きます。自分の食事のために買うには少し高い、けれど食べれば違いの分かる味。洋風惣菜の詰め合わせが贈り物に選ばれてきたのは、そういう値段と味の位置にあるからです。
同じ「セット」の名前で、スープだけを何食も詰めた組と、一人分ずつのおかずを並べた組と、卓に広げるオードブルが売られています。相手が一人で食べるのか、人を呼ぶ日のために使うのか。その違いで送るものが分かれます。
同じ名前で並んでいますが、数え方も段の作り方も別です。どの系統かが分かると、商品名に並ぶ数字の意味も読めるようになります。
洋風の惣菜では、スープが単独の贈り物として成り立っています。6食、8食、16食、20食と並び、食数が増えるほど金額も上がるという作りです。注文のときに種類を選べるもの、カレーと組にしたものもあります。
和風や中華の惣菜の詰め合わせに、汁ものだけを集めた組はほとんどありません。洋風の詰め合わせでいちばん目立つのが、このスープの組です。冷凍で届くものが中心ですが、乾かして固めた形のものは常温で一年ほど置けます。
ハンバーグ、チキン、魚。一人が一回に食べる分ずつ包んだものが、6食、8食、9食といったまとまりで売られています。大皿に盛って分ける形ではありません。
主食が入っていないものには、商品名に「おかずのみ」と断りが入っています。飯やパンは相手が用意する前提です。皿に一通りそろった形のものもあり、そちらは主食まで入っています。冷凍が中心ですが、常温のまま置けるレトルトを詰めた組もあって、そちらは冷凍庫の空きを相手に作ってもらわずに済みます。
オードブルという言葉は、もともとコースの最初に出す前菜のことです。日本では、いろいろな料理を一つの大皿に並べたものを指して使われています。3品、5品、7品と種類を並べ、座って食べる席にも、立ったまま食べる席にも出せます。
こちらは食数ではなく、品数と人数で名乗ります。2人前、といった書き方です。誕生日や記念日、還暦の席に合わせて注文されるので、冷蔵で届いて、その日のうちに食べてもらう形になる。スープや一食ずつのおかずと違って、食べる日を相手に任せられません。
薄く切った肉や魚を燻製にした詰め合わせも、洋風惣菜として売られています。8点、13点と点数で名乗り、そのまま皿に移せば前菜の一皿になります。
酒の席に出せるので、内祝いや出産祝いといった改まった場面でも使われています。一切れずつ小さく分かれているぶん、オードブルほど日にちに追われず、食べる速さを相手に任せられます。
同じ洋風惣菜でも、一食ずつに分かれた組と、卓に広げる組では、届いた家で起きることが違います。相手の食卓がどちらの形かを思い浮かべてから選ぶと、外れません。
一人分ずつ包まれているということは、いつ食べるかを相手が決められるということです。今日は使わない、明日は使う、という付き合い方ができます。
商品名に「一人暮らし」「仕送り」「買い置き」と書かれたものが並ぶのは、そのためです。離れて暮らす子や親、帰りの遅い人。誰かと囲む食卓ではなく、一人の食事のために作られています。開けた分だけがその日の食事になるので、余らせる心配もありません。
6食の組と20食の組では、受け取る意味が変わります。前者はたまに使ってもらう形、後者はしばらく食事を任せてもらう形です。
親しくない相手に20食を送れば、こちらが相手の生活へ踏み込むことになります。逆に、離れて暮らす家族へ6食では、受け取ったほうが物足りない。食数は金額よりも、相手との距離を表す数字だと思っておくと、どこで止めるかが決まります。
冷蔵で届くオードブルは、その日の卓のためのものです。誕生日や記念日に合わせて注文するので、届く日と食べる日がほとんど重なります。
相手の予定を聞かずに送ると、いちばん食べてほしいときに家にいない、ということが起きます。日にちが決まっていない相手には、冷凍で待てるものを。日にちが決まっているなら、その日に合わせて冷蔵のものを選べます。
クール便は荷物を冷やす仕組みではなく、凍った状態を保ったまま運ぶ仕組みです。受け取った側は、すぐ冷凍庫へ移す形になります。
20食の組は、それだけで冷凍庫の一段が埋まります。一人暮らしの小さい冷凍庫なら、その組が丸ごと入り切らないこともある。相手の台所の大きさが読めないときは、食数を抑えるか、常温で置けるレトルトの組へ振るほうが、結局は食べてもらえます。
洋風惣菜では、何が入っているかと同じくらい、どこの味かが前に出ています。中身の説明より先に店の名前が並んでいるのは、洋風惣菜ならではの売られ方です。
スープの専門店、百貨店の地下に入っている惣菜店、レストラン、ファミリーレストラン。店で出しているものを、そのまま家へ送る形です。多くは冷凍で、オードブルのように冷蔵で届くものもあります。
受け取った側は、その店を知っていれば箱を見た時点で中身が分かります。知らなくても、店の名前が入っていれば「よそで買える普段のもの」とは受け取りません。相手が行ったことのある店なら、話の続く贈り物になります。
8種から選ぶ、11種から10個選ぶ、というように、送る側が中身を組める形です。相手の苦手なものを外して詰められるので、好みを一つでも知っているなら、この形が生きます。
店の側で組んだものは、選ぶ手間がかかりません。好みを聞いたことがない相手なら、そちらのほうが外れも少なくなります。どちらを取るかは、相手について何を知っているかで決まります。
のしを掛けられるものと、簡易な箱で届くものが混ざっています。商品名に「のし」「熨斗」「簡易ボックス」と書かれているので、注文の前に読み分けられます。
改まった場面で手渡しするなら、化粧箱に入るものを。生活を助けるために送るだけなら、簡易な箱でも困りません。冷凍のものは外側が保冷の箱になるので、掛け紙は中の箱にかかる形になります。
日々の食事を助ける中身なので、儀礼の場面では物足りなく映ることがあります。その場合は、店の名前が通っているものや、燻製やオードブルのように酒の席へ出せるものへ寄せると、贈り物としての格が付きます。
反対に、生活を助けたいだけなら、店の格より食数のほうが効きます。何を伝える贈り物なのかで、同じ洋風惣菜でも見るところが入れ替わります。
病室へ直接は向きません。冷凍のものを置く場所がありませんし、病院によっては生の食べ物を持ち込めません。入院した直後や手術の直後は、訪ねること自体を控えるものとされています。
送るなら、退院して家に戻ってからです。台所に立つ力がまだ戻っていない時期なので、一食ずつのスープやおかずは、そのまま数日ぶんの食事になります。見舞いの品を受け取った側は返しをする習わしがあるので、金額を張りすぎないほうが、相手は気楽に受け取れます。
届く日を相手に伝えておくことになります。クール便は玄関に置いていくことができないので、何度も持ち帰りになれば、相手の手間だけが増えます。
日にちを伝えられない間柄なら、常温で置けるレトルトの組があります。冷凍のものを送るのは、届く日を指定できるか、相手が受け取れる日を知っているときにしておくと、途中で行き止まりになりません。
系統を決めて、数を決めて、どこの味かを見る。順はこれで足ります。
スープの組は食数で金額が上がり、一人分のおかずは何食入っているかで受け取る意味が変わり、オードブルは品数と人数で名乗ります。数え方が違うので、金額だけを並べても比べられません。
冷凍で送るなら、相手の冷凍庫と受け取りの都合を借りる形になります。留守がちなら常温のレトルトへ、日にちが決まっているなら冷蔵のオードブルへ。ここを外すと、味を知ってもらう前に、玄関で行き止まりになります。
そのうえで効いてくるのが、どこの味かです。相手が行ったことのある店なら、名前だけで記憶の中の味と結びつきます。
離れて暮らす家族の食事を助けたいなら、一食ずつのおかずを食数の多い組で。人を呼ぶ日が決まっている相手には、冷蔵のオードブルをその日に合わせて。改まった相手へ一箱で渡すなら、燻製の盛り合わせが、そのまま酒の席の一皿になります。
この記事の更新日