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寒天と豆と餡と蜜。クリームの乗るものを除けば、あんみつには生クリームもバターも入りません。洋菓子のあとに続けても重ならないので、甘い菓子が並ぶ席でも出番があります。
最初の分かれ目は、名前です。あんみつ、みつ豆、白玉あんみつ、フルーツあんみつ。名前が、何が乗っているかを言っています。
もう一つ、箱の中の内訳です。「黒みつ×4個・白みつ×2個」のように、蜜の組み合わせまで商品名に書かれています。
みつ豆は、さいの目に切った寒天、赤えんどう豆、求肥、果物。この四つに蜜をかけたものです。
寒天は、ほとんど味を持ちません。受け持っているのは歯ごたえのほうです。赤えんどう豆は、塩ゆでした豆。ほのかな塩気が、甘さを引き締めます。求肥(ぎゅうひ)は、やわらかい餅です。
このジャンルには、みつ豆もあんみつも並んでいます。同じところに出てくるので、買う側が名前を読み分けることになります。
みつ豆にあんこを乗せたものが、あんみつです。違いは、それだけになります。
あんこが甘さの中心を作るので、そこが加わるかどうかが味の分かれ目です。あんこが得意でない相手なら、みつ豆のほうを選ぶという手があります。
白玉だんごが加われば、白玉あんみつ。果物を多く盛れば、フルーツあんみつ。抹茶のゼリーを合わせれば、抹茶あんみつ。アイスクリームや生クリームを乗せれば、クリームあんみつ。
名前が伸びるほど、器の上が増えるという並び方です。商品名の頭に付いた言葉が、そのまま乗っているものを指しています。
乗るものを減らしたものもあります。豆と寒天だけにしたものは、「豆かん」と呼ばれます。果物も求肥もあんこも入りません。
あんみつには常温で置けるものもありますが、クリームやゼリーが乗るものは別です。
アイスクリームや生クリームが乗れば、そこで脂も入ります。冷たいまま届く必要もあるので、受け取る日を合わせることになります。抹茶のゼリーを合わせたものも同じです。
「重くならないもの」を渡すつもりなら、クリームの付かないほうを選ぶことになります。名前に「クリーム」と入っているかどうかで、そこは分かれます。
寒天も、ところてんも、原料は同じです。天草(テングサ)という海藻から作られます。
海藻を煮て、冷やし固めたものがところてん。そのところてんから水分を取り除いて乾かしたものが寒天です。
あんみつに入っているさいの目の寒天は、その乾かしたものを、もう一度水と煮て固め直したものにあたります。
ところてんには、磯の匂いが残ります。そのまま酢醤油で食べる形なら、それが持ち味になります。
寒天には、その匂いがほとんどありません。だから菓子に使われるのは寒天のほうです。
あんみつの寒天が味を主張しないのは、そのためです。餡や求肥の味を覆いません。
このジャンルには、「ところてん」という言葉の入った商品が並びます。
理由は、材料が同じだからです。天草を仕入れて煮るところまでは、ところてんもあんみつも変わりません。ところてんを作ってきた店が、そのまま甘いほうへ回しているという形です。
和菓子屋が出しているものと、ところてんの店が出しているものが、同じところに並ぶ。どちらが上ということはありません。ただ、寒天の歯ざわりを目当てにするなら、選び分けの手がかりにはなります。
商品名に「ところてん」と入っていても、中身はあんみつということがあります。寒天を使っていることを、そう書いているからです。
見分けるなら、付いてくるものです。酢醤油やわさびが付いているものは、そのまま食べるところてん。黒蜜や餡が付いていれば、甘い菓子のほうです。
両方を選べる商品もあります。同じ器で、酢醤油にも黒蜜にもできるという形になっています。
蜜には、黒みつと白みつがあります。
黒みつは、黒糖から作った蜜です。黒糖はさとうきびの搾り汁を、ミネラルを分けずに煮詰めて結晶にしたもの。そのぶん色が濃く、風味とコクが強く出ます。苦みや渋みまで残るのが黒糖の持ち味です。
白みつは、精製した砂糖から作った蜜です。癖がなく、すっきりした甘さになります。餡や求肥の味を覆わないのは、こちらのほうです。
「黒みつ×4個・白みつ×2個」「黒みつ×4個・白みつ×4個」。このジャンルでは、箱の中の内訳が商品名に出ています。
同じ6個入りでも、黒4と白2、黒2と白4では、届くものが違うということです。個数の刻みが選べるようになっているのは、蜜の好みで分かれるからです。
黒みつだけを集めた箱もあります。相手が黒糖の風味を好むと分かっているなら、そちらです。
蜜の好みは、聞かないと分かりません。黒糖の風味を好む人と、癖のないほうを好む人がいます。
そこで、両方が入った箱が働きます。黒と白が半々なら、どちらの側の相手でも、口に合うほうが残ります。残ったほうは、同じ家の別の人が食べるという形になります。
家族で分ける相手なら、なおさらです。同じ家の中でも、好みは一つに決まりません。
このジャンルには、常温で置けるものと、冷蔵・冷凍で届くものが混ざっています。
常温のものは、渡す日を選びません。手土産として持って行くことも、日を置いて送ることもできます。冷蔵・冷凍のものは、受け取る日を合わせることになります。
クリームやゼリーが乗るものは、冷たいまま届きます。名前に何が乗っているかが書かれていれば、届く温度もそこから見当が付くということです。
カップに詰めてあるものが中心です。食べ終われば、そのまま捨てられます。器を洗って返すという手間は起きません。
皿に移し替えなくてよいので、受け取ったその場で出せます。蜜が別の小袋になっているものなら、かける量も相手が決められます。
一つずつが独立している形なので、人数ぶんの個数を数えて選ぶことになります。大皿から取り分ける菓子とは、そこが違います。
あんこの乗らない「みつ豆」という手があります。寒天と豆と求肥と果物に蜜をかけただけなので、甘さの中心にあるあんこが入りません。
蜜を白みつにすると、黒糖の濃い風味が乗りません。苦みや渋みまで含んだ甘さが苦手という相手には、そこが効きます。
「豆かん」まで下げると、豆と寒天だけになります。ただしこのジャンルでは数が多くありません。見つからなければ、みつ豆で白みつのものが近いところに来ます。
土台にあるのは「みつ豆」です。さいの目の寒天、赤えんどう豆、求肥、果物に蜜をかけたもの。そこにあんこが乗るとあんみつになります。
白玉あんみつ、フルーツあんみつ、抹茶あんみつ、クリームあんみつ。名前が長くなるほど、器の上が増えます。逆に豆と寒天だけまで減らしたものは、豆かんです。クリームが乗るものだけは、脂も入ります。
寒天とところてんは、同じ天草という海藻から作られます。煮て冷やし固めたのがところてん、そこから水を抜いて乾かしたのが寒天。ところてんに残る磯の匂いが、寒天にはありません。「ところてん」と書かれた商品も並ぶので、付いてくるのが酢醤油かどうかで読み分けます。
蜜は、黒みつと白みつ。黒糖から作った黒みつは、苦みや渋みまで含んだ濃い甘さ。精製した砂糖の白みつは、癖がなくすっきりします。箱の中の内訳まで商品名に書かれているので、好みが分からなければ、両方入った箱にできます。
届く温度は、常温・冷蔵・冷凍の三通り。渡す日を選びたいなら常温、冷たいまま出してもらうなら冷蔵か冷凍です。
あんこが得意でない相手には、みつ豆を白みつで。黒糖の風味を好む相手には、黒みつを集めた箱を。好みが読めない相手には、黒と白が半々の箱を。重くならないものを渡したいなら、クリームの付かないほうを。
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