掲載7商品 / 楽天ランキングを59日分記録して選定
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アップルパイは、一台買えば必ず誰かと分けることになる菓子です。切り分けて配るところまでが、一つの形になっています。家族のいる家に一台送ると、その日の食卓がそこから始まります。
最初の分かれ目は、中に入っているりんごです。ふじ、紅玉、グラニースミス。どの品種を使っているかで、酸味の強さが変わります。
もう一つ、シナモンを入れるか、入れないか。このジャンルでは、その一点が商品名にそのまま書かれます。「シナモン不使用」と断っているものと、シナモンを売りにしているものが、並んで出てきます。
アップルパイに向くりんごの条件は、二つです。
一つは酸味がしっかりしていること。生地とバターと砂糖が入るので、甘いだけの品種を焼くと、砂糖と生地の甘さに埋もれます。もう一つは、加熱しても食感が残ること。煮くずれてしまうと、切ったときにりんごの歯ざわりが残りません。
この二つは、生で食べておいしい条件とは別です。そのまま食べる用として選ばれてきた品種が、そのまま使えるわけではありません。そして条件を満たす品種のあいだで、さらに選び分けになるのが、酸味の強さです。
紅玉は、強い酸味と香りを持つ品種です。小ぶりで果肉が締まっているので、煮込んでも形が崩れにくい。焼いて魅力の出るりんごとして、昔から使われてきました。
グラニースミスは、紅玉よりもさらに酸味が強い品種です。加熱しても煮崩れせず、シャキシャキした歯ごたえが残ります。日本の店頭では生で見かけませんが、焼き菓子の材料としては名の通った品種です。
酸味が立つぶん、甘さだけが後に残りません。甘い菓子が続くと手が止まる相手には、こちらのほうが合います。
ふじは、日本でいちばん広く出回っている品種です。甘みが強く、みずみずしい。そのまま食べる用としては、これが定番です。
ただし紅玉に比べると、酸味は控えめです。焼いても酸味が立ってこないので、全体がやわらかい甘さにまとまります。酸っぱいものが苦手な相手や、小さい子どもがいる家には、こちらのほうが通ります。
商品名に「ふじりんご」と出ているものは、甘いほうへ寄せてあると読めます。
「国産りんご」とだけ書かれているものがあります。この場合、品種までは分かりません。
その年に手に入ったものを使うことも多く、品種を一つに決めていないということになります。味の方向まで決めて贈りたいなら、品種名の出ているものから探すことになります。
産地だけが書かれていることもあります。産地が同じでも、品種は一つに決まりません。同じ土地から、酸味の強い品種も、甘い品種も出ます。
パイ生地は、粉に油脂を加えて、もろさを出したものです。油脂の加え方で、二通りに分かれます。
折りパイは、生地と油脂が層になるように、薄く伸ばして折りたたむという工程を、何度も繰り返して作ります。この繰り返しで層ができ、パイ特有のサクサクした食感になります。
練りパイは、油脂を生地に練り込んで作ります。混ぜ合わせるだけでできるので、折りパイのように折りたたむ手間はかかりません。
層にはなりません。焼き上がりは、クッキーに近いしっとりした食感になります。焼き上がりのぶれが少ないので、下の土台に使われることが多い作り方です。
アップルパイでは、上にかぶせる生地に折りパイ、下の土台に練りパイという組み方をすることがあります。一台の中で、二つの食感が同居します。
品種やシナモンと違って、生地の作りが商品名に書かれることはあまりありません。
手がかりは写真です。上の生地に、細かい層が見えているかどうか。層が立っていれば折りパイで、表面がなめらかで、クッキーのように見えるなら練りパイです。格子にかぶせてあるものは、上が折りパイであることが多い。
そこまで決めずに贈るなら、写真の見た目で選んで差し支えありません。層の立ったものが要るのは、サクサクを目当てにする相手に渡すときです。
マーガリン不使用。生クリーム未使用。シナモン不使用。このジャンルには、「入れていない」ことを書いた商品名が並びます。「不使用」と「未使用」は、同じことを指しています。
どれも、それを避けたい人がいるから書かれています。書いてあるほうが、選ぶ側の手間が減ります。裏を返せば、断りが書かれていないものには入っていると読むほうが、外れにくい。
ただし「生クリーム未使用」でも、乳を避けたことにはなりません。パイ生地にはバターが入ります。乳そのものを避けたい相手なら、商品ページの原材料の表示まで見ることになります。
シナモンの甘い香りが立つと、りんごの酸味と釣り合います。だから昔から一緒に使われてきました。
入っているのが当たり前のように思われていますが、決まりがあるわけではありません。入れずに作られたアップルパイも、同じだけ並んでいます。
「シナモン」と商品名に出しているものは、香りのほうを味の目当てにしているということです。
商品名に「シナモン不使用」と書いてあるものがあります。わざわざ断りを入れているのは、それだけ気にする人がいるということです。
理由は二つあります。一つは、シナモンの香りが苦手な人がいること。もう一つは、りんごそのものの味を、香辛料で邪魔したくないという作り方。素材の味だけで組み立てたいという考え方です。
看板に「シナモン不使用」を掲げている専門店まであります。片方が劣っているという話ではありません。
シナモンの香りは、好き嫌いがはっきり分かれます。大人でも割れますし、小さい子どもは受けつけないことがあります。
家族で分けてもらう一台なら、入っていないほうが、食べる人を選びません。逆に、相手が香りを好むと分かっているなら、シナモン入りのほうが菓子として立ちます。
好みが読めないときは、「シナモン不使用」と書かれているほうが外れません。シナモンが無くて困る人は少ないけれど、あって食べられない人はいます。
シナモンについて何も書かれていない商品もあります。
入っていることのほうが当たり前として作られてきたので、断りが無ければ入っていると読むほうが、外れにくい。不使用のものは、そこを売りにするので、たいてい書いてあります。
注文の前に表記を見ておけば、香りが苦手な相手に当ててしまう形は避けられます。
なります。誕生日や還暦のために作られたものがあります。
丸ごと一台の形をしているので、切り分けて囲むという点では、生クリームのケーキと同じです。違うのは焼き固めてあることで、冷たい菓子が苦手な相手や、生クリームが重いと感じる相手には、こちらのほうが通ります。
りんごの品種名です。
紅玉やグラニースミスと書かれていれば、酸味の強い品種を使っています。同じ量の砂糖でも、口に残る甘さが軽くなります。ふじと書かれているものは、甘みが強く酸味が控えめなので、甘いほうを喜ぶ相手向きです。
「甘さ控えめ」という言葉そのものは、店が変われば基準も変わります。同じ言葉でも、比べられる形になっていません。品種名のほうが、店をまたいでも同じものを指します。
アップルパイは、果物がりんごに決まっている菓子です。ほかの焼き菓子と違って、果物の品種名が、そのまま商品名に出てきます。
焼くりんごに要るのは、酸味と、崩れにくさ。紅玉は酸味と香りが強く、煮込んでも形が残ります。グラニースミスはそれよりさらに酸味が強い。ふじは甘みが立つかわりに、酸味が控えめです。生で選ぶときの基準を、そのまま持ち込むと外れます。
品種名が出ていないものは、その年に手に入ったりんごを使っているということです。味の方向まで決めたいときだけ、名前を探します。
生地は二通り。折りパイは層になってサクサク、練りパイは層にならずクッキーのようにしっとりします。商品名には出ないので、手がかりは写真に写った層です。
シナモンは、入れるか入れないかが商品名に書かれます。断りが無ければ入っていると考えたほうが外れません。
大人だけで囲む集まりなら、まず酸味の強い品種を。子どものいる家に一台送るなら、まずシナモン不使用を。甘い生菓子は重いと言う相手には、生クリームを使っていないものを。
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