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デーツは、砂糖を足していないのに干し柿のように甘い実です。砂糖を控えている相手にも、そのまま渡せます。もらう側が自分で買いにいくものではないので、外から入ると毎日一粒ずつ減っていきます。
まず確かめるのは、木の名前です。「ナツメ」と書かれていても、日ごろ棗と呼んでいる実とは別のもののことがあります。
そして、商品名に並ぶ品種の名前。マジョール、サイヤー、クナイジ。この三つは食感と大きさを言っています。
商品名に「ナツメヤシ」と「ナツメ」が並んで書かれていることがあります。この二つは、まったく別の植物です。名前が似ているせいで、デーツを探すときにいちばん取り違えが起きます。
デーツが実るナツメヤシは、十メートルを超えるヤシ科の常緑樹です。中東やアフリカの乾いた土地で育ちます。
ナツメ(棗)のほうは、クロウメモドキ科の落葉樹。多くが中国北部で作られています。科が違うので、実の付き方も育つ場所も別です。デーツの別名が「なつめやし」なので、同じものだと思われています。
デーツは長さ5センチから7センチほど。一粒がしっかりあります。色は淡い赤褐色から赤紫まで幅があります。
ナツメの実は黄褐色で、粒はもっと小ぶりです。相手が思い浮かべているものと、届くものが違うということが起きます。写真を見れば分かりますが、商品名だけでは紛れます。
デーツは甘くて、ねっとりと口にまとわりつきます。干し柿に近い口当たりです。噛むと繊維がほどけていきます。
乾かしたナツメは、皮がぱりっとしていて、甘味と一緒に酸味があります。さっぱりしたものを思って選ぶと、逆の口当たりのものが届きます。この差は、甘いものが得意でない相手ほど大きく出ます。
商品名に「デーツ」か「ナツメヤシ」が入っていれば、ナツメヤシの実です。「ナツメ」だけのものは、別の実のことがあります。
商品ページの原材料や産地の欄を開けば、そこで分かれます。中東の国の名前かアメリカが並んでいれば、ナツメヤシの実です。中国北部と書かれていれば、そちらは棗になります。
商品名に「マジョール種」「サイヤー種」「クナイジ種」と書かれているものがあります。産地の名前でも、店の名前でもありません。どんな歯ざわりで、どれくらいの大きさかが、その一語で決まります。
デーツの王様と呼ばれる品種です。一粒が大きく、甘みが強く、ねっとりした食感になります。アメリカを中心に作られています。
一粒をゆっくり食べてもらう渡し方に向きます。そのまま出せば、それだけで菓子の代わりになる大きさです。値段は、小ぶりの品種より上がります。
イランで作られている品種です。黒糖のようなこくのある甘さで、外側は締まっていて、中は羊羹のようにしっとりしています。
マジョールほど大きくないので、一粒を出すより、刻んで菓子や料理に混ぜる使い方に回りやすくなります。大袋で売られていることが多く、毎日少しずつ食べる相手に向きます。
ふんわりとやわらかいのが、この品種の特徴です。噛む力が落ちてきた相手にも渡せます。
品種の名前が書かれていないものもあります。その場合は、写真の粒の大きさと、同じ重さに何粒入っているかで見当が付きます。大粒のものは数が少なく、小ぶりのものは同じ重さでも数が入ります。
イラン産と書かれていればサイヤー、アメリカ産と書かれていればマジョール、というように、産地の名前が品種の手がかりになります。
だから、品種名が無くても産地から読めます。イラン産のものとアメリカ産のものでは、口に入れたときの印象が変わります。両方を試してもらうなら、産地違いで組めます。
デーツという名前の中に、種の入ったもの、種を抜いたもの、そして液体になったものが並んでいます。渡す相手がどう使うかで、選ぶものが分かれます。
商品名に「種なし」「種抜き」と書かれているものです。袋から出して、そのまま食べられます。子どもや年配の相手に渡すなら、こちらが安心です。
抜いた跡は空洞になります。そこにナッツを詰める食べ方があるのも、この形だからです。刻んで菓子に混ぜるときも、種を取る手間が要りません。
種ごと乾かしてあるものは、口に入れてから種を出すことになります。その手間を面倒に思う相手には向きません。
「種あり」と書かれているかどうかが、その目印です。書き分けてある分野なので、読み落とすと、相手の食べ方が変わります。
デーツシロップという名前で、同じ並びに入っています。実を煮詰めて液体にしたもので、そのまま食べるものではありません。
ヨーグルトにかける、料理の甘みに使う、菓子を作るときに砂糖と置き換える。台所に立つ相手なら、実よりシロップのほうが使い道が広くなります。実のつもりで液体を渡すと、相手の使い方がまるで変わります。
この分野は、500グラム、1キロといった大袋で売られています。一人で食べきるには時間がかかる量です。
毎日少しずつ食べる習慣のある相手、菓子を作る相手なら、その大きさでも余りません。初めて渡す相手には、小さい袋か、お試しと書かれたものから入ると、口に合わなかったときに困らせません。
甘さの強い実なので、好みは分かれます。干し柿が食べられる相手なら、まず外れません。
分からないなら、大袋を避けます。小さい袋のものや、お試しと書かれたものなら、口に合わなくても食べきれます。ほかの乾かした果物と組になったものを渡して、その中の一つとして知ってもらう形もあります。
砂糖を足していないことは、そのまま伝えられます。ただし、実そのものはしっかり甘いので、甘さそのものを避けている相手には向きません。控えているのが砂糖なのか、甘さなのかで分かれます。
菓子の代わりに一粒ずつ食べている人なら、渡したぶんが続けて減ります。「そのまま食べられます」と一言添えるだけで済むのも、渡しやすいところです。切ったり温めたりする手順がありません。
木の名前、品種、そして種と形。順に見ていけば、渡すものが決まります。
先に確かめるのは、木の名前です。デーツが実るナツメヤシはヤシ科、ナツメ(棗)はクロウメモドキ科で、別の植物です。商品名に「デーツ」か「ナツメヤシ」が入っているか、産地が中東かアメリカになっているかで分かれます。
品種は、そのまま食感のことです。マジョールは大粒でねっとり、サイヤーは外が締まって中がしっとり、クナイジはやわらかい。一粒を味わってもらうならマジョール、刻んで使ってもらうならサイヤー、噛む力の落ちてきた相手にはクナイジへ寄せられます。
三つ目は、種と形です。種を抜いたものはそのまま口に入れられ、種の入ったものは一手間かかり、シロップは砂糖の代わりに使うもの。同じ名前で並んでいますが、届いてからの扱いは三つとも別になります。
一粒を味わってもらうなら、大粒で種を抜いたものを小さい袋で。毎日食べる相手には、小ぶりの品種を大袋で。台所に立つ相手には、砂糖と置き換えられるシロップが、いちばん使い道が広く残ります。
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