掲載11商品 / 楽天ランキングを59日分記録して選定
時点の楽天ランキングを集計
職場や親戚の家に持って行くと、開けたその場で回ります。甘いお菓子が苦手な人でも手が伸びるので、集まりの席で余りにくいものです。お茶にも酒にも合うので、出す時間帯も選びません。
家で食べるために箱で買う人は、あまりいません。一枚ずつ食べるものなので、何十枚も入った箱は持て余します。人に渡すため、あるいは人が来る日のために選ばれるものです。
選ぶときの分かれ目は、値段の理由がどこにあるかです。同じ枚数で並んでいても、値段には何倍もの開きがあります。枚数でも箱の立派さでもなく、中身のほうに理由があります。
えびせんべいは、海老のすり身とでん粉を混ぜて焼いたものです。でん粉はじゃがいもなどから取ります。米で作るふつうのせんべいとは、そもそも材料が違います。
配合の一例として、海老が一割、でん粉が六割、残りが水という割合があります。海老の名前が付いていても、量としてはでん粉のほうが多い。ここが出発点です。
高いものほど、この海老の割合が上がります。手で焼く高級品と呼ばれるものは、海老をずっと多く使っています。同じ大きさで並んでいても、噛んだときに海老の味がどこまで出てくるかが変わります。
値段の差はここから来ます。枚数が同じで倍の値段が付いているなら、中に入っている海老の量が違うと考えて差し支えありません。
安いほうは、大袋にたくさん詰めた形で並びます。一枚は薄く、海老の味も控えめです。ふだんのおやつや、たくさん配る場面に向きます。
高いほうは、箱に少しだけ入っています。一枚が厚く、噛んだときに海老の味が濃く出ます。枚数を減らしてでも一枚の質を上げたいときは、こちらに寄せます。
同じ産地、同じような包みで並んでいても、この二つは別のものです。値段を見て高いと感じたら、枚数ではなく中身のほうを疑うところになります。
「手焼き」と書かれているものがあります。機械で一度に焼くのではなく、一枚ずつ焼いたものです。
このとき生の海老を使うことが多くなります。冷凍のものを使う商品とは、風味の立ち方が変わります。値段は上がりますが、海老の味を主役にしたいならここが手がかりになります。
商品名に海老の種類が書かれていることがあります。ただ「えび」と書かれたものと、種類まで名指ししたものがあり、後者はその海老を売りにしているという意味です。
体長が5センチから8センチほどの小さな海老で、透き通った薄紅色をしています。富山でしか獲れないので、そのぶん値段は上がります。
味は上品で、コクのある甘みが出ます。海老の匂いが強く立たないので、匂いを苦手にしている人にも渡しやすい側です。薄く焼いたものが多く、軽い口当たりになります。
体長10センチから13センチほどの赤い海老で、福井や石川が知られた産地です。名前のとおり甘みが強く、白えびよりも味がはっきり出ます。
こちらもクセの少ない側なので、幅広い相手に渡せます。白えびとの違いは、甘みの出方の強さです。海老らしさを求めるなら甘えび、上品さを求めるなら白えびという分かれ方をします。
伊勢海老を使ったものは、同じ枚数で比べると値段が大きく上がります。枚数の少ない箱でも、値段は高いほうに並びます。
味だけでなく、縁起の良い海老として選ばれるところもあります。長寿や必勝を願う意味を持たせる相手、改まった贈り物にしたい場面では、この名前が効いてきます。
海老の種類まで書かれていない商品もあります。悪いわけではなく、味そのものより量と値段で選ばれる商品だということです。
大袋に何種類も入っているもの、たくさん配ることを前提にしたものがこちらに並びます。相手が何人いるか分からない集まりに持って行くなら、種類を名指ししたものより使いやすくなります。
同じえびせんべいでも、海老の姿が見えるものと見えないものがあります。作り方が違うためで、開けたときの印象がまるで変わります。
頭を取った海老を、そのまま生地に入れて焼いたものです。焼き上がったせんべいの中に、海老が一尾そのままの形で見えます。
高級品と呼ばれるものには、この作り方が多くあります。一尾をそのまま使うので、海老の量も多くなります。何が入っているかが、開けた瞬間に分かる形です。
姿焼きは揚げずに焼いて作ります。油の重さが乗らないぶん、見た目の派手さのわりに口当たりは軽くなります。
海老をすり身にして生地に混ぜたものは、焼き上がりが平らで、大きさも揃います。箱に並べたときに整って見えるのはこちらです。
薄く焼いたものは、割れやすいかわりに口の中で軽くほどけます。厚く焼いたものは、噛みごたえが出て海老の味も長く残ります。同じすり身でも、厚みで印象が変わります。
姿焼きは形が不揃いになるので、箱の中で少し隙間ができます。持ち運びの途中で当たると欠けやすいところもあります。
そのかわり、箱を開けたときの見え方は、こちらのほうが強く出ます。改まった相手や、その場で開けてもらう場面では姿焼きが効きます。人数分に配る、持ち帰ってもらうという渡し方なら、形の揃ったすり身のほうが扱いやすくなります。
産地は二つの読み方に分かれます。一つは作っている土地で、愛知の三河や知多に集まっています。三河湾と伊勢湾がそばにあるためで、この土地の名前が入っていても、味の違いを指しているわけではありません。
もう一つが海老の獲れた土地です。富山と書いてあれば白えび、福井や石川と書いてあれば甘えびというように、海老の種類とつながります。選び分けに使えるのは、こちらのほうです。
製造した日から常温でおよそ四か月というものが多くなります。日持ちの長いお菓子なので、渡す日が先に延びても困りません。
ただ、海老の風味は日が経つほど弱くなります。期限まで置いてもらう前提では選ばないほうがよいので、相手がすぐ食べる場面かどうかで枚数を決めます。個包装のものは一枚ずつ密封されているので、開けたあとも湿気りにくくなります。
材料そのものが海老なので、避けている相手には向きません。ここは味の好みではなく材料の話なので、迷ったら渡す前に確かめておくところです。
家族に一人でもそういう人がいると、箱ごと出しにくくなります。家に持ち帰るものより、その人が自分で食べる分だけを渡すほうが安全という判断もあります。
一枚ずつ焼いたもので、生の海老を使うことが多くなります。冷凍の海老を使った商品と比べると、風味の立ち方が変わります。
そのぶん値段は上がるので、枚数は少なくなります。枚数で見劣りしても中身で選びたい、という渡し方をするときの手がかりになります。
何を売りにしている商品なのかを先に見ると、迷う幅が狭くなります。
一枚で伝えたい相手には、姿焼きを。海老が一尾そのまま入っているぶん、量も味も一枚に寄っています。伊勢海老を使ったものなら、縁起の良さも一緒に渡せます。ただし形が不揃いで欠けやすいので、遠くへ送るより、手で持って行く渡し方に向きます。
海老の風味をどこまで好むか読めない相手には、白えびか甘えびのものを。匂いが強く立たないので、そこを苦手にしている人でも手が伸びます。薄く焼いたものなら口当たりも軽く、お茶の席にも出せます。
人数の読めない集まりに持って行くなら、種類を混ぜた大袋か、七種前後を詰めた箱を。値段の低いほうに並ぶので、多めに持って行っても跳ねません。この渡し方だけは、海老の割合ではなく行き渡るかどうかで決まります。
あちらは焼いたあとに醤油や砂糖で味を付けるので、味の付き方から選ぶという別の見方になります。
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