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ハムは、冷蔵庫に入れておけば、そのまま切って出しても、焼いても、サラダに添えてもいい。もらった人が食べ方に悩まなくて済むところが、季節の贈り物として長く選ばれてきた理由です。
先に決まるのは、どの形を渡すかです。薄く切って詰め合わせたものと、塊のまま届いて相手が自分で切るもの。前者は開ければすぐ食卓に出せて、後者は厚みを相手が決められます。1キロを超える大きな一本もあります。
もう一つ、開けたあとの日持ちは長くありません。箱に書かれた賞味期限は封を切る前の話で、一度開ければ数日のうちに食べきることになります。ここを見落とすと、量の選び方を外します。
ハムの名前は、豚のどの肉を使ったかとつながっています。ここを知っておくと、商品名を見ただけで脂の多さと食べ方の向きが読めます。
背中側のロース肉を使ったものです。脂身と赤身の層がある部位なので、口当たりがしっとりして、脂の甘さが出ます。詰め合わせの主役になるのもこちらです。
そのまま切って皿に出す食べ方に向きます。厚めに切って焼いてもおいしい。日本の家庭でハムといえばこれを指すことが多く、相手の食べ方が読めないときは、こちらが無難です。
こちらは部位ではなく作りの名前で、「ボンレス」は骨が無いという意味です。使っているのは豚のもも肉。ロースに比べて脂肪が少なく、さっぱりした赤身の味になります。
サラダやサンドイッチに合うのはこちらです。脂が少ないぶん重くならないので、量を食べる家や、脂を控えている相手に向きます。1キロを超える大きな一本もあり、これは切り分けて使う前提の形です。
詰め合わせには、ソーセージやウインナーが一緒に入っていることが多くなります。「7種詰め合わせ」のように種類の数が書かれていても、その全部がハムというわけではありません。
ハムだけを渡したいのか、肉の加工品をひととおり渡したいのか。ここで見る商品が変わります。産地のものを本数で買う形なら、ハムとソーセージが別々に並んでいるので、どちらを何本にするかを自分で決められます。
箱に書かれた賞味期限は、封を切る前の日数です。未開封なら数週間置けるものが多いいっぽうで、開けたら冷蔵で二、三日のうちに食べきるのがハム。「日持ちするから安心」と思って量を多く取ると、相手が困ります。
1キロを超える塊には、商品名にステーキ、サンドイッチ、サラダ、ハムカツ、バーベキューと使い道が並びます。一度に食べきる品ではなく、切り分けて料理に回していく形です。
人の集まる予定がある家か、毎日台所に立つ家なら、これほど使いでのある一本もありません。そうでない家には重すぎます。なお使う分だけ切って冷凍しておけるので、冷凍庫に空きのある家なら、量の大きさは欠点になりません。そこまで見込めるかどうかが分かれ目です。
産地のハムを3本、5本という単位で買う形は、一本ずつ包まれています。開けなければ持つので、一本食べきってから次を開けるという使い方ができます。
ただし一本が360グラムほどあるので、開けた時点で二、三日ぶんの量になります。「小分け」といってもスライスして小袋に入っているわけではありません。そこは詰め合わせと違うところ。
大手メーカーの詰め合わせは、薄く切ったものが包まれた形です。皿に並べるだけで一品になるので、包丁も時間も要りません。
相手が台所に立つ人かどうかを知らない場合、こちらが確実です。季節の挨拶として長く使われてきたのもこの形で、渡したときに何の品か説明しなくても伝わります。
冷蔵と明記されたものがあり、メーカーから直接送られるものもあります。冷蔵便は置いておけないので、相手が受け取れる日を押さえられるかどうかが先に来ます。
在宅が読めない相手や、勤め先へ送る形には向きません。宅配ボックスにも入れられません。日を決められないなら、手渡しできる日まで待つほうが確実です。
同じジャンルに並んでいても、この二つは渡したあとに相手が何をするかが違います。どちらが上ということはありません。
のしを掛けられるものと、名入れができるものがあります。化粧箱に入って届くので、お中元や暑中見舞いとして送るなら、この形がいちばん収まります。
相手の家族構成も台所の事情も知らないまま送れるのが強みです。薄切りなので誰が開けても食べられ、箱を見ただけで何の贈り物か伝わります。毎年決まった時期に送る相手には、この確実さが効きます。
土地の名前が付いたハムを、本数で買う形です。同じ産地のものが何種類も出るので、ハムだけを何本か、あるいはソーセージと組み合わせて選べます。
相手がその土地に縁があるなら、味の説明より先に話が通じます。出身地、住んでいたことのある土地、旅行で行った先。贈り物そのものより、選んだ理由のほうが伝わるのがこの型です。
そのかわり、塊のまま届いて相手が自分で切ります。厚みを自分で決められる楽しみがある反面、包丁を握る習慣が無い相手には、開けたあとの一手間になります。
商品名に「のし」「名入れ」と書き添えられたものがあります。季節の挨拶として送るなら、表書きを指定できるかどうかが商品ページに出ています。
名入れは、加工の時間が要るぶん、届くまでの日数が延びることがあります。お中元のように渡す時期の決まっている贈り物では、そこを見込んで早めに決めるほうが慌てません。箱を選べる商品もあるので、手渡しの予定があるなら、そこまで見ておけます。
薄切りの詰め合わせなら、種類ごとに袋が分かれているものを。一袋ずつ開けて使えるので、開封後の二、三日という縛りが効いてきません。二人でも無理なく回ります。
塊で届く形は、一本360グラムほど。二人で二、三日なら、ちょうど一本を食べきる量になります。3本、5本と入っているものは、その回数を繰り返せる相手かで決めます。二人暮らしで1キロを超える一本を選ぶなら、切って冷凍しておける冷凍庫の空きがあるかどうかまで見込むことになります。
冷蔵で届くものは向きません。受け取った人が置き場所に困りますし、持ち帰るのも荷物になります。冷蔵便は宅配ボックスにも入れられないので、不在が続けばそのぶん傷みます。
冷蔵と明記されたものや、メーカーから直接送られるものがあるので、そこは注文の前に見ておくところ。贈るなら相手の住まい宛てにするか、会う予定に合わせて手元に届けてもらうかのどちらかになります。
使っている肉は、商品名から読めます。ロースハムは背中側の肉で、脂が多くしっとりして、そのまま切って出す食べ方に向きます。ボンレスハムはもも肉から骨を抜いたもので、脂が少なくさっぱりしていて、サラダやサンドイッチに合います。脂の重さが苦手な相手なら後者へ。食べ方が読めないならロースが無難です。
「ハムギフト」でも中身がハムだけとは限りません。詰め合わせにはソーセージやウインナーが混ざります。ハムだけを渡したいなら、産地のものを本数で選ぶ形のほうが中身を決められます。
日持ちは、開ける前と開けたあとで別物です。未開封なら数週間置けても、開けたら冷蔵で二、三日。1キロを超える一本は切り分けて使う量なので、人の集まる家か、切って冷凍しておける家でなければ持て余します。塊で届く形も一本360グラムほどあり、二人なら開けて二、三日で一本という計算になります。
季節の挨拶として送るなら、詰め合わせ。のしと名入れができ、化粧箱で届き、薄切りなので誰が開けても食べられます。相手の台所を知らないまま送れるのがこの型です。その土地に縁のある相手へなら、産地の一本。味の説明より先に話が通じます。
冷蔵で届くものは、受け取れる日を押さえてから注文する順序になります。在宅が読めない相手や勤め先宛てには向きません。
毎年ハムを贈っている相手には、産地の一本を三本ほど。開ける間隔を相手が決められて、切る厚みも任せられます。今年はじめて贈る相手には、のしを掛けた薄切りの詰め合わせを。箱を見ただけで、何のご挨拶かが伝わります。
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