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お店で一つ選ぶことはあっても、箱で買うことはまずないのがアイスです。届いたその日に、家じゅうで分けられます。誰かが留守なら、その人のぶんは残しておけるところ。
最初に分かれるのは、一箱の中身です。アイスとソルベが半分ずつ入ったもの、同じミニカップをそろえたもの、カップともなかを混ぜたもの。同じ「詰め合わせ」でも、開けたときの顔ぶれが違います。
もう一つ、アイスの表示には「種類別」という欄があります。何と書かれるかは中身によって変わり、一つの箱の中でここが分かれていることもあります。
アイスの表示には「種類別」という欄があり、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓のどれかが書かれます。この四つは、乳の量が多い順に並んでいます。
いちばん乳が多いのがアイスクリーム、次がアイスミルク、その次がラクトアイス。氷菓は乳がほとんど入っていない側です。贈り物の詰め合わせはアイスクリームとアイスミルクが並び、ラクトアイスと書かれたものはあまり見かけません。
商品名によく出てくる「ソルベ」も「シャーベット」も、この区分では氷菓です。ソルベは乳を含まず、シャーベットはわずかに含みます。名前は違っても、乳の少ない側という点では同じところに来ます。
ジェラートのほうはアイスミルクの位置です。「アイス&ソルベ」と書かれた箱には、乳のたっぷり入ったものと、乳をほとんど含まないものが半分ずつ入っている形になります。同じ一箱で、まるで別のものが二種類届くということです。
種類別が氷菓と書かれていれば、乳はほとんど入っていません。ソルベなら含まない。乳の重いものを避けたい相手へ渡すときは、この欄を見れば分かります。
商品名に「卵不使用」と書かれた商品もあります。ただし種類別の欄は乳の量だけを表しているので、卵やほかのものが入っているかは原材料の欄のほうです。食べられないものがある相手へ渡すなら、そちらまで見ておきたいところ。
ジェラートは乳の量ではアイスミルクの側なのに、口に入れると濃く感じられると言われます。混ぜながら凍らせるときに入る空気が、アイスクリームより少ないためです。
つまり、種類別の欄が上だから濃い、とは限りません。この欄で読めるのは乳が多いか少ないかまで。食べたときの濃さは、そこだけでは決まらないところです。
詰め合わせの中身は、形もそろっていません。ふたを開けて食べるカップ、皮に挟んだもなか、棒の付いたキャンデー。一つの箱にカップともなかを組み合わせたものもあり、商品名に「カップ4個、もなか4個」と書き分けられています。
形が違えば、配りやすさも変わります。カップはスプーンが要り、もなかや棒はそのまま手で持てる。子どもの多い家や、人の集まる場では、後のほうが手数が少なく済みます。容量を「100ml」と書いた商品もあって、一つ分の量が数字で出ています。
同じ店から、中身はそのままで個数だけを変えた商品が何本も出ています。6個、8個、10個、12個、16個、18個、そして36個。数が増えれば箱も大きくなり、そのぶん相手の冷凍庫を占めることになります。
人数だけを見て数を決めると、上のほうへ振れがちです。四人の家に36個を送れば、一人あたり9個。一度に食べ切る菓子ではないので、しばらく居座る量になります。
詰め合わせは箱入りで届きます。中で仕切られているので、箱から出して積み直すことはできません。冷蔵の棚と違って、冷凍室は作り置きや冷凍食品で埋まっている家が多いところ。その空きがどれだけあるかは、こちらからは見えません。
読めないなら、個数は少ないほうへ寄せます。夏の挨拶の時季は、よそからも同じような箱が届いていることがあります。数を控えた箱のほうが、先に入っているものと押し合いになりません。
アイスの箱には、賞味期限が書かれていないことがあります。書き忘れではなく、冷凍のまま保たれるかぎり品質がほとんど動かないとされていて、表示を省いてよいことになっているからです。
期限を省いた商品には、代わりに「要冷凍」「-18℃以下保存」といった注意が入ります。焼き菓子と違って、いつまでに食べてもらうかを気にせずに渡せるところ。ただし家庭の冷凍室は開け閉めで温度が上下するので、いつまでも置いておける、とまでは言えません。
冷凍便で届くので、受け取る人が家にいる必要があります。宅配ボックスには入れられず、不在なら再配達。そのあいだは配送業者が冷凍のまま預かることになります。
相手の在宅が読めるなら、日を決めて送るほうが早く片が付きます。読めないなら、そもそも冷凍で送らないという選び方も残ります。留守がちな相手ほど、届いてから置いておけるもののほうが渡しやすいところです。
この分野には、常温で送られる商品も混じっています。届いた人が自分の都合で冷凍庫へ入れて、凍ってから食べる形。商品名に「常温保存」「凍らせて食べる」と書かれているので、そこで見分けが付きます。
冷凍庫の空きが要る点は、この形でも変わりません。違うのは、箱を受け取ったその場で場所を空けなくてよいところ。在宅の時間が読めない相手や、いつ入れるかを相手に任せたいときに、これが効いてきます。
味を散らした箱は、開けたときの見栄えがします。ただし同じ味は一つずつなので、家族の好みが重なれば取り合いになり、誰も選ばない味が最後まで残ることも。
同じものをそろえた箱なら、誰が先に取っても中身は同じです。人数の多い家や、子どもの多い家では、こちらのほうが分けやすい。相手の家族構成が読めるなら散らした箱、読めないならそろえた箱、と考えると迷いにくくなります。
商品名には夏の挨拶の表記が目立ちますが、同じ商品にお歳暮やお年賀、母の日の表記も並んでいます。見舞いや快気祝いの表記が入るものもあり、夏だけの贈り物として作られているわけではありません。
決めるのは季節ではなく、表書きのほうです。送る時季に合う言葉を選べば、中身は年じゅう同じものが使えます。
「種類別」の欄を見れば、乳が多いか少ないかが分かります。多い順にアイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓。ソルベもシャーベットも氷菓なので、「アイス&ソルベ」の箱は乳のたっぷり入ったものと、ほとんど入っていないものが半分ずつです。
数は、食べる人の数ではなく置ける場所で決まります。6個から36個まで開いているぶん、人数だけを見ると上のほうへ振れがち。箱ごと冷凍庫に入るかどうかが、実際の頭打ちになります。
賞味期限が書かれていない商品があります。冷凍のまま保たれるかぎり品質が動かないためで、渡すときに期限を気にする必要はありません。代わりに要るのが、届く日に受け取る人がいることのほうです。
こちらは一人ずつ配れないので、集まる日が決まっているときに向きます。
迷ったら、乳の濃いものと氷菓が半分ずつ入った、10個前後の箱から。区分の違うものが一箱で試せて、36個の箱ほど場所も取りません。在宅の時間が読めない相手のときだけ、常温で送って自分で凍らせてもらう形に振り替えます。
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