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まんじゅうは、渡す相手の年齢を選びません。小さい子どもから、年配の相手まで、そのまま手で食べられます。箱のまま出せば、その場にいる人がそれぞれ手に取れます。
最初の分かれ目は、皮の作りです。蒸したものと焼いたもの。酒の種で発酵させたもの、山芋を混ぜたもの、黒糖を混ぜたもの。皮が変われば、名前も食感も変わります。
もう一つの分かれ目は、何個入りを選ぶかです。3個から30個まで一つずつ選べるものもあるので、人数の分かっている席には、ちょうどの数を送れます。
饅頭は、最後に蒸すか焼くかで、大きく二つに分かれます。蒸したものはしっとりして、皮が餡になじみます。焼いたものは表面に焼き色が付きます。
蒸したもののほうに、酒饅頭・薄皮饅頭・薯蕷饅頭が入ります。焼いたものには、卵とバターで生地を焼き上げたものがあります。同じ「饅頭」でも、口に入れたときの湿り気が違います。
皮に酒の種を練り込んで発酵させたものが、酒饅頭です。ふくらんだ生地に、酒の香りがほのかに残ります。
すりおろした山芋に砂糖を混ぜ、米粉と合わせて蒸したものが、薯蕷饅頭です。もちもちとした生地になります。黒糖を混ぜた、こげ茶色の薄い皮で包んだものは、薄皮饅頭と呼ばれます。
皮に何を混ぜたかが、そのまま菓子の名前になっている。それがこの菓子の呼び分け方です。知らない名前が並んでいても、混ぜものの名前が入っていれば、皮の作りまで読めます。
薄皮饅頭は、黒糖の皮を薄く作ります。使う生地が少ないぶん、餡そのものの味を長く感じます。餡の出来がそのまま出るので、餡を選んで渡したいならこちらです。
薯蕷饅頭は、皮のほうを少なくして、餡を多く包みます。ただし皮にも山芋の風味があるので、皮と餡の両方が口に残ります。皮を薄くして餡を立てるか、皮にも味を持たせるか。その違いが名前に出ています。
牛乳を入れて作った菓子を、乳菓と呼びます。生地は卵とバターで焼き上げるので、ほろりとした食感になります。中に包むのは、練乳とバターを入れたミルク餡です。
商品名に「饅頭」と「洋菓子」の両方が書かれていることがあるのは、生地も餡も洋菓子の材料でできているからです。小豆の餡が得意でない相手や、洋菓子のほうを食べつけている相手なら、乳菓のほうが手が伸びます。
商品名に「一口サイズ」と入っているものがあります。口に一度で入る大きさなので、食べかけを皿に置かずに済みます。
人の家に上がったとき、会社の休憩、法要のあとの席。皿を出さずに手渡しで配る場面では、この大きさが効きます。指も汚れません。
一口で入らない大きさのものは、手で持って二口三口かけて食べます。その間、受ける皿か紙が要ります。
皿と茶を出してもらえる家なら、この大きさでも困りません。立ったまま配る場面や、机で仕事をしている人に渡す場面では、一口サイズのほうが受け取りやすくなります。
3個から30個まで一つずつ選べるもの、4個・6個・8個・12個・16個・24個と刻んであるもの。注文のときに個数を選ぶ形が、この菓子には多くあります。
何人いる席に持って行くかが決まっているなら、ちょうどの数を送れます。余らせないことが大事な場面——職場の一つの部署、法要に集まる人数——では、この刻みの細かさが働きます。
「手提袋付」と添えてあるものがあります。受け取った箱を、そのまま提げて持って行けるということです。
いったん自分のところへ届けてもらい、手渡しに持って行くつもりなら、袋の有無が効きます。送り先へ直接届けるなら、袋は要りません。どちらで渡すかを先に決めておくことになります。
法要のために渡すものは、法要の日に食べてもらうとは限りません。仏壇に供えたまま、しばらく置かれます。
四十九日まで供え続けることもあるので、常温で置けて、期限に余裕のあるものを選ぶことになります。冷蔵や冷凍で届くものは、そもそも供えられません。商品名に「常温」と書かれているかどうかが、そのまま条件になります。
法要のあと、集まった人に持ち帰ってもらうことがあります。一つずつ包んであるものなら、そのまま人数ぶんに分けられます。
受け取った家の側でも扱いやすくなります。包みが箱ごと一つだと、皿に取り分ける手間が残ります。個包装かどうかは、渡したあとの手間をそのまま決めます。
「密封包装」と書かれているものがあります。一つずつ袋を閉じてあるので、開けるまでは外の空気に触れません。
まんじゅうは、皮に水気があるぶん、日持ちが長くありません。密封してあるものは、そのぶん日を置けます。遠方へ送る、届く日を指定できないといった場合には、密封の表記を見ておくことになります。
土地の名前と店の名前が付いたまんじゅうがあります。その店のある土地でずっと売られてきたもので、名前を知っている人には、それだけで伝わります。
送別の席、退職の挨拶、久しぶりに帰る実家。改まった場では、どこの何かがはっきりしている菓子のほうが据わりがよくなります。相手の郷里で通っている名前なら、なおさらです。
一口サイズのものなら、一つで終われます。大きなものを一つ渡すより、小さいものが何個か入っているほうが、相手の側で加減できます。
小豆の餡が苦手なのか、甘さそのものが苦手なのかでも、選ぶものが変わります。小豆の味が苦手なだけなら、乳菓のように、ミルクの餡を包んだものがあります。
人数が読めないときは、多めにして、余りを持ち帰ってもらう形にします。一つずつ包んであるものなら、それができます。日持ちのするものを選んでおけば、余っても捨てることになりません。
人数が分かっている席なら、その数だけ送れます。この菓子は、注文のときに個数を選べるものがあるためです。職場の一つの部署や、法要に集まる人数のように、数がはっきりしている場面では、そこが働きます。
まんじゅうは、名前を見れば皮の見当が付きます。酒の種で発酵させたものが酒饅頭、山芋を混ぜたものが薯蕷饅頭、黒糖の薄い皮で包んだものが薄皮饅頭。皮に混ぜたものが、そのまま名前になっています。
皮が薄いものほど、餡の味が前に出ます。餡そのもので選びたいなら、薄い皮のものから。「饅頭」と「洋菓子」の両方が書かれているものは、卵とバターで焼いた生地に、練乳の入ったミルク餡を包んだ乳菓です。小豆の餡を食べつけていない相手にも手が伸びます。
大きさは、出す場面で決まります。皿を出さずに配るなら、一口サイズ。個数を一つずつ選べるものがあるので、人数の分かっている席には、ちょうどの数を。
仏前に供えてもらうなら、常温で置けるかどうかが先に来ます。個包装と密封包装は、あとで配るときと、日を置くときにそれぞれ効きます。
皿を出さずに配る席に持って行くなら、一口サイズを人数ぶん。法要に持って行くなら、常温で密封してある個包装のものを。帰省の手土産になら、その土地の名前で通っている一箱が、渡すときの言葉を短くしてくれます。
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