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ごはんが好きな相手に喜ばれるのが明太子です。温かいごはんに乗せるだけで一食が決まりますし、余ればパスタやおにぎりにも回せます。自分ではなかなか良いものを買わない食べ物なので、贈られてはじめて上等なものを食べたという人も少なくありません。
同じ味なのに、見た目の違いだけで値段が変わるのがこの分野の特徴です。商品名の「一本物」「切れ子」がその違いを指しています。もう一つ、多くの商品名に付いている「無着色」も、中身ではなく色の話です。
明太子はスケトウダラの卵巣を漬けたものです。どれも同じ工程で仕込み、最後に見た目で選り分けているだけなので、形の違いは味の違いではありません。
一本物は、卵巣がひとつながりのまま残っているものです。皿に並べたときに姿が整うので、贈答用の化粧箱に入るのはこの形になります。
切れ子は、作る途中で切れたり皮が破れたりしたものです。商品名では「切子」「切れ子」「上切」と書かれます。同じ原料を同じように漬けているので、味は一本物とほとんど変わりません。そのぶん値段が下がります。
さらに崩れて粒だけになったものがバラ子で、いちばん安くなります。皮が無いので皿に盛るには向きませんが、ごはんに混ぜたりパスタに絡めたりする使い方なら困りません。
値段の差の多くは、味ではなく見た目から来ています。同じ金額を出すなら、切れ子のほうが量を多く買えます。改まった相手に渡すなら、箱を開けたときの姿が要るので一本物です。気心の知れた相手や、贈った先で普段づかいされる前提なら、切れ子にして量を取るほうが満足が大きくなります。
無着色と書かれた明太子は着色料を使っていません。色は淡いピンクやオレンジになり、着色したものは鮮やかな赤です。
無添加はもう一段広く、着色料に加えて発色剤や酸化防止剤も使っていないという意味です。発色剤は色を付けるものではなく、もとの色を引き出すものなので、無着色と書いてあっても発色剤は入っていることがあります。着色料だけを避けたいなら無着色、添加物そのものを避けたいなら無添加という言葉が目印になります。
商品名に「中辛」「激辛3倍」「激辛5倍」と段階が書かれた明太子があります。青唐辛子で漬けたものは、辛さの質そのものが変わります。辛いものが得意でない相手や、子どものいる家に送るなら、段階の書かれていないものが向きます。段階が書かれているものは、辛さそのものを目当てにする相手へ渡すときの選択肢になります。
明太子は生ものなので、冷凍で届くものが中心です。解かし方で風味が変わるので、渡すときにひと言添えられると親切です。
冷凍で届く商品には、賞味期限が二か月ほど取られているものもあります。これは凍ったまま置いておいた場合の期限で、解かしてからは冷蔵で二週間ほどになります。家庭の冷凍庫に入れ直したときは、一か月ほどが目安です。受け取った相手がすぐに食べる必要はなく、凍らせたままにしておけるので、相手の予定のほうに合わせてもらえます。
冷蔵庫に移して、一晩かけてゆっくり戻すのが基本です。急に温度を上げると水分が抜けて、粒の食感も香りも落ちるので、電子レンジは使いません。
一度に全部を解かす必要もありません。食べるぶんだけ切り分けて冷蔵庫に移せば、残りは冷凍庫に置いたままで済みます。二週間という期限も、そのぶん後ろへずらせます。
凍ったまま届くので、相手が家にいる日に合わせて手配することになります。逆に言えば、聞くのは受け取れる日だけです。
明太子は同じ中身でも、200グラム、500グラム、1キロと量ちがいで別々に売られています。先に食べきれる量を決めてから、形と体裁を見ていくほうが迷いません。
小さいもので200グラムほど、大きいもので1キロや2キロがあります。200グラムは、二人暮らしなら数回の食卓で使いきる量です。家族の人数が多い家や、日ごろから食卓に出す家なら、500グラムから1キロが使いきれる量になります。2キロのものは、親戚が集まる家や、小分けにして配る前提のときに使う量です。
商品名に「化粧箱入り」「贈答用」と書かれたものは、そのまま渡せる体裁になっています。のしを付けられる品もそろっています。改まった相手や、目上の人に渡すなら、この体裁が要ります。
「家庭用」「徳用」「まかない」と書かれたものは、簡単な包みで届きます。箱の分の値段が乗らないので、同じ金額でも中身が増えます。遠慮の要らない相手に送るなら、こちらのほうが量を取れます。そのぶん同じ金額でも量が多くなるので、遠慮の要らない相手に送るときはこちらが得です。
明太子だけでなく、いかやサーモンを明太子の味付けで和えたものを組み合わせたセットもあります。一種類を食べ続けることにならないので、二人暮らしの家でも最後まで減ります。
高菜と組んだものや、ふりかけにしたものもあります。明太子そのものより日持ちが長く、常温で置けるものもあります。冷凍を受け取ってもらいにくい相手には、常温で置けるほうが送りやすくなります。
家に何人いるかで量が決まり、冷凍庫に空きがあるかで送れる大きさが決まります。渡す先ごとに、どこを先に見るかが変わります。
二人で食べるなら200グラムから300グラムあれば十分です。量を抑えたぶんを質に回して、一本物の無着色を選ぶと、ふだん自分では買わない一品になります。
家族が多い家なら500グラム以上あっても困りません。段階の書かれていないものなら、大人も子どもも同じ食卓で食べられます。いか明太子やサーモン明太子を組んだセットにすれば、味が変わるので同じものが続きません。
改まった先へ渡すなら、のしと化粧箱に応じるものが要ります。冷凍便で届くことだけは先に伝えておくと、受け取る側を慌てさせずに済みます。
一人暮らしの相手なら、冷凍庫に空きがあるかどうかで選ぶものが変わります。空きが分かっているなら、大きい量を送っても凍ったまま置いておけるので無駄になりません。
分からないなら、200グラムほどの小さいものにするか、常温で置けるふりかけや高菜のセットにします。食べるぶんだけ冷蔵庫に移せばいいことを一言添えておくと、受け取った側も扱いに迷いません。
辛さの段階が書かれていないものを選べば、たいていは食べられます。それでも心配なら、たらこに切り替えるという手もあります。どちらもスケトウダラの卵巣で素材は同じで、塩漬けにしただけのものがたらこ、そこから唐辛子を使った調味液に漬けたものが明太子です。商品名の「辛子明太子」も、明太子と同じものを指しています。
迷ったときのお勧めは、無着色の一本物を、化粧箱に入った状態で選ぶことです。姿が整っていて色も自然なうえ、のしを付けられる品も多いので、相手を選ばずに渡せます。
気心の知れた相手なら、そこから姿を落とす手もあります。切れ子は味が一本物とほとんど変わらないので、見た目にかけていたぶんが量に回ります。箱の体裁が要らない相手には、こちらのほうが喜ばれます。
冷凍で届くので、受け取れる日だけは先に聞けると安心です。凍ったまま置いておける食べ物なので、そのあとは相手の都合で食べてもらえます。
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