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# 麺類詰合せ
乾麺の詰合せは日持ちがして、置いておけます。相手の都合の良い日に食べてもらえるので、いつ開けてもらうかを決めずに渡せる贈り物です。
分かれ目は、何を組んだ箱かです。そうめんとうどんのように太さの離れた麺が入っていれば、冷たい麺と温かい麺の両方が渡せます。同じ産地でそろえた箱なら、その土地のものがまとまって届きます。
そのうえで効くのが、量と、つゆが付いているかどうかです。相手の食卓に麺が上がる回数と、台所にめんつゆがあるかどうかで、開けてもらえる早さが変わります。
麺の詰合せに入っているのは、たいてい乾麺です。そうめん、ひやむぎ、うどん。この三つの呼び分けを知っておくと、箱の中身が読めます。
機械で作る乾麺では、直径1.3ミリ未満がそうめん、1.3ミリから1.7ミリ未満がひやむぎ、1.7ミリ以上がうどんと呼ばれます。主な原料はどれも小麦粉と塩と水で、分けているのは太さです。
決めているのは食品表示基準です。名前が変われば別の食べ物のように思えますが、線を引いているのは細さの数字になります。
手で延ばして作ったものは、扱いが少し違います。1.7ミリ未満に延ばしたものは、そうめんともひやむぎとも表示できることになっています。1.7ミリ以上になればうどんに入ります。
だから同じ太さでも、機械で作ったか手で延ばしたかで、箱に書かれる名前が変わることがあります。
ゆでたあとに伸びにくく、なめらかでコシがある。これが手延べの持ち味とされます。ゆで上がってから食卓に出るまでに間が空いても、食感が落ちにくいということです。
人数の多い家や、一度に何束もゆでる場面ほど、この差が出ます。詰合せに「手延」と書かれていれば、そこが値段の理由の一つでもあります。
そうめんには、束をまとめている紙の色で等級を示すものがあります。産地の組合が決めた区分で、たとえば赤が上級、黒が特級というように分かれます。
特級のほうがわずかに細く、上級が0.7から0.9ミリ、特級が0.65から0.7ミリ。数字の差は小さいのですが、口に入れたときの細さの感じが変わります。作れるのは熟練と認められた職人で、いちばん寒い時期に限って作られます。贈り物として格を上げたいなら、この色が目印になります。
乾いた麺は、そのまま木箱で寝かされます。寝かせるほどコシが増すとされ、寝かせたものを古物、さらに寝かせたものを大古と呼び分けます。古いことが悪いのではなく、上等とされる側です。
未開封なら製造から二、三年もつものが多く、届いてすぐ食べなくても構いません。相手のペースに任せられる贈り物です。
詰合せには、太さの違う麺を組んだものと、同じ麺を等級や量で組んだものがあります。どちらを選ぶかで、届いたあとの使われ方が変わります。
そうめんとうどんのように、太さの離れた麺が入っている形です。冷たくして食べる細い麺と、温めて食べる太い麺が、一つの箱で渡せます。
暑い時期には細いほう、涼しくなれば太いほう。同じ箱で季節をまたげるので、すぐに食べ切らない家にも向きます。家族の好みが分かれる家でも、その日の気分で選んでもらえます。
一つの土地の麺を、太さ違いや等級違いで組んだ形です。産地には作り方の決まりごとがあるので、粉や塩の使い方に共通したところが残ります。
相手がその土地に縁のある人なら、それだけで渡す理由になります。何を組んだかより、どこのものかで選ぶ形です。
つゆの付いた詰合せなら、箱を開けたその日に食卓へ出せます。麺だけの箱は、相手の家につゆがあることが前提になります。
普段から麺を食べる家には、たいていめんつゆがあります。そうでない家や、買い物に出るのがおっくうな相手には、つゆの付いた形にしておくと、開けたその日に使ってもらえます。
詰合せには「六人前」「十人前」といった書き方がされます。一人分を何回とれるかの合計だと考えると、量の見当がつきます。
四人家族なら、六人前は一度食べれば残りわずかです。二人暮らしなら三回に分けられます。何回の食事になるかまで数えておくと、多すぎも少なすぎも避けられます。
麺は日持ちするぶん、相手の都合に合わせやすい贈り物です。そのかわり、食べる回数と置き場所が読めていないと、戸棚の奥で年を越します。
人前の数の多い箱を。麺が食卓に上がる回数が多い家なら、量があっても回ります。
太さ違いで入っているものなら、その日の献立で選べます。日持ちが利点になるのは、こういう家です。置いてあるあいだに次の出番が来ます。
量より、質の分かるものを少しだけ。人前の多い箱を渡すと、開けた最初の一、二回で止まって、残りが戸棚に残ります。
手延べのものや、等級の分かるものなら、一度に食べる量が少なくても、その一回で伝わります。量で押すより、一食の質を上げるほうが向く相手です。
小分けになっているものを。束ごとに包んであれば、一食ぶんだけ出せます。
つゆの付いた形も向きます。麺だけ届くと、つゆを買うまで開ける機会が来ないことがあります。
細い麺の入った箱を。冷たくして食べる場面が続く時期なので、届いてすぐ使ってもらえます。
ゆで時間も短く、暑い台所に長く立たずに済みます。お中元に選ばれやすいのは、この二つが重なるからです。
手延べのものや、束を留める紙の色で等級の分かるものを。作り方と等級が箱の外から読めるので、渡すときに一言添えられます。
化粧箱に入ったものなら、そのまま手土産の形になります。中身が同じでも、外側の作りで受け取られ方が変わります。
乾麺の箱は、思うより場所を取ります。人前の多い箱は、戸棚の一段を占めることもあります。
湿気と直射日光を避けて常温、というのが乾麺の置き方です。台所の狭い家に大きい箱を送ると、置き場所から困らせます。量を渡したいときほど、箱の大きさまで見ておくところです。
太さです。主な原料はどれも小麦粉と塩と水で、細いほうから順にそうめん、ひやむぎ、うどんと呼び分けられています。線を引いているのは食品表示基準で、1.3ミリと1.7ミリのところで分かれます。
手で延ばしたものは扱いが違い、細く延ばしたものはそうめんともひやむぎとも表示できます。詰合せの中身を読むときは、名前と一緒に「手延」と書いてあるかどうかを見ると、作り方まで分かります。
なりません。乾麺はもともと寝かせて置くものだからです。寝かせるほどコシが増すとされ、寝かせたものには古物、大古という呼び名まで付いています。日持ちの長さは、この食べ物では品質が落ちる側の話ではありません。
気にするなら、期限より量のほうです。麺をあまり食べない家に人前の多い箱を渡すと、期限が来る前に飽きて残ります。相手の食卓に麺が上がる回数を思い浮かべて、量を決めるほうが効きます。
名前は太さで決まります。細いほうからそうめん、ひやむぎ、うどん。境目は1.3ミリと1.7ミリで、主な原料はどれも同じです。手で延ばしたものは、1.7ミリ未満ならそうめんともひやむぎとも書けます。箱の中身を読むときの最初の手がかりです。
作り方でも変わります。手延べはゆでたあとに伸びにくく、食卓に出るまでに間が空いても食感が落ちにくい。そうめんには、束を留める紙の色で等級を示すものもあり、特級のほうがわずかに細く仕上がります。作り方と等級は、箱の外から読める数少ない手がかりです。
詰合せは、何を組んだかで役割が変わります。太さの離れたものが入っていれば、冷たい麺と温かい麺の両方が渡せて、季節をまたげます。同じ産地でそろえたものは、その土地のものを渡す形になります。つゆが付いていれば、開けたその日に食卓へ出せます。
量は、相手の食卓に麺が上がる回数から決めます。よく食べる家なら人前の多い箱でも回りますが、そうでない家では最初の一、二回で止まります。日持ちするからと量を増やすと、かえって戸棚に残ります。
麺をよく食べる家には、人前の多い箱を太さ違いで。あまり食べない家には、手延べのものを少しだけ。ひとり暮らしの相手には、小分けでつゆの付いたものを。夏に渡すなら細い麺を。改まった相手には、等級の分かるものを化粧箱で。相手の食卓に麺が並ぶ場面を思い浮かべてから、選んでみてください。
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