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赤ワインのセットを探しはじめると、まず目に入るのは金賞という二文字です。金賞受賞、すべて金賞、金賞の中の金賞。どの品にも似た言葉が並んでいて、眺めているうちに差が分からなくなります。
もうひとつ知っておきたいのは、これが飲み比べのための品だということです。一本を選んで贈るのではなく、六本や12本をまとめて届けるジャンルです。受け取る側には置き場所が要りますし、飲み切るまでには時間もかかります。相手が喜ぶかどうかは、味より先にそこで決まります。
なお、お酒なので二十歳未満の方には贈れません。相手がふだんお酒を飲む人かどうかも、あらかじめ確かめておきます。飲まない人に12本が届いても、置き場所の悩みしか残りません。見るところは、本数と、箱の形と、賞の書かれ方の三つです。ランキングを開けば、本数と産地の構成は品ごとに確かめられます。
このジャンルの主流は六本と12本です。11本や15本といった半端な構成もありますが、考え方は同じで、要は何日分になるかという話です。週に一本開ける人なら、六本で一か月半ほど。12本なら三か月近くかかります。
毎日のように飲む相手であれば12本でも早く空きますが、そうでない相手に大量に届けると、置き場所を占領したまま何か月も残ることになります。贈り物として選ぶなら、六本以下に抑えておくのが無難です。三本や五本の構成もあり、こちらは箱に入って届く品が多いので、贈答としての形も整います。
750ミリリットルの瓶は、中身と瓶を合わせて一本あたり1キロを超えます。12本なら15キロ前後。これが箱ごと玄関に届きます。
受け取った側は、その箱をどこかへ運ばなければなりません。集合住宅の上階に住んでいる相手、体力に不安のある相手には、それだけで負担になります。送る前にひとこと伝えておくのが親切です。相手が受け取れる日を確かめておけば、玄関先に置かれたままということも避けられます。
贈答用に化粧箱を用意している品と、輸送用の箱にそのまま詰めて送る品があります。値段だけを見ていると、この差に気づきません。
六本や12本のセットは、多くが輸送用の箱で届きます。中身が良くても、そのまま手渡す場面には向きません。贈り物として選ぶなら、商品ページに箱の写真があるか、ギフト用の包装に対応しているかを確かめておきます。この一点で、同じ金額でも渡せる品かどうかが分かれます。
フランス一国でそろえた品と、世界各国から集めた品があります。フランスに絞った品は、ボルドーを中心に組まれていることが多くなります。渋みのしっかりした、いわゆる骨格のある赤が並びます。産地の性格が近いので、飲み比べても味の方向はそろいます。
世界各国から集めた品は、産地ごとの違いがはっきり出ます。同じ赤でも、土地が変われば酸の出方も渋みの質も変わります。ひとつの品種に絞った構成もあり、産地の違う同じ品種を並べれば土地の差だけが浮かび上がります。ワインに関心のある相手には、この形が刺さります。
赤のセットには「フルボディ」と明記された品が多くあります。渋みと厚みのあるタイプが中心という意味です。肉料理と合わせるならこの方向で問題ありませんが、軽い飲み口を好む相手には重すぎることがあります。
表記のない品は、軽いものから重いものまで混ざっていると考えておきます。相手の好みが読めていないなら、幅のある構成のほうが当たりを見つけてもらえます。
このジャンルの商品名には、賞の名前と価格の訴求が詰め込まれています。どちらも意味のある情報ですが、読み方を知らないと比べようがありません。
ワインのコンクールは世界中にあります。国が主催する大きなものから、産地ごとに開かれるもの、雑誌や団体が独自に審査するものまで幅があります。金賞という言葉はそのどれで受けたものでも使われます。
そのため見るべきは、賞の名前まで書かれているかどうかです。どのコンクールで、どの部門で受けたのか。そこまで書いてある品は、買う側が調べられます。ただ金賞とだけある品は、それ以上たどれません。
もうひとつ知っておきたいのは、コンクールは出品したワインの中から選ばれるということです。出品していない優れたワインはいくらでもありますし、逆に受賞した品がすべて自分の口に合うとも限りません。金賞という表示は、その一本が一定の水準で評価されたという事実を示すもので、味の保証書ではありません。そう受け取っておくと、期待とのずれが起きません。
セットに入る全本が何らかの賞を受けている、という意味です。一本だけ受賞したワインを入れて全体を金賞セットと呼ぶ品もあるので、この違いは大きくなります。構成の内訳が書かれているかも確かめます。何本のうち何本が受賞しているのか、どの賞なのか。丁寧な店ほど、そこまで書いています。
フランスのワインには、産地の呼び名によって段階があります。広い地域名を名乗るものより、狭い地区や村の名を名乗るもののほうが、原則として条件が厳しくなります。
商品名に「ボルドー・シュペリュール」「メドック」「格上メドック」といった言葉が並ぶのは、この段階を示しているからです。同じボルドーでも、より狭い呼び名を名乗れるワインが入っているセットは、そのぶん構成が上になります。ブルゴーニュの名が入った品も同じ考え方です。産地の名前は、味の説明であると同時に、そのワインが満たしている条件の説明でもあります。
価格の訴求は、セット全体の金額と一本あたりの金額が混在して書かれています。比べるときは、必ず一本あたりに直します。割引率が大きく書かれていても、もとの価格が高く設定されていれば実質は変わりません。何割引という数字ではなく、一本いくらになるのかだけを見ます。そのうえで、産地の格付けと受賞の内訳を見れば、なぜその値段なのかが読めてきます。
本数が増えるほど単価が下がる品もありますが、必ずしもそうとは限りません。12本の品より六本の品のほうが一本あたり安いこともあります。思い込みで選ばず、その都度計算すると比べられます。
同じセットでも、店の性格によって組み方が違います。ワインを専門に扱う店の品は、選ぶ人の目が入っています。どういう意図でその構成にしたかが説明に書かれていることが多く、飲む順番まで示している品もあります。一本あたりの単価は上がりますが、選ぶ手間を任せられます。
数をそろえて値を下げる店の品は、価格が最大の武器です。産地や受賞歴を並べて構成の充実を示し、そのうえで一本あたりを抑えてきます。日常的に飲む相手へ数を届けたいなら、こちらが向きます。
どちらが良いということはなく、目的が違うだけです。白のセットや、色を混ぜた構成と見くらべたいなら、白ワインセットやワイン飲み比べセットの品ぞろえもランキングからたどれます。
同じところに並んでいても、誰に渡すかで選ぶべき品は別になります。本数を増やすほど喜ばれる、という単純な話にはならないジャンルです。
本数を絞ります。三本や五本を化粧箱に収めた品なら、渡す場面にも耐えますし、相手の置き場所も奪いません。
相手がワインに詳しい人なら、産地や品種を絞った構成のほうが話が通じます。同じ品種を産地違いで並べた品や、専門店が意図を持って組んだ品は、飲んだあとに感想が生まれます。詳しくない相手なら、産地の幅がある構成のほうが「どれが好きか」を見つけてもらえます。
本数の多いセットが最も生きる場面です。何本か開けて飲み比べれば、それだけで場が持ちます。産地の違う品を並べておくと、好みの差が話題になります。
持ち寄りの場に持っていくなら、一本ずつ取り出せる形かどうかも見ておきます。箱ごと運ぶのは重いので、必要な本数だけ抜いて持参する形が現実的です。
本数を増やすより、一本の格を上げるほうが伝わります。産地の呼び名が狭いところまで書かれた品や、専門店が選んだ五本の構成なら、金額が同じでも受け取り方が変わります。
のしを掛ける前提なら、化粧箱に入っていることが条件になります。ここで本数の多い品を選ぶと、掛け紙も包装も付けられないまま重い荷物だけが届きます。
お酒を飲まない相手には贈りません。体質で飲めない人、事情があってやめている人、これから控えようとしている人。どれも本人から聞かないと分からないことです。
二十歳未満の方へは贈れません。妊娠中や授乳中の方も同じです。相手の家庭にそうした事情があるかどうかまでは踏み込めないので、確信のないときは別のジャンルを選びます。
使えますが、相手を選びます。返礼は相手の生活が読めないことが多く、お酒が届いて困る家庭もあります。相手から酒の話が出たことがある、あるいは酒好きだと知っている場合に限るのが安全です。
一本だけを選んで贈りたいなら、セットではなく単品のジャンルを見るほうが目的に合います。ワインの品ぞろえには、化粧箱に収めた一本ものも並びます。
本数がまちまちなので、総額だけでは比べられません。同じ金額でも、単価の安い品を選べば数が届き、単価の高い品を選べば一本の格が上がります。どちらを渡したいのかは相手で決まるので、ここでは価格ごとに何本入って一本いくらになるのかを並べます。
化粧箱に入った品なら対応している店が多くあります。表書きの指定ができるかどうかは商品ページに書かれています。
輸送用の箱で届く本数の多いセットは、掛け紙の対象外になっていることがほとんどです。贈答として使うつもりなら、最初から箱入りの品に絞って探すほうが早く決まります。
したほうが確実です。本数の多いセットは15キロ前後になり、玄関先に置かれたままだと相手が困ります。夏場は温度の面でも避けたいところです。
送り状に希望の時間帯を入れておくと、置かれる時間を短くできます。事前にひとこと伝えておけば、相手も受け取る段取りを組めます。
一言添えておくと親切です。栓を抜いた瞬間から空気に触れるので、数日のうちに飲み切るのが基本になります。栓を戻して冷蔵庫に立てておけば少し延びます。
日ごとに味は変わりますが、その変化を楽しむ人もいます。開けた日と翌日で印象が違うのは、赤ワインではよくあることです。
産地や品種に幅のある構成を選びます。飲み比べのなかで好きな方向が見つかれば、次に贈るときの手がかりにもなります。
「フルボディ」と明記された品は渋みと厚みのあるタイプなので、軽い飲み口を好む相手には重く感じられることがあります。好みが読めていないなら、そこで絞り込まないほうが外れません。
ワインは横に寝かせ、温度の変化が少なく光の当たらない場所に置くのが基本です。コルクが乾かないようにするためで、縦に立てたままだと栓が縮んで空気が入ることがあります。
12本を渡すということは、その置き場所を相手に用意してもらうということです。集合住宅に住む相手や、家の様子が分からない相手には、六本以下に抑えておくほうが穏やかに収まります。
二十歳未満の方には贈れません。妊娠中や授乳中の方も同じです。体質で飲めない人や、事情があって控えている人もいます。
本人から聞いていない限り、その事情は分かりません。確信が持てないときは、お酒以外のジャンルを選ぶほうが穏やかに収まります。
赤ワインのセットは、商品名に情報が詰め込まれているぶん、読み方を知っているかどうかで選びやすさが変わります。金賞という表示はどの賞かまで見ます。産地の呼び名は、狭いところまで名乗れるかを見ます。価格は必ず一本あたりに直して比べます。この三つを通せば、似たような品名の中から違いが見えてきます。
そのうえで、本数は相手のペースから決めます。週に一本開ける人に12本は多すぎますし、毎日飲む人に三本では物足りません。飲み切るまでの時間と、置き場所と、運ぶ重さ。この三つは味とは関係のないところで満足を左右します。
渡す形も先に決めます。化粧箱に入っているか、輸送用の箱で届くか。手渡す場面があるなら、この一点で候補は半分に絞られます。のしを掛けるつもりなら、そこはもう選択の余地がありません。
そして何より、相手がお酒を飲む人かどうかを先に確かめます。二十歳未満の方には贈れませんし、事情があって控えている人もいます。そこさえ押さえれば、飲み比べの時間そのものを渡せる贈り物になります。どんな構成の品が並んでいるかは、ランキングを確かめてみてください。
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