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焼酎の飲み比べセットは、値段の付き方がほかの酒と違います。上位10点はいちばん安いもので3,080円、高いもので11,880円ですが、この差は本数でも量でもありません。手に入りにくい銘柄が入っているかどうかで決まります。
下のほうに並ぶのは、酒屋で年じゅう買える銘柄を2本か3本組んだ箱です。上のほうには、名前は知られているのに定価では出回らない銘柄が入ります。同じ2本組でも、片方は3,280円、もう片方は11,880円になります。
そのうえで中身を見ます。芋か麦か、瓶が900mlか720mlか。焼酎は原料が変わると別の飲み物になるので、相手がどちらを飲むかを知らないまま選ぶと外します。
焼酎は、原料が変われば香りも飲み方も変わります。日本酒やワインの品種の違いとは幅が違い、芋と麦は別の酒として扱われます。ここを外すと、相手が最後まで開けません。
さつまいもから造ったもので、上位では鹿児島や宮崎の銘柄が並びます。香りが強く、湯で割ると立ちのぼり方がはっきりします。好きな人は芋しか飲まないという飲み方をします。
苦手な人もはっきり苦手なので、相手が芋を飲むと分かっていない場合は選びにくくなります。芋を飲む相手には、ほかの原料を混ぜるより芋だけをそろえた箱のほうが喜ばれます。
大麦から造ったもので、香りが穏やかで飲み口が軽くなります。焼酎を飲みつけていない相手や、食事と一緒に飲む相手にはこちらが向きます。
上位には大分の麦を集めた箱があり、300mlの小瓶を5本という形で並びます。手に入りにくい銘柄も、麦のほうに多く集まっています。相手の好みが読めないときは、麦から入ると外れにくくなります。
同じ蔵が芋と麦を1本ずつ出している箱があります。900mlを2本という形で、3,000円台に収まります。相手がどちらを飲むか分からないときの逃げ道になります。
麹の違いを前に出した箱もあります。白麹と黒麹で香りの出方が変わり、黒のほうが甘みとコクが強く出ます。芋と麦に米を足して3本にした箱もあり、こちらは幅を広く取る形です。
上位の後半に並ぶ箱は、中身の量に対して金額が跳ね上がります。720mlを2本で7,980円、あるいは11,880円という値が付くのは、その銘柄が定価では出回っていないためです。
魔王、百年の孤独、千年の眠り、佐藤、中々。上位にはこうした名前を組んだ箱が並びます。酒屋の棚では見かけにくく、見かけても定価より上がっていることが多い銘柄です。
焼酎を飲む相手なら、この名前を渡された時点で状況が分かります。手に入りにくいことを知っているので、金額より探した手間のほうが伝わります。飲まない相手にはただの瓶なので、そこは分かれます。
同じ2本組でも、酒屋で年じゅう買える銘柄なら3,000円台です。中身の量はほとんど変わらないのに、金額は3倍以上開きます。差額はすべて手に入りにくさに乗っています。
味が3倍おいしいという意味ではありません。ふだん焼酎を飲まない相手に高いほうを渡しても、その差は伝わらないままです。金額を上げる意味があるのは、相手がその名前を知っている場合だけです。
相手が焼酎を飲む人だと確かめられているなら、希少な銘柄が刺さります。飲む人ほど自分では買いにくいので、贈り物としての価値が立ちます。
そこまで分からないなら、年じゅう買える銘柄の箱で足ります。中身の質が落ちるわけではなく、蔵の看板になっている銘柄が並びます。金額を抑えたぶんを、原料の組み合わせや本数に回したほうが使われます。
焼酎には、日本酒やワインにない900mlという単位があります。上位の箱もこの大きさが中心で、ほかに720ml、300ml、1800mlが混じります。渡す相手の家でどう置かれるかは、この数字で決まります。
900mlは五合にあたる大きさで、焼酎ではもっとも普通の瓶です。2本組で3,000円台の箱は、たいていこの大きさになります。720mlは四合で、希少な銘柄の箱に多く使われます。
同じ2本組でも、900mlなら合計1.8リットル、720mlなら1.4リットルです。金額だけを並べると気づきませんが、量では2割ほど違います。比べるときは瓶の大きさまで見ておきます。
300mlを5本という箱が上位に1点あります。1本が短い期間で空くので、いろいろ試してもらう形に向きます。ひとり暮らしの相手にも渡しやすい大きさです。
反対に、1800mlを5本という箱もあります。中身だけで9リットル、箱ごとだと13kgを超えます。人が集まる家や、毎晩飲む相手でなければ持て余します。渡す前に置き場所を聞いておきます。
焼酎は度数が高く、水や湯で割って飲むのが普通です。1本から取れる杯数が多いので、同じ量の日本酒より長く持ちます。
そのぶん、瓶が台所に居座る期間も長くなります。1800mlを5本渡すと、飲みきるまでにかなりの時間がかかります。量で満足させようとすると、置き場所のほうで負担をかけます。
焼酎は、飲む人と飲まない人がはっきり分かれる酒です。飲む人のなかでも芋か麦かで割れるので、相手について何を知っているかが選択を決めます。三つに分けて並べます。
いちばん当たるのがこの相手です。芋か麦かさえ分かっていれば、そこから外れる箱を除けます。希少な銘柄を組んだ箱も、この相手にだけ意味が出ます。
飲む人は自分の定番を持っていることが多いので、同じものを重ねても困りません。度数が高くて長く持つ酒なので、置いておいて順に開けてもらえます。銘柄が分からなくても、原料さえ合っていれば無駄になりません。
向きません。焼酎は割り方を自分で決める酒なので、飲みつけていないと開けたあとの扱いに困ります。芋の香りが強いものだと、口を付けずに終わることもあります。
家族に飲む人がいるなら成り立ちます。宛名の相手が飲まなくても、同居している人が開ければ無駄になりません。そこまで読めないなら、酒以外の分野に移したほうが確実です。
本数の多い箱が生きるのはこの場面です。それぞれが好きな原料を選べるので、芋と麦を混ぜた箱でも全部が動きます。300mlの小瓶を5本という形も、その場で開けて回すのに向きます。
1800mlを5本入れた箱も、飲む人が何人かいれば成り立ちます。ただし重さと置き場所は変わらないので、渡す前にひと言伝えておきます。人数が読めないなら、900mlの2本組あたりで止めます。
金額を分けているのは、手に入りにくさです。中身の量ではないので、予算を上げても瓶が増えるわけではありません。相手が銘柄を分かる人かどうかで、上げる意味があるかが決まります。
3,080円から4,920円ほど。900mlの2本組、900mlと720mlを混ぜた3本組、300mlの小瓶を5本といった箱がこの範囲です。芋と麦を組んだものも、麦だけをそろえたものも選べます。
改まらない相手や、相手が焼酎を飲むかまでは分からないときはここで足ります。中身は蔵の看板になっている銘柄なので、質で見劣りすることはありません。送料が込みの商品が多いのも、この範囲の利点です。
7,980円ほど。720mlを2本組んだ箱で、定価では出回りにくい芋の銘柄が入ります。同じ造り手の別の銘柄を並べた形になっています。
焼酎を飲む相手だと確かめられている場合に選びます。この金額を出す意味は、味の差ではなく手に入りにくさにあります。相手がその名前を知らないなら、下の範囲に戻したほうが喜ばれます。
11,000円から11,880円ほど。1800mlを5本入れた箱と、麦の希少な銘柄を2本組んだ箱が、同じ金額で並びます。中身の量は5倍以上違います。
人が集まる家なら前者、焼酎を飲む相手ひとりに渡すなら後者です。同じ予算で性格がまったく違うので、渡し先を先に決めてから金額を当てます。
相手が飲んでいるほうに合わせます。焼酎は原料で好みがはっきり割れるので、ここだけは推測で決めないほうが安全です。聞ける間柄なら、ふだん何を飲むかを一度だけ聞きます。
聞けないなら麦にします。香りが穏やかで、焼酎を飲みつけていない人でも口に運べます。芋は好きな人には強く刺さりますが、苦手な人には最後まで開けてもらえません。芋と麦を1本ずつ組んだ箱に逃げる手もあります。
飲む相手なら、むしろ手に入りにくさのほうが伝わります。自分では買えなかった銘柄が届くという形になるので、金額そのものより探した手間として受け取ってもらえます。
飲まない相手には、ただの高い瓶になります。値段だけが伝わって返礼を考えさせるので、その場合は年じゅう買える銘柄の箱に下げます。相手が名前を知っているかどうかが、この判断のすべてです。
大丈夫です。焼酎は度数が高いので、封を切ってからも味が大きく変わりません。日本酒のように早く飲みきる必要がないので、相手のペースに任せられます。
置き場所は日の当たらないところを選んでもらいます。栓をしっかり閉めておけば、何本か並べて順に開けても問題ありません。急がせずに渡せるのは、この分野の使いやすいところです。
構いません、とは言いにくい分野です。水や湯の量を自分で決める飲み方が前提なので、慣れていないと一杯目でつまずきます。口に合わなければ、そこで手が止まったままになります。
贈り先を人ではなく家として見るなら、話は変わります。台所に焼酎の瓶が並んでいる家なら、宛名が誰であっても中身は減ります。家の様子まで見当が付かないときは、この分野そのものを外します。
商品名に入っている銘柄をそのまま見ます。この分野の箱は、中身の銘柄をすべて商品名に書いているので、相手の棚にあるものを外して選べます。
相手の定番が分かっているなら、同じ蔵の別の銘柄を当てます。上位には、同じ造り手の違う銘柄を2本組んだ箱があります。定番を知っている相手ほど、その並べ方に反応します。
渡せます。焼酎はもともと割って飲む酒なので、湯でも水でも炭酸でも中身は選びません。飲み方で銘柄を変える必要はありません。
ただし芋の香りは、湯で割ると強く出ます。相手が水や炭酸で薄めて飲む人なら、麦のほうが持ち味が残ります。飲み方まで知っているなら、そこで芋と麦を分けます。
この分野の金額は、中身の量ではなく手に入りにくさで決まっています。同じ2本組が3,000円台にも11,000円台にも並ぶのは、そのためです。高いほうを選ぶ理由は、味ではなく名前のほうにあります。
先に確かめるのは原料です。芋か麦かで別の飲み物になるので、ここを外すと開けてもらえません。分からないなら麦、あるいは芋と麦を1本ずつ組んだ箱。そのうえで、飲む相手だと確かめられているなら希少な銘柄、そうでないなら年じゅう買える銘柄で足ります。瓶は900mlが中心で、1800mlを5本入れた箱は13kgを超えます。
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