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鶏肉は家でいちばんよく食べる肉なので、届いてから使い道に困りません。牛や豚のように「特別な日に」と身構えずに済み、平日の夕食にそのまま入ります。それでいて、自分では買わない鶏が届くと、いつもの夕食が一段変わります。
選ぶときに最初に決まるのは、生で食べるものか、火を通すものかです。どちらも同じ「詰め合わせ」として並んでいますが、生か加熱かで、渡せる相手が変わります。
そのうえで効いてくるのが、鶏の名前と、届く形。「地鶏」と「銘柄鶏」は、名前の重みが違います。
鶏刺しや鳥刺し、たたきと書かれたものが並びます。これは生食用として処理された鶏で、鹿児島などの産地が決めた基準に沿って作られています。冷蔵なら10度以下、冷凍なら氷点下15度以下で運ぶところまで決まっていて、加熱用のものとは運び方から別になります。
加熱用として売られているものを、生で食べることはできません。一方で、生食用のものは火を通しても食べられます。商品ページに「生食用」と書かれているかどうかが分かれ目です。
「地鶏」と名乗れるのは、国の規格を満たしたものだけです。もとになる鶏の血筋、飼う日数、一羽あたりの広さまで決まっていて、それを全部満たしたものが地鶏になります。
「銘柄鶏」には、その決まりがありません。若どりより長く飼ったり、えさを工夫したりして、育てた側が名前を付けたものです。「若どり」は、決まりも名乗りも無い、いちばん多く出回っているふつうの鶏。
地鶏・銘柄鶏・若どり。同じ「国産鶏」でも、この三つは別のものです。名前が付いているだけで高いのではなく、地鶏だけは満たすべき決まりがあるということです。
串になったものには、焼く前の生の串と、焼いてある調理済みの串があります。生のものは一から焼くので、焼き加減も味付けも自分で決められます。調理済みのものは温め直すだけで、夕食の一皿がそのまま増えます。
家で焼くなら、魚焼きグリルに入るかどうかが先に来ます。家庭で扱いやすい串の長さは15センチから18センチほど。それより長いものは、グリルに斜めに入れるか、串を外して焼く形になります。長い串が何十本も入っている組ほど、この一手間がそのまま時間になります。
もも、胸、ささみと、一羽から取れる部位をまとめて送るものがあります。届いた日に何を作るかが決まっていない家でも、部位ごとに使い分けられます。
その代わり、まとめて冷凍庫へ入れることになります。一羽分は思ったよりかさばるので、受け取る側の冷凍庫に場所が要ります。串や惣菜の詰め合わせより、置き場所の話が先に来る形です。
同じジャンルに、冷凍で届くもの、冷蔵のもの、常温で置けるものが混ざっています。煮込んだ手羽のように、常温で置ける形になっているものもあります。
生食用のものは、冷蔵か冷凍でしか届きません。そのぶん、受け取る日を決めておく必要が出てきます。相手の生活の時間が読めないなら、常温で置けるものか、冷凍で長く置けるものへ寄せることになります。
鶏を生で食べる習慣は、産地とその周りに続いてきたものです。食べ慣れていない家に届くと、箱を開けたところで手が止まります。相手がその地方の出身だと分かっている、あるいは店で食べている姿を見たことがある。そこまで分かっているときにだけ選ぶものです。
小さい子や年配の人のいる家なら、火を通すものへ。同じジャンルに焼き鳥も惣菜も並んでいるので、迷うくらいなら加熱するものを選んでおけば、誰が食べても困りません。
台所に立つのが好きな相手なら、焼く前の串を。炭を持っている相手や、庭で焼く相手なら、なおさらこちらです。
このとき、串の長さと本数を見ておきたいところ。家の魚焼きグリルに入る長さか、一度に何本焼けるか。何十本と入った組は、一度に焼き切れないので、冷凍で置いておける形かどうかを確かめることになります。
帰りが遅い家や、小さい子のいる家なら、温め直すだけのものが助かります。焼いてある串、揚げてある惣菜、煮込んだ手羽。皿に出すまでの手数が少ないほど、平日に食べてもらえます。
このとき、冷凍か常温かで置き場所が変わります。冷凍庫がふさがっている家なら、常温で置ける煮込みのほうが、相手が置き場所に困りません。
名前のある鶏を渡すなら、「地鶏」と書かれたものがいちばん分かりやすいところです。規格を満たしたものだけが名乗れるので、名前がそのまま説明になります。
地鶏が決まりの話なのに対して、銘柄鶏は育てた側の工夫の話です。産地の名前や育て方が商品ページに書かれているので、そこに書かれていることが、渡すときの言葉になります。相手が肉の育ち方を気にする人かどうかで、どちらに寄せるかが決まります。
1,500円ほどから3,000円台には、炭火で焼いたものの詰め合わせや、手羽の煮込みが並びます。ほかの品に添える一皿や、日ごろの礼として渡すならこのあたりです。
4,000円台から6,000円台になると、地鶏の焼き鳥の組や、燻製をまとめたものが入ってきます。これ単体で贈り物として渡せるのが、この値段。本数の多い焼き鳥の組も、ここから選べます。同じ値段でも、量を取るか、鶏の名前を取るかで中身が変わります。
焼き鳥なら、一人あたり三本から五本が目安になります。四人の家に一度で出すなら15本から20本ほど。惣菜なら、袋の数がそのまま食べる回数です。
一羽分で届くものは、もも、胸、ささみがまとまって来ます。四人家族なら二回か三回に分けて使う量です。一度に食べきる量ではないので、何回に分けて食べてもらうかも合わせて見ておくと外しません。
冷蔵で届くものは、受け取る日に相手が家にいる必要があります。再配達で一日置くと、その間は箱の中です。日時を指定できる商品なら、指定して送るほうが確かです。
冷凍のものなら、その心配は小さくなります。それでも、冷凍庫に場所が空いているかどうかは残ります。まとまった量を送るときは、「今週送るね」と一言あると、相手が場所を空けておけます。
送って渡す形になるので、改まった場面に使うなら掛け紙を頼めるかどうかを見ておくところです。冷凍便で届くものは、箱の外に紙を掛けられないこともあります。
その場合は、中に一枚入れてもらう形を選べる商品もあります。手渡しできないぶん、送り状の依頼主の名前だけは間違えないようにしておくと、誰から届いたのかがすぐ分かります。
産地の名前が付いていても、決まりを満たしていなければ「地鶏」とは書けません。逆に言えば、地鶏と書いてあれば、育て方のほうに決まりがあったということです。産地は、そのうえに乗っている情報になります。
贈り物としての見栄えは、聞いたことのある産地の名前が効きます。ただし、実際に食べてもらえるかどうかは、届く形(生か加熱か、冷凍か常温か)で決まります。相手が肉にこだわる人でないなら、名前より形のほうを先に見ておくと外れません。
渡せます。焼き鳥は酒の肴としてだけのものではなく、夕食のおかずにも、弁当にも入ります。串を外して丼にする食べ方もあるので、飲まない家でも使い道は残ります。
そのうえで気になるなら、惣菜の詰め合わせへ寄せる手もあります。から揚げやチキン南蛮のように、そのまま食卓の一皿になるものなら、酒の有無に関わりません。子どものいる家なら、そちらのほうが減りも早くなります。
生か加熱か、鶏の名前、届く形。この三つの順に決めると、一つに絞れます。
生か加熱かで、渡せる相手が変わります。生食用として処理されたものだけが生で食べられ、加熱用のものはそれができません。生で食べる習慣は産地とその周りに続いてきたものなので、そこが読めないなら火を通すものへ。
鶏の名前は、決まりのあるほうと無いほうに分かれます。「地鶏」は規格を満たしたものだけが名乗れて、「銘柄鶏」は育てた側の工夫。産地の名前より、この違いのほうが、その鶏がどう育ったかを言い当てます。
届く形は、相手の台所と冷凍庫で決まります。生の串は焼く楽しみが残り、調理済みや惣菜は温めるだけ。一羽分はまとめて冷凍庫へ入るので、置き場所の話が先に来ます。
家で焼くのが好きな相手には、生の串をグリルに入る長さで。帰りの遅い家には、温め直すだけの惣菜を。育ち方まで気にする相手には、「地鶏」と書かれた組を選んでみてください。
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