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フィナンシェは、焦がしたバターとアーモンドの粉、それに卵白で作る小さな焼き菓子です。卵黄を使わないので、色も味も他の焼き菓子とは別のところに来ます。
見るところは三つ。アーモンドが抜けないので渡せない相手がいること、日持ちが店によって大きく違うこと、そして味を変えたものが多いことです。
焦がしバター、アーモンドの粉、卵白。この三つがフィナンシェの中身です。どれも代わりが利かないので、そこから渡せる相手も決まってきます。
バターを火にかけて、色が付くまで焦がしてから生地に混ぜます。フランス語ではブール・ノワゼットと呼びます。ノワゼットはヘーゼルナッツのことで、焦がしたバターの色と香りをそれになぞらえた名前です。
溶かしただけのバターとは香りがまるで違います。口に入れたときに立つ香ばしさは、ここから来ています。
小麦粉と一緒に、アーモンドを挽いた粉が入ります。この粉には油分が含まれているので、焼き上がりがしっとりして、日が経っても硬くなりにくくなります。
外側がさくっとするのは、砂糖とバターの多い生地が型の面で焼き固まるためです。外はさくっと、中はしっとり。この落差がフィナンシェの持ち味で、アーモンドの粉が中側を受け持っています。
卵は白身だけを使います。卵黄が入らないぶん、生地の色は淡く、味も重くなりません。
同じ焼き菓子でも、全卵で作るマドレーヌとはここが違います。バターとアーモンドの香りが前に出るのは、卵黄がその邪魔をしないためでもあります。
アーモンドの粉は、この菓子の骨格です。抜いてしまうと別のものになるので、入っていないものはまず見かけません。
小麦粉を米粉に替えたものは並んでいます。小麦を口にできない相手には、そちらが選べます。ただしアーモンドのほうは、米粉のものでも入ったままです。木の実のアレルギーがある相手なら、フィナンシェそのものを外すことになります。
同じフィナンシェという名前でも、日持ちの日数はばらばらです。渡すまでに何日あるかを先に数えて、そこに収まるものから選びます。
包んで売られているものは、発送の日から十四日、十五日というものがあります。一方で、焼きたてを売る店では、販売の日を入れて三日というものもあります。
同じ名前で並んでいても、これだけ開きがあります。商品ページに書いてある日数を見ないまま注文すると、渡す予定の日に間に合わないことが起きます。
日数の短いものは、焼き上がりの香りをそのまま届けることを取っています。焦がしバターの香りがいちばん立つのは焼いた直後なので、そこを見せに来ているということです。
手渡しできる相手や、届いてすぐ食べてもらえる相手なら、この短さが生きます。逆に、いつ開けるか分からない相手に渡すと、いちばんよいところを過ぎてしまいます。
日持ちの長いものは、香りの立ち方では焼きたてにかないません。ただ、この菓子はもともと水分の少ない作りなので、しっとりしたケーキのように日ごとに落ちていくということはありません。
つまり、日数の違いは中身の良し悪しではなく、店が何を取ったかの違いです。相手がいつ食べるか読めないなら、日数のあるほうを選んでおくほうが確かです。
生地に別のものを混ぜたものが、この菓子には多くあります。個数の幅も広いので、渡す場面に合わせやすいところです。
抹茶を混ぜたもの、チョコレートを合わせたもの、メープルの風味を付けたもの。塩気を効かせたキャラメルや、ピスタチオを使ったものもあります。
改まった場面や、相手の好みが読めないときは、何も足していないものが収まります。味を変えたものを選ぶのは、相手の好みが分かっているときです。
小麦粉の代わりに米粉を使ったものがあります。小麦を口にできない相手には、この作りがあります。
ただしアーモンドの粉は入ったままです。米粉と書いてあるからといって、木の実まで避けられるわけではありません。避けたいものによって、見る先が変わります。
アーモンドは、アレルギーの表示をすることが勧められている食品です。小麦のように必ず書かれるとは決まっていないので、書いていないから入っていないとは言えません。
ただしフィナンシェの場合、アーモンドの粉は主な材料なので、原材料の欄そのものに出てきます。「アーモンド」「アーモンドプードル」「アーモンド粉末」など書き方はいくつかありますが、欄をひととおり読めば見つかります。
一人へ渡すのか、職場で配るのかで、選ぶ商品がまったく変わります。配るなら、人数より少し多めの個数へ。
薄い箱に詰めて郵便受けに入る形で送れるものもあります。相手の在宅を確かめずに届けられるので、日を合わせにくい相手に向きます。一人に渡すなら、少ない個数でも箱に入っていれば贈り物の体裁になります。
相手が香ばしいものを好むと分かっているなら、フィナンシェです。焦がしバターとアーモンドの粉が入るぶん、香りも歯ざわりもはっきりします。
好みが読めないなら、マドレーヌのほうが外れません。全卵と溶かしバターで作るのでふんわりやわらかく、角のない味になります。年齢の幅のある家や、誰が食べるか分からない場面ではそちらです。マドレーヌにも専用のページがあります。
木の実のアレルギーがある相手には、この比べ方の前にフィナンシェが外れます。ただしマドレーヌにもアーモンドの粉を使ったものがあるので、そちらへ移るときも原材料の欄を読むことになります。
フィナンシェの味違いを組んだ箱があります。抹茶とチョコ、プレーンとメープルというように、同じ菓子の中で味を分けたものです。相手がこの菓子を好きだと分かっているなら、この組み方が効きます。
菓子の種類そのものを混ぜたいなら、焼き菓子の詰合せに専用のページがあります。フィナンシェとマドレーヌ、クッキーなどを組んだ箱がそこに集まっています。相手の好みが読めないときは、そちらのほうが当たりを引けます。
渡せる相手、日持ち、味と個数。この順に絞れます。
渡せる相手は、アーモンドで決まります。アーモンドの粉はこの菓子の骨格なので、抜いたものはまず見かけません。小麦粉を米粉に替えたものはあるので、小麦を口にできない相手には選べますが、木の実のアレルギーがある相手にはフィナンシェそのものが外れます。原材料の欄には主な材料として出てくるので、そこで確かめられます。
日持ちは、店によって大きく違います。発送の日から二週間ほどのものもあれば、焼きたてを売る店で三日というものもあります。短いものは焦がしバターの香りが立っているうちに食べてもらう作りなので、手渡しできる相手に。いつ開けるか読めない相手には、日数のあるほうを。
味は、抹茶やチョコ、メープルなど、変えたものが多く並びます。相手の好みが分かっているときだけ、そちらへ。個数は二個から三十個まであり、配るなら人数より少し多めへ。薄い箱で郵便受けに入るものなら、在宅を確かめずに届けられます。
同じ菓子の中で味を分けた箱もあります。菓子の種類そのものを混ぜたいなら、焼き菓子の詰合せのほうが組んだ状態で選べます。
香ばしいものを好む相手には、何も足していないものを箱入りで。職場で配るなら、個数の多いものを。木の実が食べられない相手なら、この菓子は外して、別の焼き菓子から選び直します。
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