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みそ漬けは、炊いたご飯さえあれば、それだけで一膳が進むものです。自分の家のために取り寄せるほどではないけれど、あれば毎日の食卓で箸が伸びます。
先に決まるのは、何が届くかです。野菜を漬けたものと、味噌そのものが、同じ名前で並んでいます。
そのうえで、辛さです。青唐辛子を仕込んだものは、辛いことが売りになっています。
「みそ漬け」という言葉は、味噌に漬けたものすべてを指します。野菜が主役のものと、味噌のほうが主役のものがあり、届いたときの姿がまるで違います。
きゅうり、大根、しょうが。味噌に漬け込まれた野菜が、袋にそのまま入っています。箸で一切れずつ取って、ご飯に乗せる形です。
野菜によって歯ざわりが変わります。大根やごぼうは噛みごたえが残り、きゅうりはしんなりして味が染みます。同じ皿に何種類か入っているものなら、そこの違いも楽しめます。
青唐辛子やもろみを仕込んだものは、漬け込んである中身ごと、味噌をすくって食べます。箸の先に少し取って、ご飯に乗せる。野菜のような歯ごたえはありません。
一度に使うのは箸の先ほどです。同じ重さの袋でも、こちらはひと月ほどかけて減っていきます。渡す相手が一人暮らしでも、持て余しません。
「みそ漬け」の前に何が付いているかで読み分けられます。「きゅうり」「大根」と野菜の名前が来ていれば、漬かった野菜が届きます。「南蛮」「青唐辛子」と味噌の名前が来ていれば、味噌のほうです。
グラム数だけを見て選ぶと、そこを取り違えます。同じ重さでも、片方は数日で無くなり、片方はひと月残ります。
味噌にごまやくるみを練り込んで、青じそで巻いて揚げ焼きにしたものがあります。漬物というより、そのままつまむ一口です。
甘みを付けてあるので、お茶うけにもなります。辛いものが苦手な相手や、子どものいる家にも渡せます。一つずつ形になっているので、皿に出したときに、袋から出しただけの漬物とは見え方が変わります。
南蛮味噌と呼ばれるものは、青唐辛子を味噌や麹に仕込んだものです。同じみそ漬けでも、辛さのあるなしで渡せる相手が分かれます。
仙台で牛たん定食を頼むと、南蛮味噌が小皿で付いてきます。焼いた肉の脂を、辛さと塩気で切るための薬味です。
そのままご飯に乗せても食べられますし、おにぎりの具にも、茶漬けにも回せます。唐辛子ごと味噌をすくうものなので、中身をよけて味噌だけを食べるものではありません。
刻んだ青唐辛子が味噌の中に入っています。箸の先ほどの量でも、ご飯が一口ぶん進むだけの辛さがあります。
辛いものを好む相手には、そこが選ぶ理由になります。そうでない家では、一口で箸が止まります。小さい子のいる家では、同じ皿から取り分けられません。辛さの好みが分からないなら、野菜を漬けたものか、しそで巻いたもののほうが確かです。
同じ「南蛮味噌」でも、土地によって作りが違います。青森はもろみに青唐辛子を入れて発酵させたもの、福島は青唐辛子に麹と醤油と砂糖を合わせたもの。岩手には「こうじなんばん」と呼ばれるものもあります。
相手がどの土地のものを食べ慣れているかまでは読めません。産地の名前で選ぶより、辛いものを食べる相手かどうかで決めるほうが、外しません。産地は、そのあとで好みに合わせる話になります。
きゅうりや大根を漬けたものには、辛みがありません。味噌の甘みと塩気だけなので、子どもから年配の相手まで、一つの皿から食べられます。
家族の顔ぶれが分からない相手には、こちらへ。辛いものは、好きだと分かっているときだけの選び方になります。
味噌に漬けるというのは、塩で保存するということです。今のものは塩分を抑えて作られていますが、それでも、そのまま何口も食べ続ける濃さではありません。受け止めるご飯が要ります。
みそ漬けは、白いご飯に乗せて食べるものです。朝はパン、夕飯も外で済ませるという相手に渡すと、封を切る日が来ません。
相手の食卓にご飯茶碗があるかどうかは、味の好み以前の話です。毎日炊く家なら、冷蔵庫に一つあるだけで箸が伸びます。
塩分を気にしている家では、一度に食べる量が少なくなります。大きい袋を渡すと、開けてから間があいて、しまいには冷蔵庫の奥へ回ります。
そういう相手には、少量のものを一つ。味を楽しむだけなら、それで足ります。二袋、三袋とまとめたものは、毎日ご飯の進む家に向けたものです。
冷蔵で送るものと違って、常温で置いておけるものは、留守がちな相手にも送れます。日持ちも長くなります。
ただし、封を切ったあとは冷蔵庫に入れることになります。「常温保存」と書かれているのは、開けるまでの話です。開けたあとは場所を取るので、一人暮らしの相手には小さいものが収まります。
食べ切れずに残った味噌は、肉や魚を漬け込む床としても使えます。豚肉を一晩漬けて焼けば、それだけで一品になります。
野菜を漬けたものは、床には使えません。刻んで混ぜご飯や炒め物に混ぜるくらいです。台所に立つ相手なら、味噌そのもののほうが最後まで使い切ってもらえます。
改まった席に手渡すものではありません。箱に入らず、袋を封筒に入れて送る形のものが並んでいます。値段もそれに合っています。
身内や、気の置けない相手へ「ご飯のお供に」と送る形なら、これで足ります。改まった相手に渡すなら、箱に入って届くものかどうかを先に見ることになります。同じ中身でも、包み方で渡せる場面が分かれます。
味噌が主役のものなら食べ切れます。開けてからひと月ほどかけて減っていくので、急かされません。袋も小さく、冷蔵庫の場所を取りません。
野菜を漬けたものは、開けたら数日で食べ切ることになります。一人だと持て余すので、渡すなら小さいものへ。まとめて何袋も入ったものは、毎日ご飯を炊く家族向けです。
何が届くかと、辛さ。この二つで大きく決まり、最後に相手がご飯を炊く家かどうかが効いてきます。
届くものの姿は、商品名の頭で読めます。野菜の名前が来ていれば一切れずつ噛むもの、味噌の名前が来ていれば箸の先ですくうもの。同じ重さでも、減っていく速さが別ものになります。
辛さは、渡せる相手を分けます。青唐辛子を仕込んだものは、箸の先ほどでご飯が一口進む辛さです。辛いものを好むと分かっている相手にだけ。家族の顔ぶれが読めないなら、辛くないものか、甘みを付けたしそ巻きへ。
そのうえで、相手の食べ方に当てます。朝も夜もご飯を炊かない家では、封を切る日が来ません。塩気を控えている相手なら小さいものを、毎日ご飯が進む家なら何袋かまとめたものを。
**塩や糠で漬けたものは味噌ほど濃くないので、箸休めとして皿に盛れます。
毎日ご飯を炊く家には、きゅうりや大根を漬けた、辛くないものを。辛いものが好きだと聞いている相手には、青唐辛子の南蛮味噌が、ひと袋で長くもちます。
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