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つぶ貝は、買い物のついでには手が伸びない貝です。切り身の魚ほど日常には出てこないぶん、届くとその日の食卓が変わります。冷凍で届くので、食べる日を相手が決められます。
最初に知っておくのは、殻付きが一つも並んでいないことです。「開き」「殻むき開き済」「スライス」。下処理まで済んだ形でしか売られていません。
選ぶときの分かれ目は、重さです。500グラムの開きと、60から140グラムのスライス。台所で切る人に渡すのか、そのまま皿に並べてもらうのか。そこで選ぶものが変わります。
「つぶ」「バイ」は、エゾバイ科を中心とした巻貝をまとめて呼ぶ言い方です。一つの種の名前ではありません。
商品名に「つぶ貝」と「バイ貝」が両方書かれていることがあるのは、そのためです。どちらの言葉で探しても、同じ商品が出てきます。種の名前は、選び分けの手がかりになりません。
エゾバイ科の巻貝には、唾液腺にテトラミンという成分を持つものがあります。テトラミンは加熱しても分解されないので、出荷する前に唾液腺を取り除くことになっています。
通販に並ぶものが、どれも殻をむいて開いた状態なのは、唾液腺を取るところまで済ませてあるからです。「殻むき開き済」と商品名に書いてあるのは、その処理が終わっているという意味です。受け取った家が、さばくところから始めることはありません。
魚の開きは、干して水分を抜いたものです。つぶ貝の「開き」は、殻から出した身を切り開いた形を指します。干してはいません。
同じ言葉でも、指しているものが違います。「つぶ貝開き」と書いてあっても、干物ではありません。冷凍で届いて、解けば刺身の厚みのまま使えます。
「つぶ貝開き500g」という形が、この分野の一つの型です。身を切り開いたものが、袋にまとめて入っています。
受け取った側で、包丁を入れて切り分けます。刺身にするか、煮ものにするか、炊き込みご飯に入れるか。使い道を相手が決められるかわりに、台所に立たない相手には持て余されます。
「スライス 7g×20枚」「20枚(80g)」「60g(10切入)」のように、切ってあるものがあります。解かして皿に並べるだけです。
手巻き寿司、海鮮丼、恵方巻。ご飯の上に載せる使い方が商品名に並ぶのは、そのまま使える形だからです。包丁を出さずに済むので、解かせばすぐ食卓に出せます。
量が少ないぶん、ほかのものに添えて渡せます。「おつまみ」「珍味」と書かれた120グラムほどのものなら、一度に食べきらなくてよい量なので、一人で暮らす相手でも持て余しません。
大きさは「2Lサイズ」「特大」「大粒」「肉厚な大サイズ」と書かれます。この呼び方だけでは、実際の大きさが読めません。「500g/10〜20個入り」のように、重さと個数を並べて書いてあるものもあります。
目安として、1キロで45個から50個ほど。刺身なら一人前二個とされています。500グラムなら二十個少々なので、刺身にすれば十人前ほど。四、五人の食卓なら、二度に分けられる量です。
「寿司用」「寿司ネタ」と書かれているものは、握りに載る大きさに切ってあります。7グラムで一枚のように、一枚の重さまで書いてあるものがあります。
家で手巻きをする相手なら、この形がそのまま使えます。逆に、煮ものにするつもりの相手には、切ってあると小さすぎます。どう食べる相手かで、開きとスライスのどちらを選ぶかが決まります。
商品名に「お刺身用」「生食用」と書かれていれば、解かしてそのまま食べられます。
書かれていないものは、火を通してから食べることになります。開いてあっても、それだけで生食できるとは限りません。表記があるかないかで、使い道が変わります。相手が刺身で食べるつもりなら、この言葉が入っているものを選ぶことになります。
「ボイルつぶ貝」と書かれているものがあります。火を通してから凍らせてあります。
解かしてスライスすれば刺身のように食べられますし、煮もの、バター焼き、炊き込みご飯にも回せます。生のものより使い道が広くなります。魚を生で食べない家に渡すなら、こちらです。
産卵は初夏から夏。その前の春先が、身のいちばん育っている時期です。冬から春が旬とされています。
産地は北海道のオホーツク側が中心で、ロシアのオホーツク海と書かれているものもあります。冷凍で通年並んでいますが、旬に合わせて渡したいなら、冬から春です。
商品名に「コリコリ」「こりこり」という言葉が繰り返し出ます。噛んだときの歯ごたえが、この貝の目当てだということです。
やわらかい魚の刺身とは、口に入れたときの感じが違います。歯ごたえのあるものが好きな相手なら、そこが渡す理由になります。逆に、やわらかいものを好む相手には、別の貝や魚のほうが合います。
ここに並んでいるものは、殻をむいて開くところまで済んでいます。唾液腺を取り除く処理も終わっているので、そこは相手の仕事になりません。
残る手間は、解かすことと、切ることです。切るのも嫌がりそうな相手なら、スライスしてあるものにします。解かせば皿に並ぶので、包丁を出さずに済みます。
つぶ貝はコリコリした歯ごたえが目当ての貝です。やわらかいものを好む相手には、そこが合いません。
分からないなら、量の少ないものにします。60グラムのスライスや、120グラムほどのおつまみなら、**口に合わなくても持て余しません。
つぶ貝は、殻付きのものが並びません。「つぶ」も「バイ」も、エゾバイ科の巻貝をまとめて呼ぶ言い方で、一つの種の名前ではありません。唾液腺を取り除いてから出す決まりなので、そこまで済ませた「開き」「殻むき開き済」「スライス」だけが届きます。
「開き」は、魚の開きとは別のものです。干物ではないので、水分が抜けていません。解いてから、食べる大きさに切ります。
重さは二つに割れます。500グラムの開きは、台所で包丁を入れる人のもの。60から140グラムのスライスは、解かして皿に並べるだけです。1キロで45個から50個、刺身なら一人前二個が目安なので、500グラムは刺身にして十人前ほどにあたります。
「お刺身用」「生食用」と書かれているかどうかで、生で食べられるかが決まります。開いてあるだけでは、生食できるとは限りません。ボイルしてあるものなら、刺身のようにも、煮ものにも回せます。
手巻き寿司をする家には、寿司ネタに切ってあるスライスを。台所に立つ相手には、500グラムの開きを。酒の肴として一人で楽しむ相手になら、120グラムほどのおつまみが、何日かに分けて楽しんでもらえます。
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