掲載2商品 / 楽天ランキングを61日分記録して選定
時点の楽天ランキングを集計
栓を抜くところから、その日の席が始まります。注いで、乾杯して、飲む。開ける動作そのものが場を作るのが、この一本の持ち味です。
分かれ目は、ぶどうの品種です。渋みの強いもの、柔らかいもの、そもそも渋みの少ないもの。品種の名前をいくつか知っておくと、選ぶ範囲がぐっと絞れます。
そして渋みの正体はタンニンです。ぶどうの皮から出るもので、赤ワインを重いと感じる人は、たいていここに当たっています。相手が飲み慣れているかどうかで、選ぶ品種が変わります。
赤ワインの味は、どのぶどうから造ったかで大きく動きます。産地の気候や造り方も効きますが、まず品種で当たりを付けるのがいちばん早い。品種の名前が読めれば、味の方向が見えます。
赤ワインの渋さは、ぶどうの皮から出るタンニンによるものです。赤は皮ごと漬けて造るので、この成分が入ってきます。
「赤ワインは重い」と言われるとき、たいていこの渋みを指しています。ただし酸っぱさが苦手という人もいます。渋みと酸は別のもので、外す品種も違ってきます。
赤ワインの代表とされる品種です。ブラックベリーやカシスのような、黒い果実の香り。酸もタンニンもしっかりしていて、飲みごたえがあります。
飲み慣れている相手、濃い赤を好む相手なら、ここが本命です。逆に、赤ワインをあまり飲まない相手へ渡すと、渋くて重いという印象だけが残ります。
プラムやプルーンのような、よく熟した果実の香り。酸が穏やかで、タンニンもなめらかとされます。カベルネ・ソーヴィニヨンと比べると、当たりが柔らかいのがこの品種です。
フランスのボルドーでは、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを混ぜるのが一般的です。渋みの骨組みと、まろやかさを両方入れるための組み合わせで、そこから片方だけを取り出すと、性格の違いが見えます。
渋みも酸も、どちらもきつくないほうがいい。そういう相手なら、メルローがいちばん外れにくいところにいます。
ラズベリーやチェリーのような、赤い果実の香り。タンニンが少なく、そのぶん酸のほうが表に出ます。色も淡く、軽い口当たりです。
渋みが苦手だとはっきりしている相手なら、ここが答えになります。ただし酸っぱいのが苦手という相手には、この品種は向きません。苦手の中身によって、勧める先が変わるところです。
カリフォルニアを代表する黒ぶどうです。商品名にも、この名前が出ます。濃いベリーの香りと、果実の甘み。パワフルで、甘みのあるフルボディになります。
温暖な土地で育つと、黒胡椒のようなスパイスの感じも出てきます。糖分をためやすいぶん、そのまま度数に出るのも特徴です。甘い香りのぶん、口当たりで量が進みます。
品種が読めるかどうかは、どこで造られたかで分かれます。商品名には品種、産地、収穫年、容量が並びます。これはラベルの表記がそのまま出たものです。
カリフォルニアやチリ、オーストラリアといった産地では、ラベルにぶどうの品種を書くものが多くなります。買う側が品種で選べるようにしてあるためです。
品種の名前を覚えておけば、そのまま選べるのがこちらの産地です。渡すときに、ラベルの文字を読み上げるだけで説明になるという利点もあります。
フランスやイタリアといった古い産地では、その土地で使うぶどうが決まっていることが多く、ラベルには産地名と造り手の名前だけというものがあります。品種がラベルから読めません。
産地の名前と品種の対応が頭に入っていないと選べない。そこが、赤ワインの敷居を上げているところでもあります。品種で選びたいなら、新しい産地のものへ寄せることになります。
商品名によく出るナパ・ヴァレーは、カリフォルニアの産地です。カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ジンファンデルが育てられていて、中でもカベルネ・ソーヴィニヨンがこの土地を代表する黒ぶどうとされます。
濃い果実味と、しっかりしたタンニンが特徴です。土地の名前が知られているので、品種を知らない相手にも、産地の名前だけで伝わるという使い方ができます。
「2023」のような数字は、ぶどうを収穫した年です。そこから何年たっているかが読めます。古いほどよいという意味の数字ではありません。
長く寝かせる造りのものは、はじめからそのつもりで造られています。十五年、三十年と置くものもありますが、それは造りからして別です。
この年号は、贈り物として使えます。相手が生まれた年、結婚した年、子どもが生まれた年。その数字の入った一本を渡す、という選び方です。
そのつもりなら、長く寝かせられる造りのものを探すことになります。早く飲む造りのものは、何十年も前の年号では出てきません。年号だけで選ぶと、飲めない状態のものに当たることがあります。扱っている店に、その年のものが飲める状態かを確かめてから進めるほうが確かです。
赤ワインは、贈り物の中でも相手を選ぶものです。味の好み以前に、飲む人かどうか。そこを飛ばすと、開けられないまま置かれる一本になります。
未成年には渡せません。妊娠中や授乳中の相手、薬を飲んでいる相手、車に乗る機会の多い相手にも向きません。
間柄が近ければ、聞いてしまうのが早い。「お酒は飲まれますか」の一言で済みます。改まった相手で聞きにくいなら、食べ物のほうへ移すほうが確かです。アルコールの入っていないワインもありますが、それを選ぶなら、はじめからそのつもりで探すことになります。
渋みの強いフルボディを、普段ワインを飲まない相手へ渡す。贈り物としていちばん外れやすいのがこの組み合わせです。値の張るものほど喜ばれるという思い込みが、ここで裏目に出ます。
好みが読めないなら、メルローへ。渋みも酸も、どちらも尖っていないぶん、苦手の中身が分からなくても外れにくいからです。
その人がどんな味を「うまい」と言っているか。そこから当てるほうが、ワインの知識で当てるより確かです。
甘い酒を好む人なら、ジンファンデルのように果実の甘みが前に出る品種。すっきりしたものを好む人なら、ピノ・ノワールのように軽いほう。濃い酒を飲み慣れている人なら、カベルネ・ソーヴィニヨンでも受け止めてもらえます。
一本750ミリリットルは、一人で一晩に空ける量ではありません。栓を戻して冷蔵庫へ入れれば数日はもちますが、開けた日の状態からは離れていきます。
家族で食卓を囲む相手、人を呼ぶことのある相手。そういう家なら、一本がそのまま一晩に収まります。一人で暮らしていて、あまり人を呼ばない相手へ渡すなら、人の集まる時期に合わせて届けるという手があります。
750ミリリットルの瓶は、中身と瓶を合わせて1キロを超えます。3本で4キロ近くになるので、まとめて手で運ぶ重さではありません。
割れ物でもあります。電車で立っていく、自転車で運ぶ。そういう道のりなら、送ってしまうほうが確かです。相手が受け取れる日に合わせておくと、玄関先で持て余させることもありません。
その一言だけでは絞れません。渋みの強い赤を好む人も、渋みの少ない赤を好む人も、同じ言い方をするからです。
手がかりになるのは、開けている場面です。肉や煮込みと一緒に飲んでいるなら、カベルネ・ソーヴィニヨンのような濃いほう。食後にひとりでゆっくり飲んでいるなら、ピノ・ノワールのような軽いほう。どちらも思い当たらないなら、メルローです。
選びます。糖分をためやすい品種は、度数が高くなりやすいとされます。ジンファンデルがその一つです。
甘さのある赤ほど、口当たりで量が進みます。酒に強くない相手へ渡すなら、同じ赤でも軽い品種のほうが、最後まで楽しんでもらえます。
避けるほうが無難です。酒は祝いの席と結びついた飲み物で、受け取る側が扱いに迷います。
故人が好きだったからという理由で選ばれることはありますが、それは相手の家の事情を知っているときの話です。間柄が読めないなら、別のジャンルへ移します。
コルクで閉じたものなら、抜く道具が要ります。ワインをふだん開ける相手なら持っていることが多いのですが、あまり飲まない相手の台所にあるとは限りません。
回して開けられるものもあります。スクリューキャップと呼ばれる形で、道具が要りません。相手がワインを開け慣れていないと分かっているなら、そちらへ。
選ぶ物差しは、ぶどうの品種です。カベルネ・ソーヴィニヨンは渋みも酸味も強く、メルローはタンニンが柔らかい。ピノ・ノワールは渋みが少なく、そのぶん酸が立つ。ジンファンデルは果実の甘みが前に出て、度数が高くなりやすい。
渋みの正体はタンニンで、ぶどうの皮から出ます。ただし苦手の中身は人によって違います。渋みが苦手ならピノ・ノワール、酸が苦手ならそこは外す。どちらか分からないならメルロー、という順で当たります。
品種がラベルから読めるかどうかは、産地で分かれます。カリフォルニアのような新しい産地は、品種を大きく書く。フランスやイタリアの古い産地は、産地名だけのことがあります。渡すときに一言添えたいなら、名前の書いてあるほうが使えます。
ラベルの年号は、ぶどうを収穫した年です。相手が生まれた年や、結婚した年の一本を探すという使い方ができます。ただしそのつもりなら、長く置ける造りのものを扱う店を当たることになります。
そして、そもそも酒を渡してよい相手か。そこを先に確かめてから、濃い酒を飲み慣れている相手なら渋みのしっかりした一本を、あまり飲まない相手ならメルローを。見くらべてみてください。
この記事の更新日