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長く残っている三本のうち、二本が同じシャルドネという品種で造られています。ところが片方はカリフォルニアで樽を効かせたもの、もう片方はフランスのシャブリで、味の方向は正反対です。同じ品種名が並んでいても、産地が違えば別の飲み物になります。
三本目はイタリアのシチリアで、その土地の品種を使った1,815円の一本です。栓が回して開く作りになっていて、道具が要りません。三本とも辛口の系統で、甘口はこの並びに残っていませんでした。
金額はいちばん安いもので1,815円、高いもので2,980円と、幅の狭い分野です。白は冷やして飲むものなので、選ぶ以上に、いつ渡していつ冷やすかのほうが結果を左右します。そこから書きます。
この並びは、品種の名前だけを見て選ぶと外します。三本のうち二本が同じ品種でありながら、飲んだときの印象がまるで違うからです。何がその差を作るのかを見ます。
一本はカリフォルニアで造られたもの、もう一本はフランスのシャブリという土地のものです。どちらもシャルドネという品種の名前が商品名に出ています。品種で選ぶつもりなら、この二本は同じものに見えます。
実際には、飲み比べれば別物だと分かる程度に違います。相手がシャルドネを好むと聞いていても、どちらを渡すかで感想が変わります。品種の名前は、この分野では出発点にしかなりません。
カリフォルニアの一本には、樽風味、新樽と書かれています。木の樽に入れて寝かせると、乳製品や木の実を思わせる香りが乗り、口当たりが丸くなります。飲みごたえのある白を好む相手はこちらです。
シャブリのほうは、樽の香りを付けない造りが知られています。硬質でまっすぐな味わいになり、貝や刺身と合わせる形が一般的です。同じ品種で正反対の顔になるのは、この造りの差によるものです。
イタリアのシチリアで造られた一本は、その土地の品種を使っています。商品名には南の果物を思わせる香りと、辛口であることが書かれています。日本では名前の通っていない品種なので、相手に説明が要ります。
品種の名前で選ばない相手なら、この一本が最も気楽です。産地の名前を出さずに渡せて、飲んだ印象も分かりやすい系統になっています。名前より味の入りやすさで選ぶ相手に向きます。
白は冷えていないと持ち味が出ません。届いた瓶は当然ながら冷えていないので、飲むまでに誰かが冷やす必要があります。ここを考えずに渡すと、その日に飲めません。
注文して届く瓶は常温です。冷蔵庫に入れてから飲める温度になるまで、数時間はかかります。氷水に浸ければ短縮できますが、相手にそこまでさせるのは押しつけになります。
祝いの席で開けてもらうつもりなら、前日までに届けます。当日に届く指定をすると、乾杯の時刻には冷えていません。飲む日が決まっているときほど、届く日を前倒しにします。
自宅で受け取ってから持っていくなら、渡す前に冷やしておけます。集まりに持ち込む場面なら、この形が最も確実です。保冷の袋に入れれば、移動のあいだも温度が保てます。
ただし冷えた瓶は結露します。紙の袋だと濡れて破れるので、その点だけ気をつけます。相手の家で飲む予定がないなら、冷やさずに渡すほうが扱いやすくなります。
樽を使った一本は、冷やしすぎると香りが閉じるとされます。冷蔵庫から出して少し置くくらいがちょうどよくなります。相手がそこまで気にする人かどうかで、伝えるかどうかを決めます。
すっきりした二本は、しっかり冷やして構いません。夏場ならなおさら冷えているほうが向きます。渡すときに温度の話を持ち出すかは、相手のワインとの付き合い方によります。
瓶の中身が同じでも、栓が違えば扱いが変わります。この並びには二通りの栓があり、それぞれ向く相手が違います。量の話もここで押さえます。
イタリアの一本には、金属の蓋を回して開ける作りが使われています。道具が要らず、飲みたいときにその場で開けられます。閉め直せるので、残ったぶんを翌日に回すのも簡単です。
この作りは、たまにしか飲まない家に向きます。安い品に使われる印象を持つ人もいますが、いまは中身と関係なく採用されています。相手が道具を持っているか分からないなら、こちらを選びます。
残る二本はコルクで栓をしてあります。抜くための道具が要り、抜いたあとは元どおりには閉まりません。飲み残したぶんは、別の栓を用意するか、その日のうちに飲むことになります。
改まった席では、コルクを抜く音そのものが場を作ります。相手がワインを飲み慣れているなら、この形が自然です。道具の有無が読めないときだけ、回して開く一本を選びます。
三本とも同じ容量です。グラスに注ぐと六杯から七杯ぶんに当たり、二人で飲めば一晩で空きます。一人で飲むなら、二日か三日に分けることになります。
一人暮らしの相手に渡すなら、飲みきれるかを考えます。回して開く栓なら閉め直せるので、そこは解決します。この分野に小さい瓶は並んでいないので、量を減らす選択肢はありません。
三本しかないので、相手に合わせて細かく選び分けることはできません。それでも向き不向きははっきり分かれます。三つの渡し先を挙げます。
白は魚介と合わせる形が定着しています。刺身や貝を食卓に出す家なら、シャブリの一本が最もはまります。硬質な味わいが、生の魚の甘みを邪魔しません。
相手の食卓に何が並ぶかは、一緒に食事をしたことがあれば見当がつきます。肉が中心の家なら、樽を使った一本のほうが合います。どちらか分からないなら、南の一本にしておけば料理を選びません。
飲みやすさで選ぶなら、イタリアの一本です。値段も軽く、栓も回して開き、味も分かりやすい系統になっています。渡された側が構えずに済みます。
産地や品種の話をしないほうが、この場合は喜ばれます。難しい説明が付いてくると、飲む前から身構えさせてしまいます。冷やして飲んでほしいとだけ伝われば十分です。
シャブリという地名は、ワインを飲む人なら知っています。産地の名前が通っていること自体が、渡すときの説明になります。相手が詳しいほど、この一本の位置が伝わります。
一方で、詳しい相手ほど好みもはっきりしています。相手がふだん何を飲んでいるか分からないなら、名前で押すより飲みやすさで選ぶほうが外しません。詳しさは、外したときの落差も大きくします。
この分野は三本とも2,000円前後で、いちばん安い一本と高い一本の差は1,165円しかありません。金額で迷う場面がないので、選ぶのは中身のほうです。ただし送料の条件が本数で決まるので、そこは計算に入れます。
1,815円のイタリアの一本です。この分野でいちばん軽く、栓も回して開きます。集まりに持ち込む形や、ちょっとした礼として渡す形に収まります。
送料が無料になるのは六本からなので、一本だけだと送料が乗ります。自分のぶんと合わせて頼むか、手近な店で買って渡す形も考えます。金額の軽さを生かすなら、送料をかけないことが前提になります。
2,622円のシャブリです。地名で伝わるので、渡すときに説明が要りません。魚を食べる家や、ワインを飲む相手に向きます。
こちらもよりどりで六本以上そろえると送料が無料になります。他の分野の品と組み合わせて本数を満たす手もあります。一本だけ渡すなら、送料を含めた合計を注文の画面で確かめます。
2,980円の樽を使った一本です。三本から送料が無料になるので、この分野では最も本数の条件がゆるくなっています。三本まとめれば8,940円で、送料はかかりません。
受賞と書かれているので、渡すときの話の種にはなります。ただし賞の名前を前に出すと押しつけになるので、聞かれたら答える程度にとどめます。中身が好みに合うかのほうが、結局は大事になります。
この並びには甘口が残っていません。三本とも辛口の系統で、果実の香りは強くても甘さで飲ませる型ではありません。甘口を探しているなら、別の並びを見ます。
果実の香りが立つ一本なら、南のイタリアのものが近くなります。甘くはありませんが、酸で締める型ではないので、飲みやすさは近い印象になります。それでも甘口とは別物なので、期待させない伝え方にします。
要りません。相手の家にある器で十分に飲めます。専用の器がないと楽しめない、と伝えるのは押しつけになります。
器も一緒に渡したいなら、それは別の贈り物として考えます。瓶に器を添えると荷物が重くなり、置き場所も相手に押しつけます。器は器で渡す機会を分けたほうが、どちらも生きます。
回して開く栓の一本なら大丈夫です。閉め直せるので、二日か三日に分けて飲めます。冷蔵庫に立てて入れておけば場所も取りません。
コルクの二本は、抜いたあと元どおりに閉まりません。一人暮らしの相手や、少量しか飲まない相手に渡すなら、栓の作りを見てから決めます。この一点だけで、飲みきれるかどうかが変わります。
外さないとは言えません。賞は多くの人が選んだ結果であって、目の前の相手の好みとは別物です。渡すときに賞の名前を持ち出すと、押しつけがましくなります。
選ぶときの手がかりとしては使えます。長く売れているうえに賞も付いているなら、大きく外れる可能性は低くなります。決め手にはせず、最後の一押しとして見る程度にとどめます。
温度が上がりすぎると、味が変わることがあります。夏場に送るなら、冷やして届ける便に応じる店を選ぶか、届く日に相手が家にいるかを確かめます。玄関先に長く置かれるのが最も避けたい形です。
手渡しなら、車の中に長く置かないようにします。日の当たる場所に数時間置くだけで、瓶の中は相当な温度になります。持ち歩く時間が長いなら、保冷の袋を使います。
必要はありません。合わせる料理は相手が決めることで、渡す側が指定する話ではありません。魚に合うと言われている、という程度なら添えても構いません。
ただし選ぶときには効きます。相手の家の食卓に何が並ぶか分かっているなら、そこに寄せたほうが飲まれる回数が増えます。伝えるかどうかと、選ぶときに考えるかどうかは別の話です。
品種の名前だけで選ぶと外します。三本のうち二本が同じシャルドネですが、樽を使ったカリフォルニアと、樽を使わないシャブリでは味の方向が正反対です。相手の食卓に魚が並ぶならシャブリ、飲みごたえを求めるならカリフォルニアになります。
そのうえで、冷やす時間を誰が持つかを決めます。届いた瓶は常温なので、飲む日が決まっているなら前日までに届けます。栓の作りも見ておくと、飲みきれない相手にも渡せます。三本とも750mlで、小さい瓶はこの並びにありません。
酒の贈り物をほかにも見くらべたいときは、赤ワイン、泡ならシャンパン、器も探すならワイングラスにそれぞれ別の顔ぶれが並んでいます。
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