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# ソーセージ
朝の食卓に、いつもより少し良いものが並ぶ。ソーセージを贈るというのは、そういう何日かを渡すことです。家に同じものがあっても困らせませんし、好き嫌いの分かれにくい食べ物なので、相手の趣味を細かく知らなくても外しません。
最初の分かれ目は太さです。細いものはそのまま焼いて朝に出せますが、太いものは切り分ける手が要る代わりに、食卓の真ん中に置ける一品になります。
もう一つ、冷蔵で届くか冷凍で届くかでも選ぶものが変わります。冷蔵のものは早めに食べてもらうことになり、冷凍のものは相手の都合に任せられます。相手の冷凍庫にどれだけ空きがありそうかを、思い出しておくところです。
ソーセージは、味を付けたひき肉を皮に詰めたものの総称です。ウインナーもフランクフルトもボロニアも、その中の呼び分けにすぎません。商品名に並ぶ語をいくつか読めるようになると、選ぶ手が早くなります。
いちばん細いのがウインナー、次がフランクフルト、いちばん太いのがボロニアです。もとは詰める皮の違いから来た呼び名で、細いものは羊の腸、中くらいは豚の腸、太いものは牛の腸を使っていました。いまは人が作った皮に詰めたものも多く、その場合は太さのほうで呼び分けます。
太さが変わると、食卓での役割も変わります。細いものは焼いて何本か並べる形、太いものは切り分けて配る形。ボロニアのように太いものは、大きな塊を輪切りにして食べます。人数の多い家なら、切り分ける前提のものが一本あると食卓の中心になります。
塩せきは、塩と発色剤を含んだ液に肉を漬ける工程です。この発色剤を使わずに仕上げたものが無塩せきで、色が淡く仕上がり、日持ちする期間も短くなります。
まぎらわしいのですが、無塩せきと無添加は別の表示です。発色剤を使っていないだけで、肉をつなぐ結着剤や、保存料を使っている商品もあります。素材を気にする相手に渡すなら、無塩せきと書いてあるかどうかで決めずに、原材料の欄まで読んでから選ぶことになります。
日本のメーカーが出せる国際的な競技会は、ドイツ農業協会が開くDLGと、国際食肉産業見本市のIFFAの二つです。パッケージの金メダルは、このどちらかを指していると考えて差し支えありません。
DLGは、外観、切ったときの断面、食感、香り、味の五項目を採点し、すべてで満点を取ったものだけが金です。IFFAは百二十を超える項目を見る減点方式になっています。どちらも好みを競う賞ではなく、狙った品質どおりに仕上がっているかを見る賞です。味の好き嫌いまでは保証しませんが、相手の好みが読めないときの、外れの少なさの目安にはなります。
豚肉のものは脂の甘みが出て、肉汁の多い仕上がりになります。牛肉のものはコクと食べごたえが立ち、鶏肉のものは脂肪分が控えめで、さっぱりと食べられます。
朝食に毎日並べてほしいなら軽いもの、酒の肴として一本ずつ味わってほしいならコクのあるもの。同じ本数でも、相手がどの場面で開けるかで選ぶ肉が変わります。
食べ物を贈るときに困らせるのは、置き場所と期限です。ソーセージはここが商品ごとにはっきり分かれるので、相手の台所を思い浮かべてから選ぶことになります。
冷蔵で届くものは、そのまま冷蔵庫に入れてもらえます。冷凍庫の空きを気にしなくてよい代わりに、期限は先に決まっています。
袋に書かれている期限は、開ける前のものです。開けたあとは日持ちしないので、相手が近いうちに食卓を囲む予定がある、という見込みが立つときに向きます。人の集まる日が決まっている家なら、冷蔵で届くもので問題ありません。
使い切れるかどうか読めないなら、初めから冷凍で届くものを選ぶほうが安全です。期限に追われずに済むので、受け取った側が自分の都合で開けられます。
そのかわり、冷凍庫の空きが要ります。作り置きで埋まっている家に大きな箱が届くと、置き場所に困らせることになります。相手の家族の人数と、普段どれだけ買い置きをする家かを思い出して、大きすぎない箱を選ぶところです。
ソーセージは空気に触れると味が落ちていきます。一袋が大きいと、開けたあとは続けて食卓に出す話になってしまいます。
小分けの袋に分かれているもの、あるいは一本ずつ離して凍らせてあるものなら、要るぶんだけ出して残りは凍ったまま置いておけます。ひとり暮らしや夫婦二人の家に渡すなら、総量よりもこの分け方のほうが効きます。
クール便で届くものは、その日のうちに冷蔵庫か冷凍庫へ入れてもらう必要があります。常温の菓子のように、玄関先に置いてもらって夜に取り込む、という渡し方はできません。
日時の指定ができる商品かどうかは、注文の前に商品ページで読んでおけます。相手が家にいる曜日の見当がつかないなら、送る前に一言伝えておくほうが確実です。何も知らせずに冷凍の箱を送ると、受け取りのところで相手を困らせます。
同じソーセージでも、朝食の皿に載るのか、酒の隣に置かれるのかで、選ぶ太さも味も変わります。相手がどの場面で開けるかを先に決めておくと、迷いが減ります。
朝の支度の途中で焼いて出せる細いものが、家族のいる家ではいちばんよく使われます。皮の薄いものなら小さい子でも噛み切れるので、大人と同じ皿から取り分けられます。
香辛料の強いものや、粗く挽いた肉のものは、大人の口には合っても子どもには残されます。家族で分ける前提なら、味を尖らせないほうが減りが早くなります。
一本ずつゆっくり食べてもらうなら、粗挽きのもの、チーズを練り込んだもの、香辛料を効かせたものというように、味を変えて組んだものが向きます。同じ味が続くより、一本ごとに違うほうが最後まで飽きません。
太めのものを選んでおくと、切り分けて皿に並べる形にもなります。人の集まる家に渡すなら、その場で切って出せるほうが喜ばれます。
多めに渡したくなりますが、ひとりで食べ切る量には限りがあります。冷凍で届いて、小分けになっているものへ。一度に開ける量が小さいほど、最後まで美味しく食べてもらえます。
日時の指定ができるものを選んで、届く日を伝えておけば、受け取りでも困らせません。ひとり暮らしの相手にこそ、送る前の一言が効きます。
好みの分からない相手や、目上の人へ渡すときは、味の判断を人任せにできる目印があると楽です。金メダルの表示があれば、外観から味までを競技会の基準で通った品だと分かるので、選んだ理由をそのまま伝えられます。
肉の種類も手がかりになります。脂の甘い豚のもの、コクの立つ牛のもの、軽い鶏のもの。相手が普段どんな食べ方をしているかに合わせて選べば、贈った理由のある一箱になります。
肉の扱い方が違います。ハムは塊のまま加工したもの、ベーコンは豚のばら肉を塩に漬けて煙をあてたもの。ソーセージは、ひき肉にしてから皮に詰めます。
贈り物として見ると、ソーセージは焼くだけで一品になり、本数があるぶん何回かに分けて出せます。切って盛り付ける形にしたいならハム、料理の材料として使ってほしいならベーコンのほうが向きます。同じ相手に毎年贈るなら、この三つを年ごとに入れ替えるという手もあります。
食べる人数で決まります。ひとりか二人の家なら細いものを小分けで、人の集まる家なら切り分けられる太いものを一本。
どちらの家か決めきれないときは、細いものと太いものが両方入った組み合わせにしておくと、朝食の皿にも、人が集まる日の卓にも当たります。
太さから決めます。細いウインナーは焼いてそのまま朝の皿に出せて、太いフランクフルトやボロニアは噛みごたえが立ち、切り分けて食卓の真ん中に置けます。食べる人数が多いほど、太いものの出番が増えます。
次に、届く温度です。冷蔵で届くものは、近いうちに食卓を囲む予定のある相手へ。冷凍で届くものは相手のペースに任せられますが、冷凍庫の空きが要ります。どちらを選んでも、一袋が大きいと開けたあと続けて出す話になるので、小分けになっているかどうかは総量より先に見ておくところです。
表示の語も味方になります。無塩せきは発色剤を使わずに仕上げたもので、色が淡く、日持ちも短くなります。無添加とは別の表示なので、素材を気にする相手なら原材料の欄まで読んで決めることになります。金メダルが付いていれば、ドイツ農業協会か国際食肉産業見本市の競技会を通った品です。好みが読めない相手には、これが決め手になります。
肉の種類でも方向が変わります。豚は脂が甘く肉汁が多い、牛はコクと食べごたえ、鶏は軽くて脂肪分が控えめ。毎朝の皿に並べてほしいのか、酒の隣で一本ずつ食べてほしいのかで、選ぶ肉が入れ替わります。
小さい子のいる家なら、皮の薄い細いものを小分けで。夫婦二人なら、味を変えて組んだものを冷凍で。人が集まる家なら、切り分けられる太いものを一本。贈る相手の台所と、その家の食卓に何人が座るかを思い浮かべてから、選んでみてください。
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