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ご両親への夏の挨拶は、贈るかどうかから自分で決められます。実家にも義理の実家にも、必ず贈らなければならないという決まりはありません。それでも届ける人が多いのは、離れて暮らしていると、こちらが元気でいると伝える機会がそう多くないからです。
決め手になるのは、この時期が帰省と重なることです。送るのか、帰ったときに持っていくのか。同じものでも、届け方によって選べる範囲が変わります。
もう一つ、受け取るのが2人だけという家が多いことも、選ぶ量を左右します。分ける相手がいないので、多すぎるとそのまま残ります。
海鮮のセットは、丼にする具、焼く切り身、そのままつまむ珍味を組み合わせた形が中心です。品目と数は商品ページに並ぶので、皿数の見当が付きます。北海道の島から送る品や、京都の店が仕立てた西京焼きのように、作り手の顔が出るものもあります。冷凍で届くものが多く、一度に全部開けずに済みます。個包装の珍味は、日を分けて出せます。
ワインは一本で贈る形と、何本かを箱に組んだ形があります。産地と品種が商品ページに書かれていて、同じぶどうでも土地で味が変わります。赤は渋みのもとが多く肉に、白は酸が立ち魚に合わせます。金賞と書かれた品は品評会を通っており、選ぶ手がかりになります。出す温度で香りの立ち方が変わり、白は冷やし、赤は室温に近い温度で開けます。
帰省がまだ先という方が、暑中見舞いとして実家へ贈るのに向いています。洋菓子の詰め合わせは個包装のものが多いので、ご両親のペースで食べてもらえます。クッキーを中心に種類の違う焼き菓子が入るため、二人で好みが分かれていても最後まで食べてもらえます。入っている数は8個ほどから60個近くまであり、ご家族の数によって選べます。8個から60個まで幅があるので、家の人数から選びたいときにうってつけです。
実家に帰る機会が減っている方が、暑中見舞いとして贈るのに向いています。鉢花には贈り主の名前を入れた立札を付けられるので、誰から届いたのかがひと目で分かります。鉢に植わったまま届くため、ご両親が花瓶を出したり活けたりせずに済みます。価格は茎の本数と咲いている輪の数で決まり、3本立ちなら24輪から30輪ほどが目安です。名前が残るので、離れて暮らすご両親へ送る一鉢としてふさわしいです。
豆や木の葉から出すお茶で、湯を注ぐだけで飲めます。カフェインが入らないので、夜でも飲めます。ルイボスは南の木の葉から作り、渋みが出にくくなっています。黒豆茶は炒った豆から出すので、香ばしさが立ちます。100包のようにまとめた袋が中心で、水に入れて出せる品もあります。
離れて暮らすご両親に、夏らしいものを届けたいときの暑中見舞いに人気があります。果物の詰合せは開けた瞬間の彩りがあり、遠くにいても季節が変わったことを伝えられます。入るのは三種から六種ほどで、桃やシャインマスカット、メロンなど、その時期に市場へ出たものがそろいます。八月に近づくと顔ぶれが入れ替わるので、贈る日によって届くものも変わります。夏の便りをそのまま送りたい方にイチオシです。
ビールの飲み比べは、銘柄や醸造所の違う缶を組んで届きます。同じ日に並べると、苦みと香りの差が分かります。世界の品評会で賞を受けた品を組んだ組もあります。缶の本数と大きさが商品ページに出ているので、飲む人数から決められます。冷やしてから出すので、届いた日に冷蔵庫の場所が要ります。
暑さで甘いものが重く感じられる時期のご両親に、ゼリーはうってつけです。冷たくつるりと口に入るので、食が細くなっている相手にも食べてもらえます。みかんや白桃など、中に入っている果物が商品名になっているものが多いため、ご両親の好きな果物から選べます。6個入りから16個入りまであり、食べる量によって選べます。涼しげな見た目のものは暑い盛りに届いても重くならず、実家へ送るのにぴったりです。
観葉植物は葉の形と大きさで印象が変わります。土を使わずに石で植えたハイドロカルチャーの品は、虫が寄りにくく、室内でも扱いやすくなっています。ガジュマルやパキラのように、丈夫で枯れにくい種類が贈り物に選ばれます。大型の鉢は開店の祝いに使われ、届け方も店に相談できます。置く場所の明るさによって、向く種類が違ってきます。
湯を注ぐと色が出て、花や葉の香りが立ちます。眠りを妨げる成分が入らないので、夜でも子どもでも飲めます。ルイボスは渋みが出にくく、カモミールは香りがやわらかく出ます。授乳の時期に向けて組んだ品もあり、使っている草花は商品ページに並びます。ティーバッグの形が中心で、湯を注ぐだけで済みます。
詰合せはハムとウインナーを軸に、ベーコンやミートローフが加わる組み方が多いです。焼いて出す品と切って並べる品が一度にそろうので、食べる人の好みが分かれても一箱で足ります。商品ページに中身の一覧が出ているので、何がいくつ入るかを見てから決められます。作っているのは名の知られたメーカーが多く、箱の格好が付くぶん改まった相手にも向きます。中身の本数が同じでも、部位や太さの組み合わせで印象が変わります。
泡の立つ酒は、栓を開ける音と注ぐところがそのまま場の合図になります。一言添えなくても祝いの品だと分かるので、渡す場面で言葉に困りません。あまり飲まない人でも一口だけ付き合えるところも、人の集まる場に向きます。甘口か辛口かで合う料理が変わるので、食卓の中身が分かっていれば寄せられます。
暑さで食が進まないご両親に、口当たりのよいものを届けたいときに選ばれます。アイスは暑い盛りにいちばん求められるもので、暑中見舞いとして実家へ贈るのにもぴったりです。味を何種類か詰めたものなら、ご両親の好みが分かれていても選んでもらえます。6個入りから24個入りまであり、ご両親の食べる量によって選べます。口当たりが軽いので、暑い日でも重くならず二人にちょうどよいです。
麺類の詰合せは、うどんとそうめんを組んだ形が中心です。温かくも冷たくも食べられるので、季節を選ばずに渡せます。稲庭うどんのように、細く平たく延ばした麺は口当たりが軽くなります。乾麺は常温で置け、日持ちも長めです。つゆの付く組と、麺だけの組があります。
赤ばかりを何本か箱で組んであり、続けて開けて比べられます。好みが赤に決まっている相手なら、白が余りません。渋みのもとはぶどうの皮と種から出るので、色の濃い品ほど口に残ります。金賞を受けた品を混ぜた組は、外れの少ない組み方になっています。届いてすぐより、数日置いてから開けたほうが味が落ち着きます。
普段は自分で買わないものをご両親へ届けたいときに重宝します。アイスの詰め合わせは店の名前が入った品がほとんどで、暑中見舞いとして実家へ贈れば少し贅沢な冷たさになります。味の違うものが何種類も入るので、ご両親の好みが分かれていても選んでもらえます。8個入りから36個入りまであり、食べる量によって選べます。入数の多いものは来客が続いても足り、暑い盛りの家にちょうどよいです。
エビは生で食べられるものと、火を通す前提のものが並びます。刺身用と書かれた品は解かしてそのまま切れます。剥きエビは背わたを取ってあるので、袋から出して炒め物にすぐ使えます。伊勢海老のように殻ごと焼く品は、半分に切った形でも売られています。尾数と重さの組み合わせから、一尾の大きさが分かります。
六本から十二本が箱で届き、続けて開ければ違いが分かります。本数で値が決まるので、出す額を先に決めてから中身を選べます。産地や造り方の違う瓶が入り、続けて開ければ違いが分かります。瓶の中で二度目の発酵をさせたカバは、泡が細かく残ります。金賞を受けた品だけを集めた組なら、一本ずつ選ぶ手間が省けます。
ホタテは貝柱だけを取り出した形で届く品が中心です。殻を開ける手間が要らず、刺身用と書かれたものはそのまま切って出せます。北海道産が多く、中型から特大まで大きさを選べます。乾かした干し貝柱は常温で置け、だしを取る使い方もできます。冷凍のものは半分ほど解けたところで切ると形が保てます。
暑さで台所に立つのがおっくうになる時期、茹でるだけで食卓が整うそうめんは実家への暑中見舞いとして喜ばれます。50グラムずつ束にしてあり、詰め合わせは15束から30束ほど入ります。揖保乃糸や三輪といった産地の名前がそのまま商品名になっていて、土地から選ぶ楽しさもあります。手延べのものは細くてもこしが残り、暑い時期に冷やして出すのにちょうどよいです。
暑中見舞いの時期は、夏休みの帰省とちょうど重なります。先にどちらで渡すかを決めると、選ぶ範囲がはっきりします。
宅配で届くと、ご両親は受け取りのために家にいる必要があります。帰る予定があるなら、その日に持参するほうが、受け取る側の予定を縛りません。
持参なら冷たいものを迷わず選べます。アイスクリームやシャーベットの詰め合わせは、家に着いてすぐ冷凍庫へ入れられるので、溶ける心配をしなくて済みます。
玄関で渡すより、部屋に上がって挨拶を済ませてから出すのが順序です。義理の実家であればなおさらで、まず言葉を交わしてから品を出す順番になります。
袋のまま渡さず、袋から出して両手で渡すのが基本の形です。紙袋は持ち帰るのが本来ですが、持ち帰りにくい大きさなら、ひと言添えてその場に置いても失礼になりません。
帰省の予定がないときは配送になります。夏場は不在で持ち帰りになると、生ものが傷むこともあるので、届く日を先に伝えておくほうが確実です。再配達の手続きは受け取る側がすることになるので、一度で受け取れる日に合わせておくと、その手間をかけさせずに済みます。
留守にしがちな家なら、時間帯の指定ができる店だと確実です。冷たい状態で届くものほど、受け取れる時間を先に確かめておく必要があります。
同じ夏に両方を渡すこともあります。手土産は訪ねた日にその場で出すもの、暑中見舞いは季節の挨拶として贈るもので、別のものとして扱われます。結婚して間もない時期や泊まりがけで帰るときは、手土産のほうを用意しておくのが一般的です。
重なって困る組み合わせではありませんが、どちらも食べ物にすると、冷蔵庫が一度に埋まります。片方をその日に食べきれるものにしておくと、量で困らせません。
ご両親の家は、受け取るのが2人だけという場合が多くなります。分ける相手がいないぶん、量が合わないとそのまま残ります。
家族の多い家を想定した詰め合わせは、2人だと食べ終わるまでに時間がかかります。おいしいうちに食べきれず、後半は義務のようになってしまいます。
同じ金額を出すなら、量を増やすより、少ない量で質を上げるほうが2人暮らしには合います。1回に食べる量が少なくても、最後までおいしい状態で終われるからです。
まとめて封を切る形だと、開けた日から風味が落ちていきます。個別に包まれた洋菓子の詰め合わせや、一つずつ分かれたゼリーなら、食べたいときに一つ取れます。
冷凍で届くアイスクリームやシャーベットも、一つずつ分かれている形なら同じように扱えます。ただし届いた日に入れる場所が要るので、送るなら冷凍庫の空きを先に聞いておくほうが確実です。
2人暮らしの冷蔵庫は、大きくないことも多くあります。魚介の詰め合わせやエビ、ホタテのように冷凍で届くものは、届いた時点で場所を空けさせます。
常温で置けるものなら、その心配がありません。そうめんや麺類の詰め合わせ、ハムやソーセージの詰め合わせは、届いてから食べるまでの間を家の都合で決められます。
量が多いことが分かっていても選びたいときは、日持ちの長いものにします。乾いた麺や、封を切らなければ変わらないものなら、夏のあいだかけて減らしていけます。
生の果物は逆で、届いた日から日数が限られます。フルーツの詰め合わせなら、味より先にすぐに食べきれる量かどうかが判断の材料になります。桃やメロンのように追熟して食べごろが動くものは、いつ食べるかの判断まで相手に渡すことになります。
夏の贈り物には、季節の挨拶である暑中見舞いのほかに、お中元があります。お中元も実家や義理の実家へ毎年贈らなければならないものではありませんが、一度始めると、やめ方が分からなくなります。
急に何も届かなくなると、受け取る側は理由を考えます。体調を崩したのか、こちらに何かあったのか。品を贈るのをやめるなら、暑中見舞いの挨拶状に切り替えると、途切れた形になりません。
お中元にはもともと、こちらが無事でいると伝える意味があります。その役目は挨拶状だけでも果たせます。
一度に切り替えるのが気になるなら、贈るものを段々と軽くしていく方法があります。何年かかけて下げていき、最後に挨拶状だけにすると、変化が急に見えません。
どちらの家にも贈っているなら、片方だけ先に軽くするのは避けます。両方を同じ調子で動かすほうが、家どうしで比べられたときに差が出ません。
義理の実家へは、結婚してはじめて迎える夏に一度贈っておくと、その後のやり取りが決めやすくなります。最初に何もしないと、翌年から始めるきっかけがつかみにくくなります。
一度贈っておけば、次の年から挨拶状に切り替える形も取れます。始めるかどうかより、続け方を先に決めておくほうが後が楽です。
暑中見舞いののしは「暑中御見舞」が基本で、目上には「暑中御伺い」を使います。実の親であれば「暑中御見舞」で不自然になりません。
義理の実家へ改まって贈るなら「暑中御伺い」に寄せる手もあります。どちらでも失礼にはならないので、義理の実家がふだんどれくらい改まったやり取りをする家かで決めます。水引は紅白の蝶結びです。
夏の盛りに届くので、暑さがそのまま条件になります。食欲が落ちる、台所に立つのがつらい、水分をとる回数が増える。年齢が上がるほど、この三つがはっきり出てきます。
暑さが続くと、食事の量そのものが減ります。そうめんのように喉を通りやすい麺や、冷やして出せるゼリーは、食が細くなる時期でも手が伸びます。
アイスクリームやシャーベットの詰め合わせも、暑い時期の贈り物として長く選ばれてきました。ただし溶ける心配があるので、送るなら受け取れる時間が読める家に限られます。
暑い時期にコンロの前へ立つのは、それ自体が負担です。ハムやソーセージの詰め合わせのように切れば出せるもの、魚介の詰め合わせのように焼くだけで一品になるものは、その時間を短くします。
エビやホタテのように下ごしらえの要らない形なら、なおさら手数が減ります。食卓に出すまでの手順が少ないものが、この時期には向きます。
夏は飲みものの減りが早くなります。ハーブティーや植物茶のように湯を注ぐだけのものは、冷やして麦茶のように飲むこともできます。
お酒を召し上がるご両親なら、冷やして飲む種類に寄せます。ビールの飲み比べや、白ワイン、スパークリングは夏の食卓にそのまま出せます。飲まない家なら、お酒そのものが候補から外れます。
鉢に植わった花や観葉植物は、届いた日から水やりが始まります。旅行や帰省で家を空けることの多い家だと、その世話が負担になります。
夏は水が乾くのも早くなります。花で伝えたいなら、置くだけで手のかからないものに絞るほうが、ご両親を煩わせません。
結婚していると、差出人をどうするかで意味合いが動きます。実家と義理の実家の両方があるぶん、決めておくと毎年迷いません。
夫婦の名前を並べて書くと、個人ではなく家からの挨拶になります。義理の実家へは、連名のほうが角が立ちません。
自分の実家へも同じ形にしておくと、両方の家で扱いが揃います。片方だけ個人名にすると、家によって扱いを変えているように見えてしまいます。
自分の親であれば、個人の名前だけでも構えた感じになりません。ふだんのやり取りに近い形なので、受け取る側も気楽です。
ただし義理の実家へ連名で贈っているなら、実家だけ個人名にする理由を聞かれることがあります。そろえておくほうが説明が要りません。
子どもがいる家なら、孫の名前を添えることもできます。ご両親にとっては、その一行があるだけで受け取り方が変わります。
孫の名前を一行入れるほうが、品を大きくするより喜ばれることがあります。中身より、誰から届いたかのほうが記憶に残るからです。子どもが字を書ける年齢なら、カードに一行だけ書かせて同封する形も取れます。
店から直接届けてもらう場合、荷札に店の名前しか出ないことがあります。届いたご両親が、誰からの品か分からないまま箱を開けることになります。
注文の前に、贈り主の名前を入れられるかを確認してみてください。カードを添えられる店なら、一行でも書いておくと届き方が変わります。
贈らない家は珍しくありません。実家にも義理の実家にも、毎年の決まりごとにしている家と、していない家があります。
離れて暮らしていて会う機会が少ないなら、挨拶状だけでも役目は果たします。無事でいると伝えるのが、もともとの意味だからです。
帰る予定があるなら、その日に持っていくほうが受け取りの手間をかけません。送るのと持参するのを両方やる必要はありません。
帰省が立秋(8月7日ごろ)より後になるなら、持っていくものは残暑見舞いという扱いになります。のしを掛けるなら表書きを合わせます。
親どうしが顔を合わせる家だと、届いたものの話が出ることがあります。同じ調子にしておくのがいちばん簡単で、片方だけ厚くすると、その差のほうが記憶に残ります。
家ごとに好みを変えるなら、中身が違っても構いません。そろえるのは値段の水準で、品物そのものではありません。
受け取れる時間が読めるなら選べます。日中に家を空けることが多いご両親だと、不在で持ち帰りになり、そのぶん状態が落ちます。
届く日と時間帯を指定できる店にして、先に伝えておくと確実です。読めないときは、常温で置けるもののほうが安全です。
暑中見舞いなら「暑中御見舞」、立秋を過ぎたら「残暑御見舞」です。改まって贈るなら「暑中御伺い」「残暑御伺い」に寄せます。水引は紅白の蝶結びを使います。
贈るかどうかに決まりが無いぶん、続けるつもりがあるかどうかを先に決めておくと、翌年から迷いません。
選ぶ範囲をいちばん動かすのは、帰省と重なる時期だということです。帰る予定があるなら持参するほうが受け取りの手間をかけませんし、溶ける心配のあるものも選べるようになります。送るなら、届く日を先に伝えておくと受け取りそこねません。
受け取るのが2人だけなら、量がそのまま残ります。大きな詰め合わせより、一つずつ包まれたものや、常温で置けるものに寄せると、食べきる速さをご両親の側で決められます。
帰省して手渡すなら、冷凍庫へ直行できるアイスクリームやシャーベットの詰め合わせを。送るなら、そうめんや麺類の詰め合わせ、ハムやソーセージの詰め合わせのように常温で置けるものが安心です。 お中元をやめたい年は、贈り物をせず挨拶状だけにしても、伝わるものは変わりません。
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